
昨年から生き残った最後の1匹のカマキリが死んだ。
昨日から、この状態で動かずにいた。
もう死んでるのかと思ったが、昨夜の時点では、持ち上げてみると、足をわずかに動かしていた。
しかし、昨夜が山だったのだろう。
今朝はもう動く事もなく、既に死後硬直していた。
お腹が大きく、まだ卵を産んだのだろうか。このカマキリも私の知る限り、1度、産卵してる。
昨年12月9日に、小さなハウスの中で、錆びた鉄の棚の裏側に卵を産んでいた。
もっと産みたかったのだろうか。産めば、もっと長生き出来た?
これまで、外にいるカマキリ達は1個の卵を産むと、急に弱って、死んで行ったように思う。
栄養状態さえよければ、普通のカマキリも複数の卵を産むらしい。(後述のとおり、小さなヒメカマキリは多数の卵を産んだけど)
残念ながら、このカマキリは昨年末からずっと出窓においてたから、そこは平面だけで、産むにはどこかに登る必要があったのだろうか。
周囲は登るには難しいガラスの垂直面と、手前側にあるブラインドしかなかったから。
昨年まで、このカマキリは、日中は外の小さなハウスの中に入れていた。
夜間は玄関内に取り込んでいたけど、一時、ハウスの中で行方不明になり、しばらくは(2週間位か)夜間も、よく冷える外にいた事になる。
既に出窓においていた、茶色のカマキリが、先に死んでるので、この環境のほうが、かえってよくなかったりして。
いずれにせよ、カマキリは本来、生まれた年のうちに一生を終えるはずの命だ。
外にずっといたら、何度も氷が張るような厳しい冷え込みで、もっと早く死んでいただろう。
次の冬は(年を越したら来年は)、カマキリの飼育環境をもっと考えるべきか。
いや、そもそも
飼育するつもりはなかった。庭には多数のカマキリがいて、自然の中でいるほうがいいし、生き物を飼うのは神経を使って大変だ。
晩秋から冬にかけて、越冬する虫は寒さをしのげる場所に隠れてしまうのに対し、生き残ったカマキリはただじっと寒風に耐えるのみ。その姿を見てると、つい哀れみを感じて保護してしまうのだ。
前の冬も、「もう室内に取り込む事はやめておこう」と思っていたのだが、はたして、次の冬はどうするだろうか。
ともかく、一旦、カマキリを室内に入れてしまうと、どうしても情がわく。
カマキリは他の虫とは全く違う。見たい方向に顔を向ける。それによって「アイコンタクト」が成立するのだ。それは私が勝手にそう思うだけかもしれないが、器用に動かすカマは腕であり、
どうにも
「擬人的な虫」なのだ。知性さえ感じてしまう。
そんなカマキリの最後に1匹が死んでしまったが、庭には沢山の卵がある。
実は前の冬、ビンの中などで合計8個の卵を産んだ「ヒメカマキリ」を繁殖させたくて、他のカマキリの卵は他所へ移動させていたのだ。周囲の林などに。
以下は昨年、移動させたカマキリの卵。おもに生垣を剪定した時に、枝と一緒に切り離してる。
にもかかわらず、さかんに共食いするほど過密に多くのカマキリが庭にいた。
気づかない所に卵が残っていて、生まれたカマキリかもしれないが、他所から移って来るカマキリも多いのだろう。
我が家は南西の角で、日当たりがよく、しかも周囲が生垣だから、カマキリには好環境なのかも。
今年はどうしょうか。肝心の
ヒメカマキリは2匹が成虫になったのを確認出来たけど、その卵は1個も見つかっていない。
以下は現在、我が家の
庭にあるカマキリの卵の紹介だ。
まずは北東の角にある梅の木に産んだ卵。梅の蕾も膨らんで来てる。

↑例によって、私の手はガサガサ。親の介護などで、頻繁に手洗いするから。
以下は鉢植えだったカエデを地面に下ろして、そのまま放置した枝に産んだカマキリの卵。
次は家の周囲の生垣に産んだカマキリの卵。実際には東と南の面に集中してる。
変わったところでは、家の軒下にカマキリの卵が産み付けられてる。

↑この高い所のカマキリの卵をアップにすると↓
以下は全身が黒っぽい小型のコカマキリの卵と思われる。
他にもカマキリを室内に取り込んでいた時に産んだ卵が。
以下はデンドロデュームの鉢植えに産み付けた卵。
そして、南向きの縁側のカーテンに産んだカマキリの卵。
これら、室内に産み付けられた卵は、自然環境にないから、早く孵化されると、外ではまだ寒いだろうし、餌も無いし、困った事になる。
第一、室内で多くのカマキリの子が発生されても困るのだ。
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カマキリ | ペット
Posted at
2013/02/01 23:55:44