
7日に近所の板金塗装屋さんで愛車のEKシビックをリフトアップしてもらい、HMMFを下抜きで交換した。
3.5L ほどが抜けて、後はポタッポタッなので、そこまでにして、新しいHMMFを同じ3.5L入れて、エンジンをかけて、シフトレバーを操作して、オイルを必要箇所に行き渡らせてから、エンジンを止めてオイルゲージで見ると、まだまだ下だったので、少しずつ追加してはゲージで確認した。
最終的に4L 缶全部を入れたのに、まだレベルゲージの指定範囲の下限ほどだった。
ところが、翌日にみると、ゲージの上限より1cm以上も上になってるので、やはりオイルが多過ぎると思って、
オイル差しの先にチューブを付けたもので、450ccほど抜いた。

それでゲージの指定範囲の中央当たりになった。
ところが、エンジンをかけて暖気し、止めて数分後に見ると、今度はゲージの指定範囲の下限より1cmほども低いではないか。
今度はオイルを抜き過ぎた?
結局、
レベルゲージで計るタイミングが問題で、ディーラー3件に聞いてみると、エンジンをかけて暖気し、止めて間もなく(1分~数分か?)に計って、指定範囲内であればいいという事らしい。
エンジンを止めて、半日以上放置して、オイルが全て下がってからだと、多くなるのは仕方ないようだ。
実際、これまで愛車をガレージで、エンジンを始動する前に計ってみて、いつも「ちょっと多いのでは」と感じていた。
これまではそうして、エンジンを止めて、放置した後に計るものだと思っていたから。
そしてオイル交換はディーラーなどの車屋に任せてたから。
つまり、現在の愛車のHMMFは、7日の交換後の状態でよくて、翌日に私が抜いた結果、少し足らなくなってしまってるようだ。
それで、新たに4Lの缶を購入したものの、そこから500cc程を入れて、残りは捨てる?
それだったら、
もう1回、HMMF全量を交換してやろうとなった。
また板金塗装屋さんで下抜きしてもいいが、料金がかかるし、オートバックスで車検の時にエンジンオイルを交換した結果、こちらもレベルケージの指定範囲より5mmほども上で、エンジンオイルも抜きたい。(エンジンオイルのほうは、エンジン停止直後と放置後でそんなに変わらない。)
この為、Amazonで評価の高い
手動式のオイルチェンジャーを購入した。2450円。
ところが、この商品は沖縄のショップが販売してる。
9日の日曜日に発注して、発送されたのは火曜日の11日。沖縄からの発送では、いったいいつになったら届くのか。
そう思っていたら、ヤマト運輸の航空便で、11日(火)発送の13日(木)の午前中に到着した。送料は600円で!
当地への配達は、いつも午前11時半頃になるので、届いてすぐに中身を取り出した。
荷物はこの製品の箱に直接伝票を貼って送られてきた。
これは外国製で、何の解説書も入っておらず、箱に英字で説明されてるだけ。
タンクの上部にピストンを差し込む。ネジでもなく、ただゴムのキャップに差し込むだけ。
このピストンを上下して、タンク内を負圧にして、それによってチューブの先からオイルを吸い出すというもの。
ピストンも、そのハンドルだけを持って動かせば、スポッと元から抜けてしまう。だから、ピストンの下部の筒を片手で持った状態で、もう一方の手でハンドルを握ってピストン運動させなければならない。
吸引するチューブが付いたキャップも、ただはめ込むだけ。これとは別に蓋もついてる。また筒状のロートもついてる。いずれもゴムの口に差し込むだけ。
さっそく、HMMFを抜きにかかった。
さて、ここで、エンジンをかけて、
暖気してから抜くべきか。
それとも、昨日からエンジンは止めたままで、冷えて、オイルが全て
オイルパンに下がった状態から抜くべきか。
エンジンをかけて、マルチマチックが動作すると、オイルは500ccほど上に上がってしまう。
それだったら、より多くのオイルを抜くには、エンジンをかける前に吸い出したほうがいいだろうと。
HMMFのレベルゲージを抜いて、その穴にオイルチェンジャーの吸引チューブを挿入する。すぐに底と思われる箇所に当たって止まる。
この状態でピストンを動かすと、HMMFが抜けて来た。が、Amazonでの商品の肩書きにあるように、4L/分って事はないだろう。
ピストンを懸命に動かしても、吸い出されて来る時間当たりの量はしれてる。
私の感覚では、1リットル抜くのに5分か、もっとかかってる。計ったわけではないけど、なかなか抜けなかった。
後で考えると、暖気して、オイルが暖まったら、もっと早くなるかもとか、もしかして、チューブの先端がオイルパンの底にピッタリと付いてたから、吸い出しにくかったのかと思うけど。
オイルチェンジャーの丸いタンクには、不等間隔で横に隆起した線が入っていて、おそらくこれが1L単位なのだと思う。これを目安に抜いた量を見てる。
はたしてこのまま、吸い出せるだけ吸い出していいものかどうか。
つまり、
全量を抜くべきか。
EKシビックのマルチマチックのオイル量は3.9Lと解説書に書かれていて、4L缶で足らない筈は無い。
ところが、7日に板金塗装屋さんで抜いたのは3.5Lほどで、新しい4L缶全部を入れて、なおかつレベルケージの指定範囲の下限ほどだった。
もし、このオイルチェンジャーで4Lかそれ以上抜けたとしたら、新しい4L缶でも「足らない」って事にはならないだろうか。
もしそんな事になったら、またまた4L缶を買わないといけない。
そんな心配が頭をよぎった。それを考えれば、エンジンをかけて、機構が必要とするオイルを予め上に上げておくべきだったかも。
結局、オイルチェンジャーのタンクの目盛りの目測で、3.5Lと少しほどを抜いて、止めた。
(感覚的には3.75L位を抜いたつもり)
その後、ロングノズルのオイルジョッキで新しいHMMFを注入する。
ここでも気になる事が。オイルジョッキは7日に新しいHMMFを入れて、それを全て車に注ぎ込んで、すぐに袋に入れて、そのままにしてた。
けど、オイルジョッキの中には、何かこげ茶色っぽいポツンとしたものが入っていた。ゴミか? オイルの中の凝固物?
蛇腹のノズルも、そのヒダヒダの中にまだオイルが残ってる。
こうしたジョッキの中はどうするのか。新品で届いた時も、中に多少はホコリが入ってるのではと思い、古くなった食器洗いのスポンジと中性洗剤で洗って、毛羽立ちが少ないマイクロファイバークロスで水滴を拭き取っておいた。
蛇腹の中にも水滴が残るので、何度も振り回して、なおかつコンロの火で遠くからあぶって暖め、その後も放置して、水滴は完全に取っておいた。
けど、一旦、オイルが入ると、それを洗うのは困難に思える。
板金塗装屋さんに聞くと、洗ったりせず、そのまま袋に入れておけばいいと言ってた。
もちろん、このジョッキはHMMF専用にするとして。
ここで思ったのは抜き取ったオイルをこのジョッキに入れて、すすぐようにして、捨てる事。
中の多少のゴミを洗い流すつもりで。
それで、オイルチェンジャーのタンクに入った、抜き取ったオイルを、このジョッキに少し入れて、周囲をなめるように容器を回して、それでタンクにオイルを戻した。
それを2回やった。けど、オイルチェンジャーのタンクの中は、どうせ廃油なのだからと、届いてから一切洗ってもいなかった。もともと、そのタンク内にホコリが入っていたら...
そんな事を考えだしたら、キリがない。理想的には、新しいHMMFのあまりを、このジョッキに残しておいて、次回、新しいのを入れる時に、残したオイルでジョッキの中をすすいで捨てる。
新しい缶の4LのHMMF全てをこのジョッキに入れた。
板金塗装屋さんがしたように、ジョッキをエキマニの上当たりに乗せるように持ってきて、そこからノズルを下の方のレベルゲージの穴に差し込む。
他の車のATFはこのゲージの穴が小さく、チューブで入れなければならない事もあると、板金塗装屋さんが言ってた。その事を思えば、HMMFは穴も大きく入れやすい。
けど、下の方に口があるので、ノズルが短いジョッキでは無理で、ジョウゴ+ホースに、缶から直接入れる方法もある。
ともかく、オイルがあちこち付くのは嫌らしい。前回、自分で抜いた時、滴がラジエターからの黒いホースに落ちて、それを拭いたら跡が残ってしまった。
黒光りするように、ホースも綺麗にしてたのだが。だから、あちこちオイルが付かないよう、ビニールで覆ってる。
さて、次はどれ位の量を入れるか。抜いた量と同じだけ入れるのが基本だろうけど。
ジョッキの4L全部を入れずに、少し残してゲージで計ると、もう範囲の上限を超えていた。
そのままゲージで蓋をして、エンジンをかける。
さらに、シフトレバーを順に動かしたり、クラッチが動作するように、ガレージ内で前後に動かしてみたり。
そうして、エンジンを止めて、1分ほどしてからゲージで計ると、やっぱりまだ多い。
それで、今度は
オイル差し+チューブで抜いて行く。
抜いた後、チューブの先っぽがピロンと跳ねて、滴がそこらじゅうに飛んでしまった。こうならないように気を付けていたのに。すぐにティッシュで拭きとったけど。
オイル差しで抜いたHMMFは、今回はオイルジョッキに戻す。
ジョッキに戻したHMMFは、そのままにして、次回、内部をすすぐようにしてから捨てる事とする。
この方法で抜いて、エンジンをかけて、しばらく暖気して、エンジンを止めて1分ほどでゲージで計る。まだ多いので、また少し抜く。
こうして、ゲージの範囲の内側に入るようにした。
抜いた量は200ccほどだけど、ジョッキに残した量もあるので、合計でいくら入れたかは不明だ。
結果オーライで、もういい。
オイルジョッキには、少しHMMFが残った状態のまま、ラップで何重にもして、さらにビニール袋で密封しておく。
次はエンジンオイル。これも、エンジンを止めた直後でも、放置した後でも、ゲージの範囲の上限を5mmほど上回ってる。
これもオイルチェンジャーで抜く。そのチューブ内にHMMFが残ってないように、十分に吸引はしてるけど。
チューブの外側もよく拭いておく。が、使ってるキッチンペーパーでは、どうしてもケバだって繊維クズが付く。
それで、マイクロファイバータオルを1枚出して、それで拭く。
それでも、チューブは内側に金属が入っていて、その先端部にバリがあるみたいで、どうしてもそこに繊維が絡みつく。
それを指でよく取ってから、エンジンオイルの細いゲージの穴からチューブを差し込む。
すぐにオイルパンの底に当たる。
この状態でピストンを動かして、吸い出す。
HMMFと違って、エンジンオイルは12月1日に替えて、2週間ほどで、そんなに走ってもいないけど、もう焦げ茶色っぽくなっていて、それだけ汚れてる?
以下は後から、チューブを片付けて、袋に入れた時に撮影したもの。こうしたオイルが残ってしまう。

安いオイルの場合は、いつまでも綺麗なままで、高級なオイルほど、早く汚れを吸着して、汚くなると言われてるけど。
今、入れてるオイルはモービル1の最高級オイル 0W-40 Ultimate Performance
他の車がどんなふうなのか、私のEKシビックは20万キロを超えていて、6年ほど前にオーバーホールして、シリンダーヘッドやカムなどを新品に交換してるけど、いわゆる腰上で、肝心のピストンなどは手付かず。
ピストンリングの摩耗などで、燃焼ガスやらカーボンがオイルに多少なりとも混ざるのだろうか。
そして、エンジンオイルを抜く量にも神経を使う。抜いたオイルは、先にHMMFが抜かれて入ってるオイルチェンジャーのタンクに一緒に吸引されるから。もうそれらは捨てるしかない。
抜き過ぎてしまうと困るから。
透明チューブの部分にエンジンオイルが来て、タンクに到達してから5秒ほどでチューブを引き上げる。
それでゲージで計るけど、まるで変わらず。それを何回繰り返しただろうか。
ようやく、ゲージの範囲の内側に来たので、それでよしとする。
なんか、やたら時間を取られた。
本当は今日は母がディサービスでいないから、午後から板金塗装屋でマフラーのブッシュを交換してもらうつもりでいた。
けど、今日は終日、リフトに乗ってる車があるのでダメだと言われた。
もし、今日、OKでも、この調子だと、とても行けなかった。
撮影した写真も、作業中では無く、一旦、抜き終えた後という場面が多い。
作業中は懸命で、撮影どころではない。
いつもこうしてるから、と言う経験則が無いので、ああでもない、こうでもないと、あれこれ考えてしまう。
オイル交換はずっとディーラー任せだったから。