そんな私だけど、宇宙の事について、人から度々聞かれて、それに答えるのに、話しだけでは、まるでわかってもらえず、何とか説明しようとネットの映像や情報を集めていたら、こんなブログになってしまった。
また地球は太陽の回りを365.2564日かけて回ってる。これが約1年で、きっちり365日では無いので、4年に1度の「うるう年」で2月を29日にして調節してる。
月には無数のクレーター(隕石が落ちた跡)があり、その直径は数kmから200kmまで数万個あると言われてる。
直径が200kmというとコレくらい。月には最大でこれ位の大きさの隕石が落ちた跡(クレーター)がある。
でも、
月のクレーターの深さは、直径の大小にかかわらず、平均6kmしかないんだ。深いのでも9kmほど。
だから、月の表面の土の下は硬いもので出来てるのではと言われてる。
つまり、
「月は人工物」ではないかとさえ言われてる。
地球の潮の満干期(みちひき)とか、月の影響を多く受けていて、もし月が無くなったら、地球の自転が不安定になったりして、
「地球に生命は存在出来なくなる」とさえ言われてる。
太古から、地球上の生命は、月の影響を受けて進化して来た。
今でも海の魚は、月による潮の満ち引きに応じて産卵してるし、陸に上ったカニなんかも、潮の満ちる時に海に来て産卵する。
人間の女性の生理だって、月の周期にほぼ近いのも、昔々のなごりだと言われる。
もし、月が無くなったら、以下のようになるらしい。
潮の満ち引きが凄く少なくなる(太陽の影響は少し残る)
季節が無くなる
隕石などの衝突が増える
地球の1日は8時間、一年は1095日となる
昼の時間は3~5時間になってしまう
台風が頻繁に発生し、風速5000m以上に達する
(観測史上最強の台風は風速85mくらいだから、その58倍!)
だから、
「月は地球に必要不可欠」で、ちょうどいい位置に誰かが設置した人工物ではないかとさえ言われてるんだ。
そんな映画が
「ムーンフォール」だった。
地球の自転の速度は、約1,700kmと言われてる。これは赤道付近での移動速度になる。

赤道から離れるほど、直径が小さくなるから、それを同じ24時間で回るから、日本付近だと時速約1,500kmになる。これは新幹線の約5倍の速さ。
地上がそんなに早く移動していても、その速度を感じないのは、景色も空気も一緒に動いてるから。
電車や新幹線の中では、窓の外を見ない限り、その移動速度を感じないのと一緒。
ただ、駅から出て加速する時や、駅に着いて減速する時には、それを感じる。
急ブレーキをかけたら、中の人は飛ばされる。
同様に、もし、地球の自転速度が変わったら、物凄い気象変化が起きる。暴風が発生するだろう。
地球が太陽の周囲を回る「公転」の速度は、なんと時速10万7千km。
月へ行くようなロケットが時速4万kmなので、地球はそんなロケットの2倍以上の速さで動いてるわけだ。
そして、地球の「自転」の軸は、太陽の周囲を回る「公転」の面に対して、23.4度傾いてる。
この
地軸の傾きが季節を作り出してる。

日本やアメリカがある北半球が太陽のほうを向く時期(上図の左側)が夏で、
反対に遠ざかる時期(上図の右側)が冬。その中間が春と秋。
太陽の当たる時間の長さによって、暑くなったり、寒くなったりするから。
そして、オーストラリアなどの南半球は逆の季節になる。
地球上から見ると、太陽の高さと、太陽が昇ってる時間が変わって、季節が出来る。
太陽を中心にして回ってる地球や火星、木星、土星などを「惑星」(わくせい)という。
その大きさの比較は以下。
太陽との距離関係は以下。
それぞれの「惑星」は以下のような感じで、太陽の周囲を回ってる。
それぞれの
「惑星」の周囲を回る星を「衛星」(えいせい)という。
地球の周りを回る月も「衛星」なのだ。
人間が作って、打ち上げて、軌道に投入した衛星を「人工衛星」という。
木星には92個の衛星があるらしい。木星の周りを回ってるのだ。

↑これは木星の衛星のイメージだけど、
実際に撮影された映像は以下。
「木星の4つの衛星」は特に大きくて、名前も付けられてる。
活火山があるイオ以外の3つの衛星は厚い氷で覆われていて、氷の下には水があるとされてる。
特に
エウロパの氷の下には海があり、そこには生命体がいるのではないかと、無人の探査船が送られている。
また
木星の最大の衛星であるガニメデは月の1.5倍の大きさ。
それでも、
木星は地球の11倍の大きさなのだ。

ちなみに、木星はガスのかたまりだと言われている。地球のような地面は無いらしい。
それで、「惑星」の周りを回る「衛星」の大きさのランキングは

↑これを見てもわかるように、
月は5番目の大きさの「衛星」になる。
木星は地球の11倍、土星は地球の9.5倍の大きさなのに、その周りのを回る「衛星」の大きさでは、月は5番目に大きい。
改めて、地球を1とした各惑星の大きさの比率は
つまり、
月は「衛星」としては、異例の大きさなのだ。
月はその大きさも、太陽との距離も、地球にとってすごく都合よく出来ていて、
この事からも、月は地球の為に作られた、あるいはヨソから持って来た天体ではないかとさえ言われてる。
太陽のように自ら光り、熱を出す星のことを「恒星」(こうせい)と言う。
夜空に無数に見える星はみな、太陽と同じ「恒星」なのだ。
ちなみに、
太陽は「核融合」のエネルギーで熱を出して、光ってる。
核と聞くと、核爆弾を思い出すが、それは「核分裂」によるエネルギー放出。
原子力発電も「核分裂」を利用してる。
「核融合」はまだ人類が実用化は出来ていない。
「核分裂」が1グラムのウラン燃料から石油1.8トン分のエネルギーを出せるのに対し、
「核融合」は1グラムのウラン燃料から石油8トン分のエネルギーを出せると言う。
1トンは1000kgで、乗用車(軽では無い)1台分位の重さくらい。
つまり、「核融合」のほうが、はるかにエネルギー効率が高いのだ。
しかも太陽は「水素」を原料にして「核融合」を行ってる。
月にも「核融合」の原料となる「ヘリウム3」があるので、将来、争奪戦になる可能性があるらしい。
その「核融合」の技術は、まだ実験段階でしか無く、実用化のメドは立って無い。
太陽を中心として、その周りを回る水星、金星、地球、火星、木星、土星などを「太陽系」と言う。
いわば「太陽家族」のようなもの。
そんな
「太陽系」が属するのが「天の川銀河」
「天の川銀河」の中には、太陽のような「恒星」が2000億個あると言われてる。
それぞれの「恒星」には、またその周りを回る「惑星」もある。
でも、
自ら光を出さない惑星は見えないんだ。(見えにくい)
金星とか木星とかは比較的?近くなので、太陽の光を浴びて反射で光ってるのが望遠鏡で見えるけど。
上の図のように、太陽系の位置から、天の川銀河の中心までは、
光の速度でも2万6100年かかると言われる。その中心にはブラックホールがあるとされる。光さえも飲み込む凄い引力(質量)の星がブラックホール。
また天の川銀河の中を太陽系は秒速240kmで移動(公転)していて、銀河を1周するのに2億年かかるらしい。
天の川銀河の直径は約10万光年。光が10万年かかって進む距離。
ちなみに、太陽から地球まで、光で8分かかる。

↑
天の川銀河は「円盤状」で、横から見ると、2000光年と薄い。
但し、中心部だと厚さも増して4000光年ほどになるらしい。
つまり、
夜空にかかる「天の川」は、我々の「太陽系」が属してる「天の川銀河」を横から見てる(見えてる)のだ。

↑はるか彼方にある星の集まりが、空の川のように見えるから「天の川」なんだけど、上から見たとしたら、左図のような円盤状。
その円盤の中に自分達も一緒にいるのに、あまりに巨大なので「遠くにある星の集まり」のように見える。
そんな地球と太陽系、天の川銀河の関係は以下のようなもの。
改めて書くけど、天の川銀河の直径は10万光年で、その中に太陽のような恒星が2000億個ある。そんな巨大な「天の川銀河」だけど、
宇宙には同じような銀河が観測可能な範囲に2000億個あると言われてる。
最近では銀河は2兆個はあるのではないかとさえ言われてる。
我々の
「天の川銀河」に一番近い銀河は「アンドロメダ銀河」
そのお隣さんの「アンドロメダ銀河」も同じような渦巻き銀河らしい。

その直径は約13万光年で、恒星が数は1兆個。「天の川銀河」との距離は230万光年。
夜空に肉眼でも「アンドロメダ銀河」は見えるらしい。
しかも、時速40万kmで接近して来ていて、このままだと
40億年後に「天の川銀河」と「アンドロメダ銀河」は衝突するらしい。
ジェームスウェブ宇宙望遠鏡で観測された銀河同士の衝突。

最近、我々の天の川銀河も100億年前に他の小さめの銀河と衝突してたという話しもある。上の画像の背景に見えてるのは「恒星」では無くて、全て他の銀河。
以下も何十、何百億年かけて届く光を集めたもので、全て銀河。
ともかく、宇宙は果てしなく広大。
その
宇宙は138億年前の「ビッグバン」により、何も無い1点から始まったとされる。
が、
私はとても信じられない。そんなの宗教の世界の話しではないか。宇宙は確かに現在も膨張してるが、膨張と収縮を繰り返してるとは考えられないのだろうか。
そして、現在の
観測可能な宇宙の果、最遠の距離は470億光年先だとか。
138億年前にゼロからスタートしたのに、一番向こう側が470億光年って矛盾してるみたいだけど、それだけ宇宙が広がり続けてるので、発せられた光が届くまでに、その光を発した時点がより遠くへ行ってしまってるという理屈。
宇宙は光速以上の速度で広がってるらしい。
それは動く歩道上の観測者と、そこを逆走する人との位置関係で解説されていて、それがよく理解出来た。

↑Bから発せられた光がAに届く頃には、Bは元の位置より遠くへ行ってしまってる。
無限のように広大な宇宙には、無限ともいえる星がある。
その中には当然、
人類よりも進歩した文明を持つ生命体が存在するはず。
でも、お互いが交流するには、あまりに距離が離れ過ぎてる。
それこそ「ワープ航法」のような光速を遥かに超える移動手段がないと、他の文明に接する事は出来ない。
しかし、そんな
「ワープ航法」は、どんなに技術が進歩しても実現はしないと思う。
もし、それが可能なら、他の惑星から次々と使者が訪れてるはず。
そうして、知識や技術が共有されれば、飛躍的に一斉に文明は進歩して行くはず。
そんな進化した宇宙人なら、人類同士の争いは無意味なことだと、諭してくれるに違いない。
結局、必ず存在するであろう異星間の文明は決して交わることなく、それぞれの惑星の寿命、そこの恒星の寿命で、
その文明はリセットされてしまう。
その繰り返しが宇宙だと、私は思ってる。
地球と宇宙の話しはこれで、ひとまず終わり。