晴れ。夕方から少し雲が多くなったが、穏やかな天気だった。
朝、7時過ぎに起きて、トイレへ行くと、便器に派手にウンチが擦り落ちた跡。
私が寝てる間に、認知症の母がウンチをしたようだ。ずっとトイレの戸の警報音が鳴るようにしていたのに、寝ていて気付かなかったようだ。
いつものように前方から滑って行った跡と、それとは別に、向かって左側面に、かなり上の方から擦り落ちた跡も。
どうしたら、こういう事になるのか。極端な斜め座りか、長大なウンチが出て、横倒しになったのか。
どうせ、ウォシュレットでお尻を洗ってないだろうし、手も洗ってないだろう。
母が触ったと思えるところをアルコールティッシュで拭いて回る。それから布団の上に座ってテレビを見ていた母の右手の指を検査。念の為、アルコールティッシュで拭いておく。
それから洗面所へ連れて行き、洗剤で入念に手洗いさせて、トイレに入らせ、ウォシュレットでお尻を洗う。
トイレから出たら、また手を洗剤で洗わせる。
この後、暖めたスポーツドリンクを飲ませて、もうしばらく布団の中に入っていてもらう。
私はその間に、外で盆栽などへの水やり。今日は孔雀サボテンやデンドロデュームにハイポネックスの2000倍を潅水しておく。
それから朝食の支度。朝は種無し柿2個を剥く。
相変わらず、
母は風邪気味なのか、時々、咳込み、鼻水などがよく出るようだ。
しかし、自分で鼻をかむ事はしないから、定期的に私がティッシュを渡してかませる。ズルズルとよく出るみたい。
医者からもらった薬は4日分で、まるで効いていない。もっとも、家でいると、昼食は取らないので、1日3回の食後が2回になってしまう。ディサービスへは薬を持って行って、昼食後に飲ませてもらってるのだが。
今日は日差しがあって、穏やかに晴れてるので、朝食後、急きょ、
母の布団を干す事に。
既に時間は11時前だったけど。
今の母は、布団を干していても、あまり気にしないようだ。今年の前半頃までは、部屋の縁側の外に布団が干してあるのが目に入ると、気になって仕方なかったのだが。
つまり「陽に当てると痛む」とか言って、干して30分としないうちに取り入れようとする。
だから、母がいない時しか干せなかった。今は、極力、縁側から見えないように端の方に干してるけど、目に止まらないのかどうか。
母の頭のほうは、ぼ~としてテレビを見てるだけの日もあれば、妙に活性化して、ゴソゴソとしてる事もある。ぼ~としてる方が、扱い易いのだが。
今日などは、その「活性化」してるほうだろうか。
鼻をかんだティッシュをゴミ箱に捨ててあるのだが、
その
ゴミ箱から紙を引っ張りだして、広げて重ねて行ってる。
再利用しようというのか。すぐに取り上げて捨てる。母の部屋のゴミ箱を空にしておく。
次は、母の部屋にあったメモ帳。かつてはテレビを見て、通販などの商品や電話番号をメモしておくのに、「書くもん」と探し回る事があったので、そうしたメモ帳を与えていたのだが、今はそれもなく、
ただその
メモ帳のページを次々と破って、バラバラにしてる。
同様にティッシュを次々と引っ張りだして、重ねておく事もある。
さらに、引き出しにしまってある、洗濯済みの
パジャマを引っ張り出して来て、完全に裏向けにしてる。
室内履きのスリッパを和室に入れて、自分の座椅子の横に無造作に片側が裏向けになって置いてあった。
かと思うと、いつの間にか、
トイレのスリッパで部屋を歩いてるではないか。
母の和室を出たところの板の間は常にスリッパなのだが、そこをトイレのスリッパで歩いてるのだ。
このトイレのスリッパで頻繁に、自分がこぼしたオシッコを踏んでるというのに。
怒って、スリッパはトイレに戻し、歩いたところをクイックルワイパーで拭く。
和室の出口に室内履きのスリッパが無くなってるから、そのまま素足でトイレまで行き、トイレのスリッパを履いてオシッコして、今度、トイレから出ようとしたら、室内履きのスリッパがないので、そのままトイレのスリッパで出て来たのだろう。
和室に入れていた室内履きのスリッパを入り口の外に戻そうとすると、片方が無い。
今、母がタンスの引き出しを閉めた瞬間を見たので、開けてみると、案の定、
スリッパを引き出しの下着の上に乗せてある。この室内履きのスリッパでトイレに入る事も多いのに。
日中、母の部屋は日差しが入って暖かいが、夕方になると、ひんやりしてくる。そのせいか、早々と自分で布団を敷こうとするのだ。
勿論、まともには敷けない。掛け布団だけ敷いて、その上に寝て、毛布をかけていたり。
ところが、今日は、その掛け布団を出して来て、
シーツを剥がそうとして、クシャクシャにしてる。
シーツはほとんど剥がされていて、それが布団に絡みついたような状態で、元に戻すのに苦労した。
せっかく、今日は布団を干して叩いたのに、畳の上で引きずり回して。
枕も、なぜか枕カバーを外す事が多い。
布団を押入れに戻しても、また出してくるだろうから、私が全部の敷いておく。
母は服のまま布団に入って、テレビを見ていたようだ。
私はその間に夕食の支度をする。
その間も、トイレもドアを開けると警報音が鳴るようにしている。常に注意してないと、オシッコでも便座に浅く座って、全部前にこぼしてしまう。床が濡れるだけで無く、オムツパンツの中にするようなものなので、パンツもズボン下も濡らしてしまう。
だから、母がトイレに入ったら、飛んで行って、「もっと後ろに座れ」とうるさく言って、座り直させないといけない。
ともかく、
目が離せないのだ。
夕食は水餃子。冷凍物で15個入り。これの2セットで487円。1食分が243.5円だ。
これは鍋で4~5分炊くだけなので、フライパンを使うのより楽?これにぽん酢をかけておく。
焼きナスも冷凍物。焼いて、皮を剥いて、冷凍にしてある。278円と高めだが、手軽。レンジでチンする。私はこれが好きだ。汁物のつゆの原液をかけておく。
汁物はマイタケ、エノキ、豆腐、ほうれん草だが、もうほうれん草が少ししかないので、それは全て母に入れて、一緒に炊いたモヤシを私のほうへ。
母はモヤシは食べたがらないから。
母は水餃子の皮を箸でむいて、中身だけを食べようとする。
またナスはそのままかじればいいものを、
「頭が付いてる」とか言って、箸で切ろうとする。
仕方ないので、包丁でヘタの部分を切り落としておく。
それらは何とか食べたけど、なかなか箸が進まないのは、汁物の具。マイタケも豆腐もほうれん草も食べたくない。
それを「食べろ」「食べんかい」とうるさく言って、なんとか全て、食べさせる。
夕食後、母に歯磨きさせて、トイレへ行かせて、パジャマに着替えさせて、鼻をかませて、手にジェルを塗って伸ばさせる。
これらの措置で、小一時間はかかってしまう。着替えるのもモタモタしてなかなかだし、手のジェルを延ばすのだって、指先だけでチョコチョコやって、ずっと付き合ってる私の方が、いい加減、頭に来る。