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写真は玄関先にいる寒々としたカマキリ。
室内で飼ってる？ヒメカマキリとは異なり、普通サイズのカマキリ。
こちらは羽も傷んで、老化してる。
（ヒメカマキリは外見上、老化が見られない）

昼間はこの壁面などで、日向ぼっこをしてるけど、今日はあいにく日差しがないので。
夜間はこの孔雀サボテンに止まらせて、一緒に玄関内に入れてる。

以下は天気がよくて、気温も上がった2日前の11月30日の水曜日の話し。
（その日の出来事を、その日のうちに書くのは困難だ）

その日、バッタを見つけて捕まえ、このカマキリに与えた。
バッタは草木の葉を食う害虫、カマキリはその害虫を食う益虫という観点から、バッタなどを見つけると、庭に何匹もいるカマキリに与えたりしてる。

そのカマキリも、今は残り僅かになったが、まだ生きている。

で、そのバッタの足を持って、このカマキリの前に差し出すと、サッとカマでとらえて、すぐに食べだした。
しかも、頭から。たまたま、捉えた態勢から、頭からとなってしまったのだろう。
それも、顔面から食べだした。そうバッタの鼻面というか、目と目の間あたりから噛じりだしたんだ。
そんな硬いところから食わなくても、柔らかいお腹当たりから噛じればと思って見ていた。

バッタはというと、懸命に後ろ足を蹴って、危機から脱しようとしてる。
が、哀れ、顔面に穴を開けられ、次に見た時は頭の中身はなくって、頭蓋骨？いや外側が半分だけ残っていた。
それでもまだバッタは後ろ足をばたつかせていた。

次に見た時は、もうバッタの頭は完全に無かった。


そして最後には腹部の方も食って、後ろ足周囲の殻だけに。


下に落として、捨てられたのは、カエルの後ろ足のような抜け殻と、羽だけだった。


バッタの胴体の中に、カマキリは頭を突っ込んで、中身を食べていた。
だから、残ったのは空洞化した殻だった。
これ以外の箇所は、外側も一緒に食べてる。

これを見て、グロいと思うかもしれないが、これがカニだったらどうだろう。
カニの足の中身や甲羅の中のミソを食べた殻を見て、グロいとは思わないだろう。

カマキリの歯はかなり鋭い。
ヒメカマキリとは違って、このサイズのカマキリになると、移動のために後ろから指で摘んでも、体を捻ってカマで引っ掛けて、それを足がかりに、さらに上体を捻って、指に噛み付こうとする。
噛まれると痛くて、血が出る。

バッタと比較すると、小さな三角の頭と、その後ろの細い首、さらに細長い胸と続くのに、この中を食った肉が次々と通って、お腹に入って行くのだから。
バッタの触覚部分を食べてる時は、まるでソバかウドンを食べるように、つ～と口の中に吸い込まれて行った。