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2013年03月07日

モミジの盆栽の植え替え

モミジの盆栽の植え替え 3月7日(木)
晴れ。4月の陽気。花粉も多く飛んでるようだ。
私は 時おりくしゃみが出る程度。

モミジの盆栽を植え替えた。画像は植え替え後の姿。
このモミジは私が子供の頃に種を撒いた実生で、38年目になるか。

前回、植え替えたのは2年前だった。しかし、1年前の昨年の時点で、既に根がかなり充満していた。
植え替えは根を大きく切る「開腹手術」なので、どうしても樹勢が低下するから、なるべくなら避けたい。
が、限られた用土の鉢の中では、根が回りきって、それ以上、伸びられなくなるのと、用土の粒子が潰れて、水や空気の通りが悪くなったり、酸性化したりするので、新しい土と入れ替えるリフレッシュ作業が必要になる。

根を切ると、一時的には樹勢が低下するが、その後は新たな根が勢い良く伸び出る事で、新陳代謝が促進されて、木が「若返り」する。
結果、適切に植え替えてやれば、地面に植わったままの状態の木より、寿命が長くなるのだ。

植え替え前の鉢土の状態。見るからに根が充満してる。


向かって右側面にある傷の状態。被せてある癒合剤のカットパスターを剥がしてみた。

ここは、この下の根が水切れ?などで枯死して、その為にこの部分が灼けてしまい、枯れた部分を切除して、新たに肉巻きをさせてる。
それはもう何年前になるのだろうか、少しずつしか肉は巻いてくれない。
幹の太りと共に、傷跡が深くなり、穴のようになって、余計に埋まりにくくなるので、水中ボンド(エポキシ)を詰めてある。

植え替えはまず、現在の鉢から抜く事から。
先に鉢底の固定用の針金を切断してから、周囲をカマで切って行く。


切った後は、1本爪のレーキで土や根を搔き出して行く。またカマで切るの繰り返し。


この鉢は外縁であるが、内側は垂直から、上面の縁の部分が少し内に出っ張ってる。そこへ充満した根が張り付いてるので、容易には抜けない。
植え付け時は、動かないよう、針金で鉢と木を固定してるのだが、根が張ると、抜こうにも容易には抜けない。

今回も小一時間かかってしまった。
そして、周囲を掻く作業中、カマが当たって、正面側の下枝の大事な芽を折ってしまった。

今年は冬の間、ずっと室内に取り込んでいて、凍て付きによると思われる枝枯れは一箇所も無かったのに、こんな事で大事な小枝を折ってしまうとは。ただ、すぐ脇に別の芽があるので、この部分の枝分かれが無くなるわけではない。

鉢から抜いたばかりの正面側。


鉢から抜いたばかりの裏面側。

鉢から抜く時は、枝の間から手を入れ、幹の上部に片手をかけて、もう一方の手で鉢を押さえて、後方へ引き起こすようにして抜く。(それを写真に撮るには一人では無理)
正面側は余計に周囲の土を搔き出してある。後方は縁を分離する程度なので、鉢の側面に張り付いた根がよく残ってる。

底の根の状態は以下。既に白い新たな根が伸びてる。


木を鉢から抜いたら、先にその鉢を洗い、底の穴を網でふさいで、針金で確実に押える。また木を固定する為の針金も通しておく。これらは着色したアルミ線を使ってる。


さらに鉢底には粗い粒子の用土=ゴロを敷いておく。

この土は5mm以上のフルイに残ったものを使用してる。鉢の底には水が停滞するので、通常の植土よりも粗いのを敷いて、水はけをよくする。
この土の配合は赤玉土、桐生砂、富士砂を、2:1:1位の比率に混ぜたものに、炭も混ぜてる。
炭は用土の酸性化の防止と、内部に微細な無数の空間があり、有効な土中微生物(細菌など)の繁殖場となる。

鉢の準備が出来てから、根をさばいていく。根本周囲の上根は先が曲がったピンセットで丁寧に傷つけないように掻いて行く。周辺は鉢から抜く時にも使った1本爪のレーキか2本爪のレーキで大胆に掻く。


周囲の根がさばけたら、底も掻いて行く。


ある程度、根をさばいたら、その根をよく切れるハサミで剪定して行く。


底の根も剪定する。


特に底の根は徹底的に切り詰め、太い根は元から又枝切りなどで削りとってしまう。

モミジはこうして、底根を抑制する事で、根張りの横方向への発達を促進する。
このように底根を切り詰めるのは、他にカエデなどもするけど、他の樹種で同じようにするわけではない。

この時、下から枝を見上げてみると。


根の剪定後の正面側。シャワーの水をかけて、表面の泥土を洗い流してる。


根の剪定後の裏面側。


根の剪定後の側面。この撮影の後、画像の右のほうなど、底面をさらに削って、少し薄くしてる。


ここでもうすぐ5時なり、認知症の母がディサービスから帰宅するので、作業は一時中断を余儀なくされる。
本当はもっと徹底して根の剪定をおこないたかったけど、時間が無い。
根をテイッシュで覆って、水をかけておく。


作業再開。鉢に植土を中央を高くして盛っておく。

この上に木を乗せて、ゆすり込む。中央が中空にならないように、土を盛っておく。
植土の配合は赤玉土、桐生砂、朝明砂、日向砂(軽石)を、6:2:1:1 位に混ぜたものに、炭を加えてる。
その粒子は1.5~5mmで、それぞれの目のフルイにかけてあり、粉状の微塵は必ず抜いておく。

鉢に木を入れて、正面を見定める。左右の角度の他、側面からも見て調整。
それでよければ、針金で縛って固定する。
と、この時点での撮影を忘れた。もう薄暗くなって来ており、かなり焦った。

先の用土を入れて、箸で突き込む。その後、鉢の外側を両手で叩いて、その振動で土を落ち着かせる。
ここで撮影したのは、薄暗い状況下で、少しボケてる。


この後、表面をシュロホウキでならし、周辺の露出した根には水苔の刻んだのを少し乗せて、その上に化粧土を敷いて、さらにシュロホウキでならす。
化粧土は赤玉土と富士砂を1:1で配合した1.5~2mmの粒子である。

それからホースの先にシャワーヘッドをつけたもので、たっぷりと潅水。鉢底から茶色の水が出なくなるのを目安に。

その後、HB-101の1000倍液をじょうろで潅水し直して、終了。
一番最初の画像がその植え替え後の姿。

後片付けは照明をつけて行った。
今回、切除した根は以下。


以下は翌日の作業になるけど、
根本の大傷の周囲をノミで削っておく。これは新たな傷が付いた事で、それを癒合しようとする組織の発達を得て、傷口全体がふさがるのを少しでも早めるため。


その上からカットパスターを張って、周辺をよく密着させて、水が入らないようにしておく。
私は指にニベア乳液を付けて、カットパスターが指に付かないようにして、よく押さえて樹肌に密着させておく。


この日のアケビの状態は以下。
早くも花が見えて来てる。ピンクが雌花で、白が雄花。


この日の夕食は以下。
しょう油ベースの甘辛いサンマの煮付けで冷凍品。378円。袋ごとレンジでチンするだけ。骨まで柔らかくなってる。
野菜豆は袋から出すだけ98円。これを二人で分けてる。
いつもの汁物はカツオだしの粉末に、減塩味噌を入れて味噌汁に。マイタケ1袋、エノキ1/2袋、豆腐1丁300g、ほうれん草3/4袋くらい。それがしんなりしたら溶いた卵1個でとじる。
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Posted at 2013/03/07 23:54:19

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