
最初の画像はこれから取り替える、新しいドアロックアクチュエーターの助手席用(左)と運転席用(右)である。
取り付けステーが逆になってるだけでは無くて、右の運転席用には「ドアロックスイッチ」も内蔵されていて、カプラも異なる。
その交換作業で次にするべきことは、
ウィンドウが上下するレールの後ろ側の固定ボルトを外す。

↑10mmの六角ソケットとラチェットレンチを使う。
こうした作業にラチェットレンチと10mmと12mmのソケットは不可欠だ。
ドアロックASSYの取り出しを邪魔するのがこのウィンドウのレールなのだ。
下側の固定ボルトを抜く事で、このレールを車の前方や外側に動かして、スペースを確保出来る。上部も固定されてるし、窓ガラスの端がかかってるので、外す事は出来ない。
そして、
この固定ボルトを外したままで、ウィンドウを下げた時、どうなるのか不明。
パワーウィンドウを操作する時には、必ず、忘れずにこの固定ボルトを元に戻しておく事。
ドアロックASSYを取り外す為には、そこへ行くロッド(鉄の棒)を外す必要がある。
外のドアハンドルと、内のドアハンドルへのロッドが2本ずつ、計4本ある。
そのロッドを外す前に、しておくべき事は、
ドアストライカーの受け側の穴を塞ぐこと。
ガムテープを2重にする位にシッカリと塞いでおく。
これをしないでおくと、狭いカーポートなどで、ちょっと道具を取りに行くなどで、ドアの向こう側へ行くのに、軽くドアを閉じる方向へ動かすだけで、
ドアストライカーが噛んでしまい、そうなるとロッドを外してしまってるので、ドアを開ける事が出来なくなる。これで2度も痛い目にあった。
なんとか内側から残ったロッドを操作して開ける事が出来たが、苦労した。
ドア内部の作業には照明が必要になる。
私は以前から、以下のような
充電式のLED照明を使ってる。
バネ式でどこかに挟み込んで固定し、アームが自在に動く。3段階に明るさ調節が出来て、一番明るい状態では約3時間しか使えないが。USB Type-Cのコネクタで充電する。

↑この照明の電池が切れたら、カーポート内に引いてある100V電源からUSB充電器を接続して使っていたが、今は車の
常時電源からのUSBポートを作ってるので、そこから(車のバッテリーから)充電しながら使ったりしてる。
後は
腕カバーがあるといいと思った。盆栽の植え替えに使っていたけど、古く、ドロドロになったので捨ててしまったのか、捜しても見つからなかった。
ドアの穴に手を突っ込んで作業してると、穴の縁の折り返しで、腕の皮膚が痛くて、赤く跡が付いてしまう。長袖の場合は、服の生地を痛めてしまうかも。
まず外すロッドは3本で、そのうち2本がドアロックASSY側から外す。
以下の赤丸の
白と青のファスナー(パーツリストの名称)をロッドから外す。
このファスナーがどういう構造で、どうやって外し、またハメるのかは、
内側のドアロックレバーからのロッドの「中継点」(前のLED照明のアームの下にある)のファスナーを見て、「脱着の練習」をする。
↑番号はロッドを取り付ける時の順序で、曲がったロッドの先を穴にハメて、ファスナーを回転させて、ロッドに押し付けると、パチンと音がして固定される。
外すのはこの逆の順序で、噛んでるファスナーの先を開き気味にして、回すように外す。
最初に噛んでるのが少し硬いが、指先で出来ない事はない。ハメる時のほうが簡単なんだが。
いや、ハメる時は穴にロッドの先を入れるのにも苦労する。直接、見えないので。
私は以前に買った、キーホルダーのリングを広げたりする
リングプライヤーがファスナー外しに役に立った。

ただ、どうしても見えない(見えにくい)場所なので、手探りで作業する事になり、狭い場所でもあるので、プライヤーなんかが入りにくい。
そして、無理に力を加えて、プラ製のファスナーを破損してしまうと、また厄介になる。
ただ、このファスナーはモノタロウに在庫があるようだ。
白色
72139-SR3-003 フアスナー(ナチユラル) 229円
青色
72139-SW5-003 フアスナー(ブルー) 279円
このファスナーは左右で同じ品番なので、
取り付けられた向きが異なる。
ロッドを取り付ける時も、ファスナーの位置に注意が必要となる。
左側ドア 上からハメる。ロッドを穴に入れる前に、ファスナーを跳ね上げておく。
右側ドア 下からハメる。ロッドを穴に入れる前に、ファスナーを下に下げておく。
↑後ろ向きの撮影なので左右が逆になる。鏡に映した映像である。
ロッドを取り付ける時は、見えなくて、ロッドの先を穴に入れるのに苦労するのに、やっと入れても、
ファスナー位置が逆だとハメられない。
下側の青のファスナーは、ドアロックのレバーからのロッド。ロッドを取り付ける時は、
ドアロック状態のほうが、ロッドが伸びるので、穴にロッドの先が届きやすいが、右側の運転席側はドアを開けた状態では、ドアロック出来ない。なので、先の中継点からロッドをはずしておいたほうがいいかもしれない。それだとかえってブラブラするか?
このロッドのファスナーやアクチュエーター本体も、ドアの外からウィンドウ越しに見えるのだが、内側からの作業者は見られない。誰か支援者がおれば、「もう少し後ろ」とか案内出来るかもしれない。
このロッド2本(片側ドアで)が外れたら、下側のドアロックのロッドは中継点から取り外しておいてもいい。
もう1本の全長が70cmほどあるロッドは、取り外そうとすれば、内側のドアハンドルを外すしかない。
私はそれが面倒なのと、コルゲートチューブがバスコークで固定されてるので、2本ともロッドはそのままにして作業をした。
そのせいで、大きな開口部からドアロックASSYを取り出すのも、手を入れるのもロッドが邪魔になった。
次に外すのは、外側のドアハンドルへ行く2本のロッド。
左のほうのロッドは同じファスナー(
パーツリストではなぜかロッドホルダーという名称)なので、同じように外せる。

↑1995年11月15日の日付。この愛車を買ったのは1995年の11月末で、納車が12月の確か6日だから。
この緑色をしたホルダーもモノタロウに在庫がある。パーツリスト上はスカイブルーとなってる。
左側
72116-S04-003 ホルダー,ロツド(スカイブルー) 189円
右側
72117-S04-003 ホルダー,ロツド(イエロー) 189円
外した細いロッドは、太いロッドと一緒に、マスキングテープなどで軽く縛っておく。
後で、簡単に外せるように、端は折り返しておく。

↑こうして縛っておかないと、垂れ下がってブラブラして邪魔なのと、上側の固定を外すと、下側から抜けてしまうのだ。穴にハマってるだけなので。下側から先には抜けないけど、取れてしまうと、どの向きに刺さってたのか、わからなくなってしまうから。(後で画像がある)
上の画像は取り付ける時に撮影したもので、ドアハンドルの裏側も綺麗にしてある。
右側の太いロッドは、2つ前の画像のとおりネジ込まれてるので、ドアハンドルを外さないと取れない。
この太いロッドの下側はというと、以下のとおりで、やはり外せそうにない。

↑出来れば、ドアハンドルは外したくないので、この画像に見える緑色に塗られた部分をプライヤーで捻って、抜けないとかやってみたが、これは後ろ側の金属の端がそのまま出てるみたいで、外せない。おそらくはロッド全体を回転させないと取れないと思う。
結局、この
太いロッドを外す為には、外側のドアハンドルを外すしかないようだ。
その為に、前の画像でも見えてる
2つの金色の六角のボルトの頭に10mmのソケットをかけて、ラチェットレンチで外す。
このボルト2つを外しただけでは、ドアハンドルは外れないハズ。
それはボルトの穴の周囲にゴムシートが挟まれていて、それが密着してるから。
それでも、出来れば先に、
外側のドアハンドルの周囲を養生しておきたい。
万一、ボディに接触して、キズが付かないように。当初はゴムシートも用意したのたが、外す要領を得ると、なんとかなった。
ドアハンドルを外すには、前の画像のとおり、裏側には上方に多くの突起物があるので、
まずはハンドルに手をかけて、慎重に手前に少し引いて、密着してるのを浮かせたら、縁を持って、下側から先に抜いて、その後、
前側を下げて、斜め下の前方へズラすように抜くと、すんなりと出てくる。途中で手を離して、撮影しても、この状態で止まってる。

↑逆に
取り付ける時は、後方から上部の突起物を先に中に入れて、斜め後方に押し上げて行く。
養生に使った黄色いのは、
36mmの幅広のマスキングテープ。
ドアハンドルを引き抜いても、ロッドで自立してる。これがもし先にドアロックASSYの皿ネジ3本を外してると、ロッドで引っ張られてドアハンドルも外しにくいだろう。

↑ここで、
ロッドの先のネジ部分がどの程度、刺さってるか見ておく。
回転しない限り抜けないのだから、取り付ける時はロッドの先のネジが顔を出してる程度でいい。
ドアハンドルを抜き出したら、
上下を逆さまにして、ロッドがねじ込まれてる部分を下にする。
そして、慎重に
ハンドル全体を左に回転させて、ロッドから抜く。
逆に
ドアハンドルの取付時には、ロッドの先をねじ込むのが難しい。
それはネジ穴の部分が回転するからで、ロッドの向きと合わずに、ハンドルを回しても、なかなかネジが入ってくれないのだ。
それで、予め、
M6のボルトをネジ穴の半分位入れておいて、向きを合わせるのと、穴が回ってしまうのを抑止すると、ロッドの先を入れやすかった。
ともかく、
ドアハンドルの裏側が物凄く汚い。さすがに30年近く経ってる。後で、綺麗に洗っておいた。洗剤とブラシを使って。
ただ、固定用のボルトの位置のゴムシール(完全にヘタってる)の裏側に水が残るので、
シールも外して、水を拭いておく必要がある。
こうしてドアハンドルを外すと、そこへ来ていた
ロッドが飛び出たままなので、中に押し込んでおく。
ロッドが不用意に外へ出て動いて、ボディの周囲をキズ付けないように、マスキングテープで取り出した穴をふさいでおいた。
ここまでして、やっと
ドアロックASSYの皿ネジ3本を外す。

3本とも外すと、ドアの中の底にドアロックASSYが落ち込むので、
中から手を添えて、ゆっくりと下ろしてやる。
最初、この左側ではドアロックASSYを底に落とすまいと必死に保持し、邪魔するウィンドウのレールの脇から、何とか向きを変えて、すり抜けるように取り出した。
中でドアロックASSYが固定されていた時の位置関係はこんな感じ。
脇からでは無くて、
底に寝かせた状態で、下から引きずり出せばいいのだ。
赤丸がレールの固定ボルトなので、その下側を通す。十分な余裕があるわけでは無いが。
下の画像のように、ウィンドウのレールを手前(前方)へ引き寄せながら、後方のスペースを確保しつつ、ドアロツクASSYを引っぱり出すようにしてする。ロッド2本は縛ってあるので、手を上げたバンザイの姿勢で。
逆にドアロックASSYを取り付ける時も、まずは底に寝そべらせておく。後は取り出した時と逆に、レールを手前に引き寄せながら、ドアロックASSYを奥へと押し込み、そこから引き起こして、上げて行く。
なお、ドアの内側に貼られてる凹凸したものは、
レアルシルト・ディフュージョン。
ドア内は雨水や洗車の水がモロにかかるので、そこに使える吸音材はコレしかない。
取り外したドアロックASSYのアクチュエーターを交換する。
画像の赤丸のネジ2本を外して、付け替える。
交換時、裏のアクチュエーターのアームの突起がハマる位置を確認しておくこと。
ドアロックASSY側のロッドで、ドアハンドルへ行ってる細いほうのロッドは、鍵穴とつながってるが、それは下の画像のように穴にハマってるだけなので、外れやすい。上部がつながってる状態では外れはしないのだが。
一方で、太いほうのロッドは、その元を外そうとして、こじってキズを付けてしまってる。

↑もし、細いほうのロッドが外れてしまった場合は、この画像を参考に取り付けて欲しい。これは左側のドアロックASSYだけど。
そして、汚れを拭き取ると共に、
回って動く部分にスプレー式のグリスを吹き付けておいた。いいか悪いかわからないが。
それは
ワコーズのVGグリース。
これで、車内のドアロックレバーの動きも軽くなったように思う。
同じようにして、
運転席側(右側)のドアロックアクチュエーターも交換した。
そのドアロックアクチュエーターは左右で取り付けステーが逆になってるが、
配線のカプラも左右で異なる。右が運転席側。
愛車には
こちらで書かれてるような透明な「ドアロックスイッチ」が無い。
ドアロックスイッチの品番は先のパーツリストの4番の72116-SR3-J01
代わりに、
運転席側(右側)のアクチュエーター内部にそのドアロックスイッチが仕込まれているのだ。(後述)
つまり、
キーレス非装着車には運転席側(右側)のドアロックアクチュエーターそのものが無いようだ。
運転席側からキーを差し込んで、ドアをロックすると、助手席側も自動でロックされる。その為の助手席側にのみドアロックアクチュエーターがあるようだ。
ドアロックアクチュエーターのカプラへの配線の色分けは

↑端子が見えるオスカプラは端子側からみた端子番号で、メスカプラは裏の配線側からみた番号になる。配線色を見せるにはメスカプラを撮影すべきだったが、オスカプラの配線側から見た画像を左右反転させてる。
ドアロックアクチュエーターのカプラのピン番号は
愛車のようなキーレス装着車の配線図は

↑↓ これらは
サービスマニュアルの配線図PDF版より
キーレス非装着車の配線図は

↑□で囲ったアルファベットはハーネス区分で、
L:運転席 M:助手席 N:右後ろ O:左後ろ J:フロア H:メインワイヤ E:ABSヒューズボックス
キーレス非装着車に、運転席側のアクチュエーターを取り付けたら、どうなるのだろうか。もちろん、カプラが合わないから、配線を自分で引き直す必要があるが、ドアロックスイッチも不要になるはず。
ドアロックASSY自体は、運転席側と助手席側で1つずつの品番しかないので、キーレスの有り無しにかかわらず、同じだと思う。
72110-S03-003 ロツクASSY.,R.フロントドアー
72150-S03-003 ロツクASSY.,L.フロントドアー
いずれも、適合する号機番号は書かれていないので、全グレード共通と思われる。
ただ、オートドアロックのコントロールユニットが違ってくるようだ。
38380-S04-003 コントロールユニツト,オートドアーロツク
38380-S04-013 コントロールユニツト,オートドアーロツク
38380-S04-901 コントロールユニツト,ドアーロツク&キーレス
キーレス仕様の愛車のは以下で、中身は単なるリレーでは無いのがわかる。
運転席側のドアロックアクチュエーターのカプラを接続すると、即、ガチャンと音がする。
運転席側はドアを開けた状態で、ドアロック出来ないようになってる。
内側のロックレバーも動かない。
ドアを開けたまま、あるいは完全に閉まっていない状態で、リモコンでドアロックすると、その後にアンロックしても、やはりロックレバーは動かなくなる。
もし、
ドアロックアクチュエーターの交換後、ロックレバーが動かない場合は、ドアを閉めた状態で、リモコンでドアロック、アンロックをすると、ドアロックレバーも軽く動くようになる。
以上で、ドアロックアクチュエーターの交換作業は無事に終わり。
取り外したレアルシルトに接着剤を付けて、貼り直す。もう2度と外さないつもりで?

↑接着剤は
セメダイン スーパーX HYPERを両面に付ける
貼り直すと、施工時と同様に
ローラーで押し付けてある。
すると、あれだけスムーズに動いていたのに、
ドアロックレバーが重くなり、リモコンでのドアロックが1発で決まらない!
つまり、アクチュエーター交換前と同じような状態になってしまった。

↑リモコンからドアロックすると、このようなロックレバーの状態になり、レバーが完全に平行にならない。
なぜか、運転席側はレアルシルトを貼り直しても大丈夫で、一発で決まる。
どうも、
貼り直したレアルシルトで、ロッドが圧迫されるみたい。
それで、手持ちの以下の工具を突き刺して、レアルシルトを膨らませる。

↑実は、一つ前のレアルシルトを貼り直した画像は、こうして膨らませた後。
前はもっとロッドが浮き出て、その動きがわかるほどだった。
ロッドにはコルゲートチューブを被せてあるのに、それでも動きが阻害されるみたい。
その
コルゲートチューブの中にも先のワコーズのVGグリースを吹き付けておく。
これで、助手席側もスムーズにドアロックが動作するようになった。
結局、
古いアクチュエーターのモーターが弱っていたのか、単にロッドが圧迫されていただけなのか、よくわからない。
標準の防水シートを貼り直したりした時に、
ブチルゴムが垂れたりすると、同様にロッドの動きが阻害されて、スムーズにドアロック出来ないという事も有りうると思う。
この後、
内張りを取り付けたら、やっぱりロックレバーがけっこう重くなった。
それでも、何とかリモコンで1発で決まってはいるが、また動きが悪くなるかもしれない。
取り外したアクチュエーターは、左右ともに正常に動作してる。
ただ、古いので負荷がかかると、本来の回転トルクが出せない可能性もある。
このアクチュエーターはこれまでの画像に見えてる
3本のネジを外せば、簡単に開く。
接着剤などは使われていない。配線の出口の突起が指をかけるポイントになっていて、そこを押せば開く。
運転席側のドアロックアクチュエーターの内部は

↑モーターの黒いのが両面テープで、右側のケースに貼り付けられてるようだ。
運転席側のドアロックアクチュエーター内の「ドアロックスイッチ」は以下のように動く。
助手席側のドアロックアクチュエーターの内部は
モーター自体は左右で同じようだ。
中のモーターだけを交換しようとすると、いろいろ問題がある。
ケースの軸受け部分にうまくフィットするかということ。
何より、
モーターの軸に上下に面取りされた金属が取り付けられていて、それがどうにも外せないらしい。

↑モーターの軸は1.8mmで、ハメられてるのは直径が4.2mmあり、上下幅が3.3mmに面取りされてる。これが無いと、プラ製のスクリューが空回りするだろう。
モーター自体は幅が24mm、厚さが18.2mm、長さがステーを含めて40mmある。
もし、やるなら、
モーターを分解して、中のブラシだけを交換するしかないと思われる。
以下は番外編で、
右側のナメたドアロックASSYの皿ネジ1本に費やした苦労話。

↑以下の「ネジはずしビット」が滑って、ナメたネジ穴の横にキズを付けてしまってる。
他の皿ネジは、前回、書いたように、手持ちの差込角9.5mmのラチェットレンチと、
プラスビットソケットで、押し込みながら回すと、案外簡単に緩める事が出来た。
でも、この右側のドアの皿ネジ1本だけは強固で、ネジ穴がナメてしまったのだが、その
プラスビットソケットも、一つ上のP3という、もう少し先が大きいものだったら、ナメずに回せたかもしれない。それは上のリンク先の商品ページで選択出来る。
ともかく、ナメてしまい、どうにもならないので、以下の
ネジはずしビットを買ってみた。

手持ちの電動ドリルの先に取り付けて、左回転でネジ穴を切り、さらに反対側のネジを食い込ませて、ナメたネジと一緒に抜くというもの。
しかし、
既にナメた穴が大きくなり過ぎていたのか、さらに穴を大きくするだけで、まるで歯が立たなかった。
それでも、まだ残る元のプラスのネジ穴のうち、十字の一方のマイナスが、手持ちの取り替え式のドライバーの中の1つのマイナスビットで引っ掛かりがあるので、これに力を加えられたらと、買ったのが、9.5mmの差込角のラチェットレンチに、その6.35mm六角軸のマイナスビットを取り付ける
ビットアダプターソケット。

↑この製品はブラ下げるプラ製のタグが強固で、取り外すのに一苦労する。
それでもダメだったので、最終的に
インパクトドライバーも購入。

これは赤い柄のものを先にハンマーで叩いて、ナメたネジ穴に食い込みを作り、プラスビットのインパクトドライバーをさらにハンマーで叩くというもの。
叩いた衝撃を回転に変えて、ネジを回すというものだけど、その動き(回り)が微々たるもので、ナメてはいない皿ネジに使ってみても、ほんのわずかしか回らない。
大きなハンマーでいくら思いっ切り叩いても、凄い音で近所迷惑なだけで、ネジは回ってくれない。
ただ、
このインパクトドライバーに付いてる六角軸のプラスネジ用のビットが、よく食い付いてるようなので、これに先のビットアダプターソケットをハメて、ラチェットレンチで、やっと皿ネジを緩める事が出来た。
なんで、こんなに強固になっていたのか。前の画像の左側のネジ穴を見ても、穴のすぐ向こうはプラスティックで、実際の金属のネジはわずか3~4山しかないのに。

↑元々、汚れてたところへ、ワコーズの
ラスペネなんかを吹き付けたりしてたので、ドロドロ状態。
そして、そもそもなんでそんなナメやすいプラスの皿ネジなのか。
この皿ネジはM6✕25mmなので、六角穴のネジ、それもカラフルなのに変えようと思う。
以下のような
チタンネジではどうだろう。