• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2021年04月16日

ハナカマキリを買った

ハナカマキリを買った 2018年4月1日に楽天市場でハナカマキリ(ランカマキリ)のペアを
4,240円で買った時の記録。

B品という事で、これでも安かったのだ。
B品というのは、どこかに傷があり、手足などの一部が欠けたものらしい。


既にカマキリの飼育には実績があったので、憧れのハナカマキリを飼う事にした。
もちろん、ハナカマキリは日本にはいない。繁殖出来ればと思うけど、他のカマキリと同様に庭に放す事は出来るだろうか?

発売元はcharmで、これまで餌用のコオロギなどをよく買っていた。
届いたハナカマキリはこんな状態で送られてきた。
alt
盆栽の鉢穴をふさぐ為に使ってる網を「とまり木」のようにしてプラケースに入れてあり、よく考えられてると思った。

そして、届いた時は全身がほぼ真っ白だった。
また、食欲は旺盛だった。
alt

B品として心配したが、右のカマの先にある「ふ節」の先の爪が黒かった。
それだけ。これなら、脱皮で回復する可能性もあると期待したのだが、しかし、これがやはり後に問題となって....

一方、オスは大変小さい。
alt

日本にいる普通のカマキリは、オス、メスの違いはある程度、大きくならないとわからない。
いや、私には羽の揃った成虫にならないと判別出来ない。
だから、ハナカマキリのペアでの販売が、なぜオスメスの区別が付くのだろうと思ったのだが、実物は一目瞭然で、サイズの差が大きかった。

また特徴的なのは、お尻というか、腹部を上に折り曲げるように立ててる。
これは、日本にいる先に紹介したヒメカマキリなんかも、羽の揃う成虫になる前は、同様のスタイルなのだ。

ちょうど開花していた山桜の盆栽にとめてみると、
alt

花と保護色になって、これだと目立たない。
けど、こんな花がずっと咲いてればいいけど、これ以外の場所だと、すごく目立って、鳥に食われてしまうと思う。

ともかく、ケースの中で、餌のコオロギを次々と捕まえては食べる。
食べ過ぎではないかと心配するほど、お腹もパンパンに膨れて。
alt

届いて2週間もすると、食欲も落ち着き、同時に体がピンク色に染まって来た。
alt

昆虫で体がピンク色なんて、日本ではちょっと考えられない。
ハナカマキリとしても、「この頃が一番綺麗」だったかも。
alt
↑右のカマの先が黒いのがよくわかる。
お尻の先が黒いのは、拡大鏡で見てみたが、これは色素沈着のような感じに思えた。つまり異常では無いようだ。

この頃、卵から孵化してずっと育てていた日本のカマキリとの比較は以下。
alt
↑比べると、ずいぶんとズングリした体付き。

ハナカマキリが届いて3週目、つまり4月も20日を過ぎると、今度はコオロギをまるで食べなくなり、また心配になってきた。
そして4月25日の午後5時に脱皮が始まった。脱皮しやすいように、絶食してたのか?
alt

しかも、別ケースに入れてるオスも同時に脱皮。画像はピンぼけ。
alt
↑オスは既に脱皮完了で、羽を広げてる。

ところが、逆さまのまま、羽が広がり始めたではないか。
これでは、以前に紹介した羽が逆に広がったコカマキリみたいになるのでは。
alt

それで、手助け?して、正立にさせて、やっと羽が下に向いて広がり出した。
alt

この時に気付いたが、右のカマの先の爪が黒くなっていたのが、脱皮で回復するどころか、
左右ともにカマの「ふ節」の先の爪が無いのだ。
それで、カマ先でものに引っ掛けて、体の向きを変えたりしにくい。
人間で言えば、手の指が無いようなもの?
カマ先が尖ってるので、それで引っ掛ける事が出来ないではないが、爪のようには引っかからず、体勢を変えにくいのだ。

その結果、羽は綺麗に揃って広がらず、後ろ羽が完全に格納されず、少しはみ出した状態になってしまった。
alt

カマ先の爪が無いのがわかるだろうか。それと、緑色だった胸の部分とその先の羽が茶色になった。
alt

脱皮したメスの抜け殻は
alt

一方のオスは、自分で羽を広げて、
alt

やはり、茶色が増した色合いに。
alt

家に来てから一回の脱皮で、もう成虫になった。
それなら、今度は交尾させたい。
メスは出窓においた鉢植えのハイビスカスの上が定位置になったみたいで、ずっとここにいてまるで動かない。


オスを手に乗せて、メスの後ろから近づけると、もう敏感に察知して、サッと飛び乗った。
alt
↑このサイズの差は。正面から近づいたら、簡単に餌食になってしまいそう。

様子をうかがって、交尾をしかけるのだが、いつも右側から。
alt

メスの右側には後ろ羽がはみ出した状態で、これが交尾のアプローチの妨げになってしまう。
alt
反対側から行けばいいのに、なぜか、何度やっても右側から。

それで、メスのはみ出した後ろ羽をハサミで切ってやった。
alt

その後の交尾の挑戦で成功したようだ。
これを念の為、何度か繰り返した。

そして6月6日に産卵した。
alt

メスのハナカマキリは終日、出窓のハイビスカスの上で、カーテン越しに外を眺めていて、下の道を車が通ると、それを目で追っていた。
車の動きに合わせて、顔を動かすのだ。
alt

上の写真は6月9日の午後5時。これが最後の写真となってしまった。
部屋は暑いので、日中は出窓を網戸にしていた。でも、夜はひんやりとしてくるから、網戸を閉める。
しかし、古くなった家の出窓は歪んでいて、サッシのガラス窓をスライドさせると、
反対側の窓が動いて開いてしまったのだ。

翌朝になると、ハナカマキリがいない。捜し回った。
普段はずっとハイビスカスの上にいる。脱皮や産卵の時だけレースのカーテンに移動していた。
この日はそのカーテンの裏側にまで回り込んだのだろうか。
そこで偶然、開いていた窓から外へ出てしまったのだろうか。

窓の外も捜したが、姿は見えない。
前にも書いたように、こんな白い体は目立つから、鳥に狙われやすい。
食われてしまったのだろうか。
それから何日も捜した。窓の外側、家の壁も目を通した。それを毎日のように繰り返したが、もう見つからなかった。

残ったオスはケースから出して、この出窓に放してやった。
網戸にしても、窓を閉める時は気を付けて。
ところが、そのオスも行方不明に。
網戸にしてると、サッシの2枚の間に隙間があり、ここから外へ出てしまったのだろうか。
こうして、オス、メス共にいなくなってしまった。

残るは卵。孵化に期待を寄せた。
夏に向かうのに、はたしていつ孵化するのか。
ところが、夏を過ぎても、秋になっても孵化はしなかった。
卵が産み付けられたカーテンを切り取って、ケースの上にしてるネットに縫い付けておいた。
そのまま冬の間、室内に置いたけど、結局、1年経っても孵化しなかった。

今回のハナカマキリはB品という事で、右のカマの先のふ節の爪が黒くなっていて、脱皮後は左右ともカマの先の爪が無かった。
それと、動き出す時に、ピクピクと振るえがあった。この種はこういう動きをするのか、それとも神経系に何らかの障害があったのか。

つまり、このハナカマキリは国内で繁殖させたものだろうけど、元は1対のオス、メスからずっと増やして来たとしたら。その子同士の交尾、産卵、またその孫同士の交尾、産卵と続けて来たとしたら、遺伝的に何らかの支障が発生したりする事も想像出来る。

ネットで捜すと、ハナカマキリの卵から孵化した幼虫の画像も出て来る。赤と黒のツートンのアリみたいな。ヒメカマキリの孵化後の幼虫も真っ黒なアリみたいに見えるのだが。
うちの卵も孵化して欲しかったけど、残念だ。

ブログ一覧 | カマキリ | 趣味
Posted at 2021/04/24 04:18:10

イイね!0件



タグ

ブログ人気記事

OpenAI社のGPTシリーズ
ヒデノリさん

西南学院大学
空のジュウザさん

お墓参り完了、、帰省の思い出は「赤 ...
なうなさん

岡崎城/大樹寺ドライブ&BGM
kurajiさん

岩手県ローカルパン巡り
アーモンドカステラさん

モーニングクルーズ&トークセッション
パパンダさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「[整備] #シビック 完全なバッテリーあがり https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/8326945/note.aspx
何シテル?   08/10 17:24
1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ミラー型ドラレコの考察 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/02/29 13:19:16

愛車一覧

ホンダ シビック ホンダ シビック
1995年に新車で買って30年目! 21万km超え。 これはType-RのEK9では無く ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation