
レーザーポインターとしては、強力だと思う。
いや、プレゼンテーションなどで指し棒の代わりに使われるレーザーポインターとは次元が違う。
こんなのを使ったら、
見る人の目が悪くなってしまうし、最悪、火災になってしまう。
それぞれ、使用する電池と一緒に並べてる。
なぜ、こんなに集めてしまったのか?
当初の目的はカラスの追い払い。
以前、このブログにも上げた、カマキリを飼ってた時期があり、晩秋になり、産卵を控えて腹が大きくなったカマキリが、庭の生け垣に過密な位にいたものだ。
それをカラスが狙いに来るようになった。
昆虫界では無敵とも言えるカマキリも、カラスにはひとたまりもない。
私が気付いて、追い払おうとしても、すぐ近くの電柱に止まって、カマキリを美味しそうに食ってやがる。チクショー!
しまいには、外に出していた、
餌用のコオロギまで、根こそぎ食われてしまう事もあった。
何とか、
カラスを撃退したい。報復したい。
その思いで、前から気になっていた強力レーザーが欲しいと思った。
カマキリ以前から、怪しげなレーザー専門店というネット通販を見ていたのだが、中国からの発送のようで、「年末セール」とか書いてるのが、年を明けても一向に更新されず、はたして、こんなところで購入しても、商品は送ってくるのだろうか。
と思案しながら、月日は経ってしまった。
しかし、もっと
マトモな通販サイトで強力レーザーも売られていた。
以前の専門店?で、「人の目にはグリーンレーザーが一番光が強く感じられる」なんて知識が頭に焼き付いていたので、
まず
最初に買ったのはグリーンレーザーだった。
最初の画像の中の一番下の銀色のガトリング銃のようなデザインの。4381円だった。
室内の壁に当てた光は強烈で、見つめると目に残像が残ってしまう。
ラベルには5000mWと書かれていたが。つまり5W。

↑これは多分、嘘だと思う。
このグリーンレーザーはゴーグルや手提げケースとセットだった。
そのゴーグルが粗悪なもので、まず小さい、無理してかけようとすると、バラけてしまった。
おまけにレンズ部分はサンドペーパーでもかけたと思えるほど傷だらけ。
でも、
保護ゴーグル無しでは、目に危険だと思えた。
もし、何かに反射して、目に飛び込んできたら。
Amazonで3千円のグリーンのレーザーゴーグルを購入したが、全く役に立たなかった。波長が合わないのか?
しかし、商品には400~1200nmと広範囲に防護を書かれていたのに。
グリーンレーザーの波長は532nmらしい。
レーザーに付属の赤い粗悪なゴーグルは、ちゃんとレーザーを減衰させる。
それと、この
グリーンレーザーはモノを燃やすようなパワーは無かった。
商品解説では、ブルーレーザーと一緒に掲載されていて、マッチを点火するような絵があった。
後に知ったけど、やはり
モノを燃やすパワーがあるのはブルーレーザーらしい。
それで、
次に買ったのはブルーレーザーだった。
最初の画像の下から2番目。4638円だった
ところが、届いて、何回か照射してると、すぐに暗くなってしまった。
バッテリーが切れたのかと、充電したけど、変わらなかった。
届いた日に、開封して1時間足らずで、壊れてしまったようだ。
こうなると、
中国から購入したのはやっかい。
向こうの要求どおりに、証拠となる画像や動画を付けて状況を説明したが、
送料をこちら持ちで、しかも追跡可能な方法で返送したら、全額返金すると言う。
返送しない場合は、半額の返金だと言う。
結局、どっちにしても同じ損度合いだったので、返送無しで半額返金してもらった。
中国のサイトで購入しても、
届くのは1ヶ月後位なので、気が長い、いや短気な私は気が遠くなる。
当時は日本の
Amazonでも同様のレーザーは売っていた。
3つ目を買ったのは、故障したのと、外観もほぼ同じと思えるブルーレーザー。
これも、結局は中国からの発送だった。
それと同じと思えるレーザーが、primeで翌日配達のもあったけど、2倍以上の価格だったので、日数はかかるが、中国からの発送品の4千円台のにした。
そのAmazonで買ったブルーレーザーは、
室内の壁に当てた光は、グリーンと同じ位の強烈さに感じたが。
雨の日の屋外では
屋外や夜間では、やはりブルーの方が光跡がハッキリ見えた。

↑光跡の中にチラチラと無数の浮遊ゴミなのか霧状の水滴なのか映る。
この
ブルーレーザーのラベルにはなんと50000mW。つまり50Wと書かれてる。
ホンマかいな? ただ、同じ出力だと、グリーンよりブルーの方が暗く見えるらしい。
この頃から、Amazonで買った900円台のオレンジ色のゴーグルを使うようになった。これも中国からの発送品だ。
最初に買ったこのオレンジのゴーゴルは、前の画像のように、ブルーレーザーを当てて、テストしてみたが、それはミスだった。
ブルーレーザーを直接ゴーグルに当てると、表面が溶けて跡が残って、使えなくなった。
なので、もう一つ同じものを注文した。
直接当てるのはダメだが、
適度に減衰して使える。
ただ、やはりちょっと小さくて、かけずらい。
先に中国のサイトで2500円で買ったオレンジのゴーグルは
OD4+という規格で、レーザーを減衰し過ぎて、離れた所に照射したら、その位置が確認出来ない。見えないのだ。
ごく近く、手元で照射したのから目を保護するのには有効だろうけど。
ブルーレーザーのもっと強力なのはないのか?
どうせなら、
ゴキブリを瞬殺したい!
中国のサイトでは100W、500W、中には1000Wなどと商品タイトルに付けた製品がある。
これもウソに決まってる!
日本のAmazonでは、10Wとタイトルに付けた3万台のレーザーが一番強力かつ高価で、レビューにも段ボールを貫通した写真付きで掲載されていた。
私はそれと全く同じ外観で、
100Wと書かれたレーザーを中国のサイトで12362円で購入した。
それが最初の画像の一番上の大きなブルーレーザーだ。
以下はその商品ページの画像。電池は付属してない。粗悪なゴーグルも前と一緒のもの。
この本体の末端にキーがあって、これを回して電源ONとなり、ボタンが光る。
側面の大きいボタンでレーザー照射のON/OFF
小さいボタンで、レーザーの強、弱、点滅となる。
しかし、
強と弱の違いはわからない。
そして
レーザーの強さは、これまでのと同じに感じた。
ケースとセットで購入すると、最初のグリーンレーザーにも、
いろんな模様が照射出来るアダプターが付属してる。
ようやく、理解した。
中国のサイトで多数売られてるレーザーは、
おそらく
全て同じ出力のレーザーだろう。
違いは使用する電池だ。
本体が一番小さな最初に買ったブルーレーザーは
16340という3.7Vの電池を2個使用する。この電池は小さい。
よって、
すぐに電池切れになってしまう。
本体は手頃な大きさでいいんだが。
一番大きなレーザーは
26650という3.7Vの電池を2個使用する。
この電池は大きくて容量も5500mAと大きいが、本体も360mmと大き過ぎる。
それで、黒いガトリング銃のようなレーザーは、
18650という3.7Vの電池を2個使用する。
電池の容量は3200mAと適切で、
本体共に一番、妥当なサイズと言える。

↑私はコレをレーザー本体だけ3597円で買った。
なお、この18650も26650も、容量の大きなリチウムイオン電池は空輸出来ず?
レーザー本体には付属してない。
いずれも
電池は日本のAmazonで購入してる。
以下のように、大・中・小のレーザーを壁に照射してみると、
全く同じに見える。
撮影の一瞬だけのつもりでも、繰り返し撮影してると、
壁紙に焦げ跡が出来てしまってる。
外で大・中・小のレーザーを照射してみると、
やはり同じに見える。
ブルーレーザーは約2m以内のものなら、紙や枯れ葉など、すぐに煙を上げる。
対象が燃えるかどうかは、気温や湿度が関わってくると思う。
段ボールを貫通させるには、15秒位、同じ位置で当て続ける必要がある。
そうした近くで最大限のパワーを発揮させるには、
焦点が重要になる。
いずれも、少し離れると、
長方形に照射されて見える。
黒いガトリングのレーザーは
先端のダイヤルで焦点の調整が出来るが、最後は目一杯締まって、それ以上は回らないという感じ。
焦点の調整範囲が一方方向だけという感じなのだ。
一番デカいレーザーは、
先端から2番目のリングが回って、これが正逆両方向に焦点がズレるまで回せて、調整範囲が一番大きい。
このデカいレーザーは、この焦点範囲が広いのが最大のメリット。
ところが、商品ページには焦点の「調整不可」なんて書いてある。いい加減なもんだ。
さぁ、こんな強力なレーザーをどう使うのか。
絶対に子供に持たせてはいけない。
失明や火災の危険性がある。
そして、
精神年齢が子供のような大人も持つべきでは無い。
自衛隊のヘリに繰り返し照射した者が逮捕されたニュースがあった。
また高速道路上で、
対向車に照射して逮捕されたトラック運転手がいた。
こうしたニュースの後、
Amazonでの強力レーザーの販売は無くなってしまった。
そもそもクラス3以上のレーザーは2001年より法規制され、製造販売や輸入販売出来ないらしい。
そんな事もあり、
どこで買ったかのリンクは、あえて貼らないでおく。
私のブログを見てれば、どこで買ってるのかわかるはずだけど。
このブルーレーザーは天体観測時に、
「あの星」と夜空の星を指して示す事が出来る。
そういう使い方はありだと思う。
私には、そんなふうに星を語れるような相手は誰もいないけど、
そうして星を一人で指してたら、「アレっ、動く星?」それは航空機だった。
慌てて、外した。
航空機にも届くと思う。やってはいけない行為だ。
どこで、どこから照射されたか、わかるはずで、捜査の手が回る。
あと、階上から、下の駐車場で愛車が盗まれるという動画がニュースにもなり、持ち主はただ叫ぶしかなかったが、
そんな時は
このレーザーを照射して、犯人を撃退出来たかもしれない。
もちろん、そんな犯人以外の
人に向けて照射するのは絶対によくない。
ムクドリや外来インコなどの大群で、その騒音や糞害に悩まされる話題をよく見聞きするが、
この
レーザーはそんな鳥害に有効な手段だと思う。
イノシシや猿などの農作物被害にも有効かもしれない。
山歩きの際、
クマに出くわしたら、これで撃退出来るかもしれない。
おそらく、向けられたモノは、強烈な光に包み込まれるように見えるはず。
私の目的の
カラス撃退だが、当てる以前に、向けただけで逃げて行く。
晴天の日中は、当てたポイントはそれでも見えるけど、目的の方向に向ける過程が見えない。
つまり、どこに向けて照射してるか、わかり辛く、
昼間は目的の対象には当てにくいのだ。
鳥害対策ならば、グリーンレーザーでも十分かもしれない。
そのほうが、まちがってモノが燃える、火災になるリスクは無い。
私は愛車によく鳥糞を落とされる。乗る機会からすれば、異常な確率だと思う。
普段から電線の上の鳥には気を付けていて、避けて通る。
でも、どうしても避けられない場面もある。そういう時に、このレーザーで追い払う事も可能だと思うのだが。
その為に、一番小型のブルーレーザーを車に乗せて置いてもいいかもしれない。
けど、万一、職質されて、持ち物の検査などされたら、「コレは何だ」と厄介な事になるかも知れず、レーザーを乗せて置くのは、ためらってる。
ゴキブリは当てられたら、即、落下して逃げる。
隅などに追い詰めたら、弱らせる事が出来るけど、そして動きが鈍くなってしまうけど、なかなか殺せない。
長期戦となると、ゴーグルをしてないと、自分の目が先にやられてしまう。
まぁ、凍殺ジェットのほうが、ずっと手っ取り早い!
ダンゴムシなんかは、すぐに丸まって動かなくなるので、即、焦げ臭くなってパチンと爆ぜてしまう事もある。
最後に、マッチに点火し、段ボールを焦がす、私が撮影した動画を。