
マルチマチック専用のATFであるHMMFが届いた。
今回もヤフオクで購入。3700円+送料800円=合計4500円。
これがディーラーで買うと、定価で5800円ほどしたりする。
今回、ヤフオクで購入したHMMFは製造日と思える数字が120727となっていて、2012年7月27日ではないだろうか、十分に新しいと思う。
さて、これをどこで交換するか。
これまで10年ほど、私の愛車EKシビックを診てもらっていた車屋は今年から移転してバイク専門店になってしまったので。
それでも、電話車のオイル交換もするし、車検もすると言ってたけど、車を持ち上げるリフトが無いから。
車検をしてもらう予定のオートバックスなどは、エンジンオイルは持ち込みで交換もしてくれるけど、
ATFは持ち込みはお断りなんだ。それは「責任上」と言ってた。
ホンダ純正のマルチマチック専用のオイルだと言ってもダメ。「ディーラーでしてください」となる。
確かにATFは何年も交換してない場合、新しいオイルに替えただけで、調子が悪くなったりする事もあるらしいから。
これまで、私のEKシビックは、マルチマチックのオイルは
年に1回は必ず交換してきた。
かつては年間2万キロを走っていたが、現在では1年で2000キロも行かない。
それでもマルチマチックのオイルは交換しておきたい。それは長く交換してないマルチマチックが発進時にガタガタと振動を伴うジャダーの発生が多いからだ。
ディーラーの代車の初期のフィットやロゴなどでも発生していた。
私のEKシビックは、マルチマチックの初代だし、しかも1995年の9月に登場して、間もなく買ってる。(納車は12月6日) それが17年経った現在に至るまで、一切のジャダーなど無く、大変スムーズなのは、頻繁にATFを交換して来たからだとディーラーも見解を持ってる。
このいい状態を維持したいから、走ってなくても、年に1度は交換しておいてやりたい。
そのHMMFの交換は、これまでディーラー(後に独立した車屋)任せだったが、もしかして特別な事をしてるのか。
その工賃は2600円~3200円と、過去の明細を調べると、随分ばらつきがある。オイルを持ち込みか否かでも違ってるみたいな。それにしても高いな。
それで
「HMMFの交換方法」で検索してみると、「スタートクラッチの新油馴染ませ」とか出てくる。
単純に入れ替えるだけではダメだとか書かれてる事が多い。
1. HMMFを交換する。
2. 前後輪に輪止めをする。
3. アクセル全開ストール3秒によるスタートクラッチの新油馴染ませを行う。
4. 再度、HMMF交換する
5. 再度、アクセル全開ストール3秒によるスタートクラッチの新油馴染ませを行う。
6. 走行テストをして、スタートクラッチ・フィードバックメモリの学習を行う。
7. HMMF量の及びスタートクラッチの接続状態を確認する。
上記の「スタートクラッチの新油馴染ませ」とは以下の手順らしい。
スタートクラッチ表面に付着の古いフルードを飛ばし、新しいHMMFを染み込ませる作業。
1度目:Dレンジ全開ストール 3秒保持、その後 Nレンジ 3000RPMで20秒保持
2度目:Dレンジ全開ストール 3秒保持、その後 Nレンジ 3000RPMで20秒保持
3度目:Rレンジ全開ストール 3秒保持、その後 Nレンジ 3000RPMで20秒保持
4度目:Dレンジ全開ストール 3秒保持、その後 Nレンジ 3000RPMで20秒保持
5度目:Dレンジ全開ストール 3秒保持、その後 Nレンジ 3000RPMで20秒保持
6度目:Rレンジ全開ストール 3秒保持、その後 Nレンジ 3000RPMで20秒保持
エンジンを止めて20分間放置する。(HMMF添加成分が定着する必要時間)
また「スタートクラッチ・フィードバックメモリの学習手順」とは以下の手順らしい。
1.暖機運転をする。(ラジエータファンが2回作動するまで)
2.エアコンなどの電気負荷をかけない状態にする。(フィットはヘッドライトを点灯する)
3.平坦路、車速60km/hで5秒間以上アクセルを離して、減速する。
(何度か繰り返すと精度が上がる。)
以上のような事をしてると、えらい時間を取られる。それで工賃が高いのか。
はたして、これまでこんなHMMFの交換手順をしてきたのか。いや、上記の方法だと、オイルは2回も交換するから、規定量×2必要になるはず。
それで、これまで私のEKシビックを診てもらってた、今年からバイク専門店になったショップへ聞いてみたらいいのだけど、間もなく車検を控えて、他へ依頼するからというのもイヤらしいので聞けず、そこが独立する元のディーラー(店主の親や親族が経営する店)へ電話して聞いてみた。
そこでは、パーツの購入だけは近年までよくしていたから。
そしたら、上記のような手順は、
ジャダーが発生したフィットの場合の対策法で、
通常はHMMFは下から抜いて、上から新しいオイルを入れるだけだと言う。
ホンマかいな。もう一店、別のディーラーへ聞いてみた。
そこはというと、一度だけ、2001年に初代のHDDナビが登場した時に、ここで取り付けをしてもらってる。ところが配線はゴチャゴチャで、別売りのフィルムアンテナで施工してもらったら、見事なまでの空気の入った水玉模様で、あまりに見っともないから、結局、自分で張り替えたりして、以来、11年間一度も行ってない。
にもかかわらず、こちらの名前を告げたわけでもないのに、かけた携帯電話の番号から記録が出て来たのか、私の車の車種やナンバーまで読み上げられ、前述のような新油馴染ませは、フィットの例で、
EKシビックには適用されないと言う。
やはり、
HMMFの交換は下から抜いて、上から入れるだけらしい。
それなのに、工賃は3200円台(末尾の細かいところは忘れた)と高い。
そんなんだったら、自分で交換してもいい。けど、車を持ち上げないと下に入れないし、廃油の処理も面倒だ。
しかし、頼もうにも、前者のディーラーも後者のディーラーも、共に
リフトが車高の低い車には対応出来ないらしい。
路面と完全にフラットなリフトではないようだ。
前述のディーラーの本店の工場のリフトがそうだと、そこと、後に独立して、私の車を診てくれてた店を行き来してた整備士が、私のシビックは無理ではないかと言っていた。
私のシビックはそんなに極端に低いわけでも無く、ちゃんと車検にも通るけど、確かにマッドガードの先端が路面から5cmしかない。
そのマッドガードはオリジナルの黒のものを塗装屋でボディー同色に塗ってもらってるのだ。
実際、2年前の前回の車検時に、陸運局の検査場で、何やらせり上がって来たものにマッドガードを当てたとかで、傷だらけにされてしまい、作り直してる。
前述の整備士は本店の工場は汚く、オイルジョッキなんかゴミが入ってても平気でオイルを入れて、車に注いでるって言ってたから、もうそうなってくると、何を信頼していいのか。
近所にもリフトはある。歩いて5分ほどで行けるところにある板金塗装屋だ。
そこで2006年の事故の時も修理してもらってるし、ルーフやボンネット、フェンダーなどの塗装もしてもらってる。マッドガードも。
そこも車検はやってるらしいので、車検直前に持って行くのはイヤらしいけど、車検後にATF交換をしてもらおうかと。
但し、そこもあまり綺麗とは言えないので、特にオイルジョッキが心配。
それで、HMMFもオイルジョッキも持ち込みでしようかと、ロングノズルのオイルジョッキも買った。1000円。
これは久々に楽天で買ってる。送料がかかるから、一緒にエアコンフィルターも買った。
これも、かつては必ず毎年交換していたけど、もう2年交換してないから、この際、ついでに。
これは2750円。
なお、私のEKシビックを新車で買ったディーラーは、買ってもらう時だけ愛想がよく、その後のサービスが不満で、特に横柄な態度の店長なのか、そこのオカン、つまりオバさんに頭に来て、3年ほどで縁を切った。
このようにホンダのディーラーは地元の親族経営の車屋の場合が多く、トヨタなどの統一されたサービスの1つの販売会社では無い。
私がその後、長く見てもらってたディーラーも、経営者の一族の名前が付いていたけど、今回、電話したらホンダカーズなんたらと名称が変わっていた。
ホンダの販売店も、そうしてイメージを一新しようとしてるのだろうか。
ホンダ車の事を一番よく知ってる(情報を得てる)のは、やはりディーラーの筈で、私もどこか信頼のおける、特に整備面で安心して任せる事が出来るディーラーと付き合いたいけど、やはり「新車を売る」事が最優先で、他所で買った車を親身になって診てくれるようなところはないのだろうか。
10年ほどかかっていた店では、そこがディーラーだった頃から通じて、十分に車1台分のお金を整備で落としていたんだけど。