
昨日、玄関前のタイル敷の上で、持ち上がった小枝?が目に付いて、何かと思ったら、
超小型のカマキリだった。
春先だと、まだ成長していない、幼虫のカマキリは小さいけど、これは違う。もう秋も深まってるし、羽もそろってる。
比較的小柄の茶色のカマキリは、腕(カマ)の内側に白黒の模様があるコカマキリというのがいるけど、それとも違う。
模様がないし、胴の(羽の)側面が緑色だし。
このカマキリは動きがとても素速い。小さな体で、これまで生き残ってきたのだから。
なんとか捕まえて、撮影した。このカマキリは頭を動かして、顔をこちらに向ける。私を見てるんだ。
カマキリなどの昆虫の目は複眼で、多くの目が集まったような構造になってる。そしてその中に黒い点が、左右のそれぞれの目に1つずつあり、まるで瞳孔のように見える。これは偽瞳孔と言うらしい。
複眼の構造上、光を反射しない部分が黒く見えるらしい。
でも、左右の目で物を見ようとして、顔の向きを変えるのだから。
横を向いたり、上を向いたりして、常に私の顔を見てるんだ。

それにしても、私の指はガサガサになってしまってる。クリームでも塗ってから、撮影すべきだったか。
カマキリは手から逃げるのに、飛び下りると、ドスンと落下するのでは無く、地面の直前で羽を広げて、フワッと着地して、しかも次の瞬間、ササッと動いて逃げる。
雨樋が犬走りを水平に走る部分の下側に隠れた。棒で追いだそうとすると、その雨樋と左側のブロックの段差の間に現れたけど、その時点で、仰向けになってしまっていて、腹に小さな枯れ枝を抱えて、擬態してる。たまたま、そうなったのかもしれなけど、カモフラージュしてるみたいに見えた。
普通のカマキリは、背中の方から捕まえても、カマを振り上げ、指に引っ掛けて、それを足場に上体をねじってきて、噛み付こうとする。
この小型カマキリは、そんな事をしても通用しないとわかってるのか、カマをたたんで、棒状になって、死んだふり。「私は枯れ枝です」という感じになる。
一旦は離したんだけど、寒くなってきたから、夜は室内に入れようかと。
でも、捜すと、離したところにはいない。諦めかけた時、また入り口のタイル敷の上にいた。
気付かないと、踏んでしまうかも。
それで、室内の自分の部屋に持ってきたけど、さて、どうしたものか。
部屋に放し飼いしてたら、そのうち、踏んでしまうかもしれない。
それで、昔、使っていた梅干しを入れるようなガラス瓶のプラ製の蓋をくり抜いて、網を張って。
底にラン用の荒い用土を入れて、庭に生えてる小さな南天の苗を入れて。
昨夜はこの容器の中に入れて、様子を見る事に。
そして、今朝、朝食前に庭の石の下からコオロギを捜し出して、瓶の中に入れておいた。
コオロギは地面を這い、カマキリは上の蓋の網にいる。これでは気付かないかな。
ところが、朝食を終えてみると、コオロギはいない。
よく捜すと、羽の断片が。さらに片足も落ちていた。そうカマキリが食べたのだ。
このカマキリ、元々、お腹が大きいから、もしかするとメスで、卵を生むかもしれない。
もう秋も深まったこの時期から、
カマキリを飼育する事に。
狭い庭には、毎年、卵を産んではかえる普通の大型のカマキリがいる。
お腹の大きい卵を生みそうなカマキリが他にも何匹かいるのだ。
Posted at 2011/10/26 23:18:54 | |
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カマキリ | ペット