
また近所の板金塗装屋のリフトで愛車を持ち上げ、マフラーのブッシュの交換と、サビが出てるフランジの処理をした。
私が気になっていたのは、この画像のマフラーの中間にあるブッシュ。
しかし、板金屋さんに指摘されたのは、このブッシュはまだ新しく、もっと後方にある、サイレンサー(タイコ)の前側にあるブッシュのほうが古いと。
マフラーは2007年にEK9用の純正品に交換してるが、ブッシュはEK3用のままだった。
それは柔らかいので、重くなったマフラーと、特にテールを特別にアイレーシングの二重管のを取り付けてあって、余計に後方が重くなって、ブルブルと目で見てもわかるほどに大きく振るえていた。
それでディーラー(後に独立した車屋)に依頼して、強化ブッシュに交換してもらった。
この時に使ったのは、ヤフオクで落札した強化ブッシュだったか、ディーラーで取り寄せてもらったEK9用の純正ブッシュだったか、記憶が定かではない。もう6年程前の事だから。
ただ、ディーラーは
「前のほうのは交換しなかった」と言われた。出来ないと言われたか。どうも、それがサイレンサーの前側のブッシュだと思う。触っても柔らかい。
なぜ交換しなかったのか、それはサイレンサーとのフランジを外さなければ、ブッシュも外せないからだ。
取り付けステーがマフラーとの間で輪っかのようになっていて、ブッシュが抜けないのだ。
これをどうするか。フランジを外すだけなら可能だが、同時に間に挟むガスケットも取り替えるのがセオリー。
そのガスケットは勿論、取り寄せなければ無い。
まぁ、今回は別のフランジをつなぐのでは無く、同じものなので、ガスケット交換はせずに、一旦、外して、つなぎ直すことにした。(ええかいな)

↑上のほうに、錆びたステーにかかった古いブッシュが見える。このステーの先の曲がりで後方のマフラーと輪っかになって、ブッシュが抜けなかった。
しかし、こうしてフランジを外すと、画像のように後方のマフラーが下がってしまい、逆にさらに後方にあるサイレンサーや、その先のテールが跳ね上がって、バンパーに接触する。
慌てて、私が持って来た布(シャツを切ったもの)を、テールとバンバーの間に挟んでおいた。
ここまでしてブッシュを交換するのは、アイドリング時に、エアコンなどによるアイドルアップした瞬間に、「ブロロ~ン」という結構、大きな音で、
何かが当たってるような振動音が響くようになったから。
前回、リフトアップして点検した時、それはマフラーからの音のようだった。特にどこかが当たってるようにはみられなかったのだが、触媒のカバーを外して、取り付け直したり、エキマニとのフランジの固定ボルトを締め直して、その時は振動音が無くなったように思えたのだが、やっぱり変わらなかったから、中間のブッシュも交換しようと考えたのだ。
そして、もう一つ、気になってたのが、上の画像の
フランジのサビ。
こうしたサビへの対処法を板金屋さんに聞くと、「サビをワイヤーブラシで落として、耐熱塗料を塗る」ということだった。
実は、それもしたかった。今回は年末で板金屋も忙しいだろうからと「ブッシュ1個の交換」と依頼していた。「それだったら」という事で、この日の作業となったのだが。
板金屋さんからは「マスキングして、耐熱塗装すれば綺麗に仕上がる」と言われたけど、それだと車を預けなければならないし、費用もかかるだろう。
私は今回、ブッシュ交換してもらってる間に、自分でササッとサビを落として、耐熱塗料を筆で塗る事を考えて、用意していたのだ。その為に「持参した物」は以下のとおり。
時間的には、別に慌てなくてもいいような事を言ってもらい、板金屋さんの手でサビ落としが始まったけど、私も途中から持参のブラシで擦った。
その後、板金屋さんがブレーキクリーナーで洗い流した。(この時、タイヤの内側にもかかってしまったのが気になる)
耐熱塗料はスプレー缶のを、持参した紙コップに自分で噴射して、それを私の手で筆を使って塗った。(手にも付いたし、上に着てた安い着古した薄っぺらいジャンパー?にも付いた)
フランジの内側のサビにも耐熱塗料を塗っておいた。(勿論、ガスケットには塗らない)
この後、板金屋さんがドライヤーで乾かして、フランジの接続、エアーレンチ(圧縮空気で動作するレンチ)でボルトの締め付けとなった。

↑これを見ると、まだ赤い部分が少し見えて、さらに上塗りしておけばよかったと思える。
勿論、この部分のブッシュも交換した。古いのは本当に柔らかいものだった。
さらに最初の画像の中間のブッシュも交換。そしてここのサビたステーもワイヤーブラシで擦って、私が筆で耐熱塗料を塗っておいた。(最初の画像と反対側から撮影してる)
今回、交換したブッシュ2個は、前述のように、このマフラーを取り付けた後から、ブッシュを交換する為にヤフオクで落札した強化ブッシュの残りだ。
6年程前に入手した古いものだけど、ビニール袋に入れて保管していたのだ。
外したブッシュは以下
右側が後方の柔らかいブッシュ。おそらくはEK3用の純正品だと思う。
マフラーを元のより太い、重いものに交換したら、ブッシュも強化タイプにするのが本当だと思うのだけど、マフラーを取り付けたディーラーでは、そのようにしてくれなかった。
左側のブッシュはマフラーの中間のもので、後からディーラーで取り寄せたEK9用だろうか。
B のロゴはブリジストンではないか。
で、後から気付いたけど、
取り外したブッシュの穴の間隔が3.5cmだ。
取り替えたブッシュの穴の間隔は4cmで、5mmマフラーの中間が下がった事になる。
このブッシュは交換しなくてもよかったかも。
なお、耐熱塗料の下に、
赤サビ転換防錆剤(持参した物の画像にもある)を塗るのも考えた。
しかし、メーカーの
ソフト99からの返答は、やっぱり以下のような内容だった。
>お問い合わせいただきました、『99工房 赤サビ転換防錆剤』のご施工後、形成される
>防錆樹脂被膜には、耐熱性がございません。
>よって、90℃以上の環境下では、ご使用いただけません。
>マフラー周辺部などの高熱となる事が想定される箇所へ施工された場合、被膜が焼けてしまい、
>焦げやハガレ等が生じてしまいますので、ご使用はいただけません。
板金塗装屋さんは、「大丈夫でしょう」と言ってたけど。
先月末、マフラーのテールの溶接部分に生じたサビに、この赤サビ転換防錆剤を塗っておいたが、特に変化は無く、今回、その上から耐熱塗料を塗っておいた。
赤サビ転換防錆剤は、今回リフトアップしたついでに、サビが見られるナットなど、マフラー以外の箇所に塗っておいた。
なお、後で知ったけど、サビの上に塗るものとして、アメリカ製の
POR-15というようなものがあるらしい。
板金塗装屋さんには、前日に入れ替えたHMMFの廃油の処理もお願いした。缶も一緒に、持って行っておいた。
今回の費用は、「いくら?」と聞くと、私自身が結構作業した事もあってか、「大した事してないから」と「2500円」と言われた。
しかし、それでは申し訳ないし、これからの事もあるからと4千円を支払っておいた。
金は無いのだけど、普段、節約しまくってるけど、車にはついかけてしまう。
ところが、まだこれで終わらない。
やっぱり、アイドリング時の
ブロロ~ンの振動音は変わらない。
どこかが当たってるような音なのだ。
それを今回、撮影した画像で見ると、どうもマフラーの中間ブッシュのある当たりの遮熱板の幅が細くなっていて、マフラーと極めて接近してるように見えるのだ。
(最初の画像や、2つ上の画像)
つまり、この部分の
マフラーと遮熱板が振動で当たるのではないだろうか。
これはかつて、EK9用のマフラーをディーラーで取り付けてもらって、その後すぐ、静岡のアイレーシングまで行って、二重管のテールを付けてもらう時に、道中のサービスエリアで似たような大きな当たるような音がして、その日のうちに帰って来てからみてもらうと、やはり別の箇所の遮熱板がマフラーに当たっていて、その遮熱板を広げた記憶がある。
遮熱板はEK3用のままで、そこへ太くなったEK9用のマフラーを取り付けてるので、このような事態が起きるのだ。