
最後に残ったカマキリ1匹は、夜は部屋の小型コタツの上でじっとして過ごし、昼間は出窓で日向ぼっこ。あるいはそこらを歩きまわってる。
しかし、カマの第一関節が左右共に完全に閉じなくなって、ミルワームなどの細い獲物は保持出来ず、そのせいなのか、まるで食べようとしない。
ミルワームを口元に持って行くと、興味を示し、口周りの触手のようなので舐めまくる。けど、牙を立てて食らいつく事が無い。
ヤクルトのミルミルなどの液体は、ストローの先に口をつけて飲むのだが、これも考えたら糖分が入っていて、いいものかどうか。
今日は日差しもあるので、体が暖まると食欲も出るみたいだから、ミルワームの中身だけでも食べさせようかと。
ミルワームの中身は濃縮ミルクみたいな白いドロっとした液体状で、これなら舐め取るのではないかと思った。
ピンセット2本で、ミルワームの先を引きちぎり、中身を出して、カマキリに与えた。
しかし、ちぎった筈のミルワームの先端が少し残っていて、カマキリはそれを口にした。
健常なカマキリでも、ミルワームを食べて行くと、先端部分が残り、最後は小さくてカマでは保持出来ないので、口回りの触手のようなので捕らえて、ちょっと食べにくそうにしながら、それでもムシャムシャと食べてしまう。
今回もそうして、ようやく口の中に入って行ったのだが、その後、いつまでも口をモグモグしてるのだ。
あまりに時間をかけ過ぎてる。次のを与えようしても、受け付けないし。どうも喉を詰めた?
いや、喉までいかず、口の中で引っかかってる? 時々、カシャカシャと噛んでる音もする。
水分でも取ってはと、ストローでヤクルトのミルミルを持って行くが、飲んでるのかどうか、減らない。
やっぱり、口の中でひっかかってるみたい。最初の画像のように、口が開いたままに見える。
あるいは、人でもするように、飲み込もうと、
アゴを引いてモグモグしてみたり。
カマキリの口元を横から見ても、やっぱり口を開けたままだ。
カマキリは上唇みたいなのと、下顎みたいのがある。噛み合わせは上下ではなく、左右から鋭いカマみたいな牙と、もう一対、別のがあるみたいだけど。
以前、このカマキリの背後から指でつまむと、怒って身を捩って噛み付こうとするから、毛布の上に乗せると、その毛布に思い切り噛み付いた。
その時に、上唇が牙の下に入り込んでしまい、出っ歯になってしまった! その時の写真を撮っておけばよかったけど。
カマキリはなんとか元に戻そうと、カマ(手)で掻くような動作をして、もがいてたので、爪楊枝で上唇を引っ張り出してやった。
今回も、爪楊枝を口元に持って来てみたけど、中まで見えないし、それを牙で噛んでしまうし。
どうしょうもない。相変わらず、口元はモグモグしたままだった。
夕食の支度があるので、そのままコタツの上に放置してたら、夜になって見ると、ようやく吐き出したみたいで、横にそのミルワームの表皮の先端のキャップ状のが落ちていた。
拡大してみると、
これは、まさにミルワームの後端部分だ。
これが、上顎にでも張り付いたのだろうか。
人間でも、例えばモナカの皮のような薄いものが、上顎に張り付くと、指でも突っ込まない事には取れない。
犬なんか、そうしたものが上顎に張り付いたら、両前足を掛けて取ろうとするけど、口の中には入らないから、そのうち、でんぐり返しをする事もあった。
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カマキリ | ペット
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2013/01/21 23:58:27