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2020年01月17日

ナビのオンダッシュ化への道

ナビのオンダッシュ化への道 私の愛車EKシビックはメーカーオプションのカーナビを装着していて、
唯一の1DINスペースは一番下の奥まったところにある。
元はここにカセットテープ付きのデッキ(ラジオ+アンプ)が入っていた。

1995年に新車として購入した時点では、後付ナビより格好がいいと思ったのだ。
そのナビはCD-ROMタイプで、音声案内も無く、何度もROMは最新版に更新したけど、機能的にも精度的にも実用性に乏しいものだった。

当時、後付のナビを装着しようにも、オートバックスやジェームスでは「メーカーオプションのナビ装着車はダメ」と言われたもの。
何がダメなのか、今、考えたらよくわからないが、要するに触りたくないという事だったのかと思う。

取り付けるとしても「オンダッシュナビ」しか選択肢はない。
最初の後付ナビはカロッツェリアの初のHDDのサイバーナビ、
AVIC-XH07V(2001年モデル)だった。
カセット付デッキへの配線を自分で加工して、ナビからのTVやMSV(ミュージックサーバー)の音声を車内のスピーカーから流せるようにした。

その後、AVIC-XH009(2006年モデル)DEH-P710で、
地デジもGEX-P90DTVを取り付け、
BluetoothユニットND-BT1でハンズフリー通話にスマートループ取得も可能で、
スピーカーはドアの鉄板に直接17cmのTS-C1710Aを取り付け、
サブウーファーSWE-2200もあって、特に不満は無く快適に利用してきた。

しかし、地図の更新が2014年で終了となった。
特にその年には、自宅近くのバイパス道路が開通し、交通の経路が大きく変わってしまった。
家を出たらすぐ、ナビは道の無い所を走る事になってしまったのだ。
カロッツェリアのナビの地図は、製品発売から10年で地図の更新を終了してしまうのだ。
有料なんだから、欲しい人には売ってくれればいいのに。

ナビを買い替えようにも、もうオンダッシュタイプは無い。
カロッツェリアには何度もオンダッシュの復活を要望して来たのだが。
ポータブルタイプになるとワンセグが主流だし、それに地デジをプラスすると、そのアンテナのケーブルなどがダッシュボード上を這いまくる事になる。
そもそものオンダッシュナビだって、モニターまで太いケーブルが行く。
愛車の場合は、純正ナビとエアコン吹出口のパネルの上端を加工して、そこから太いケーブルを出して、パッと見にわからないようにしていたのだが。

こうなると、2DINがあるEKシビックの後期モデルが羨ましい。
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↑当時の後期モデルのカタログより。

実は2006年の事故で、ダッシュボードを交換する事になり、その時に
「後期モデルに交換出来ないか」とディーラーに頼んだのだが、あっさりと断られてしまった。

純正ナビの画面にはエアコンの状態なども表示される。
これを外すとなると、エアコン関係まで大規模な改修が必要となりそうなのだ。
hinata.jpさんのEK9で2DIN化してる記事があるが、あれを見ただけであっさり諦めがついてしまうほど、手間がかかりそう。

ならば、インダッシュナビをオンダッシュ化出来ないか?
昔、ビートソニックから1DINユニットをそのままダッシュボード上に乗せるケースが出てたけど、如何にも取って付けた感が強くて。
alt

愛車のEK3のダッシュボード中央には、エアコンの吹き出しの大きな口が開いていて、ここのパネルを取り去って、中に1DINを埋め込めないかとか。
あるいは、他車の1DINパネルを持って来て、ダッシュ上にうまく乗せられないかと2種類ほど買ってもみた。周辺部はFRPなどで造形するつもりで。

そんな事を考えてるうちに、そもそも
1DIN+1DINのナビスタイルが無くなってしまった。
カロッツェリアでは2015年のAVIC-VH0999が最後のモデルとなった。
以降は2DINモデルばかりで、さらに画面が浮き出て10インチの大画面化したり。

しかし、憧れだった未来感のあるAR HUDも0999が最後となってしまった。
翌2016年モデルから、操作系も一新され、現在のスマホなどで当たり前の指2本によるピンチイン、アウトでの地図の拡大縮小や、指1本でなぞる事での地図のスクロールが出来るようになった。

が、なんかAR HUDが使えた0999のモデルが一番好きだった。
以降はスマホのナビアプリに押され、ナビそのもののの売れ行きが悪くなると共に、没個性化が進んで、どのメーカーのナビも同じように思えて来た。

自分にとっては、
AR HUDやAVIC-VH0999がナビの理想形であり、憧れであった。
いつかは手に入れたい。たとえ中古品でもいいから。

そんな中で思い付いたのは、1DIN+1DINナビの
画面だけを取り出して、ダッシュボード上に置けないか。
ヤフオクで安く売られているAVIC-VH009や099Gのジャンク品を買って分解し始めた。
液晶画面と駆動部を取り出せば、そのままダッシュボード上に置けそうだ。
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このタイプは1DINのケースから出て来て、画面が起き上がる。
この動く部分と本体とは、FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)で繋がってる。
AVIC-VH099Gでは、液晶の表示やバックライト、タッチパネルからの信号、及びメカの駆動の為の動力電源や信号が全て、
0.5mmピッチの60ピンFFCで伝達されていた。
alt 

このFFCや、FFC同士をつなぐコネクタはamazonでも売られている。
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1m位の長さの60ピンFFCがあれば、画面はダッシュ上に置いて、モニター部本体は愛車の一番下の奥にある1DINスペースに置けばいい。
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そんな長いFFCは、専門店のサイトで売られていた。

ナビのもう一つの1DIN本体はこれまで通り、助手席下に置く。
こうすれば、CDなどの出し入れは、これまでのように助手席を前へスライドさせて、運転席から体を斜め後によじってしなくても、それはモニター部側にあるのだから、センターコンソールの一番下の1DINの普通に手の届く位置にCDをセットすればいい。

延長FFCでの一応の動作確認。画面の角度調整も可能に。
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ただ、AVIC-VH099Gのケース内側(亀の甲羅みたいなもの)には、なにやら横断歩道のような黒と銀色の縞々があり、対応する動く液晶側には何やら小さなトランジスタが2つある。
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これでスライドして出て来る時の移動量とか計測してるのだろうか?

完全にケースから出て来て、それを検出してから画面が起き上がるはず。
逆に格納する時は、画面が完全に水平になったのを検出してから、ケース内へ引き込みが行われるはず。
そうしたスイッチ類との関係は、画面だけを取り出してしまうとどうなるのか。

そんな不安を抱えながら、2019年8月、ついに念願の
AVIC-VH0999を入手した。
ヤフオクでの中古品。前日に6万代で落札されてたので、
こちらはケーブル類など一切の付属品無しなので、もっと安くなると思ったのだが、
「わずかな使用感はあるものの、非常に綺麗な状態」という商品説明に食い付き、
やたらと競り合ってしまい、なんと
83,501円での落札だった。

接続ケーブルやらGPSアンテナ、音声認識マイクなどは部品センターから新品を取り寄せた。
動作確認後、さっそく分解!
開けてビックリ。なんじゃこりゃあ!
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先に見ていたAVIC-VH099GのFFCとは異なり、
このAVIC-VH0999のFFCは大きく湾曲し、まるで競技場のトラックみたいに。
いったい、どこで本体と切り離して、どう接続するべきか。

「オンダッシュ化への道」は続く。

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Posted at 2021/02/27 05:07:02

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