
朝は雨。晴れ時々曇り。
昨夜もパソコンを付けたまま、ベッドの上でうたた寝してしまった。
気が付いたら5時過ぎだったか。その時点でも私の部屋の温度は32度で、汗だく。
一方だけにある窓は開けてるし、部屋の入口も開けたままなのだが。
トイレに入ると、いつものように、認知症の母がオシッコをした跡。便座の前の方に浅く座るので、オシッコが便器の外へ出てしまって、
床が濡れてる。
しかも、それを
スリッパで踏んでる。濡れた跡が飛び地のように点在してるのだ。
ぬれた床はトイレクイックルで拭いておく。
その後、私は2階へ上がって、また横になる。
今度、目がさめたのは激しい雨音で。7時前だったか。短時間だったけど、よく降った。
トイレを覗くと、またしても
母のトイレのスリッパが無い。
母の部屋の入り口にあるスリッパも無くなってる。和室なので、そこから出たら板の間。
それで、母は部屋から出たら、必ずスリッパを履いてる。そのスリッパが無いのだ。
部屋に入ると、母は布団に横になって、テレビを見ていた。
最初の画像のように、入り口にある低い
椅子の下に室内履きのスリッパと、その上にトイレのスリッパが置かれていた。、
トイレのスリッパの底が、室内履きのスリッパの内側に乗ってるだけで、「汚い」と思うのだが、同時に畳の上にオシッコを踏んだトイレのスリッパが置かれてる事自体、許容出来ない。
後で、この部分の畳をアルコールティッシュで拭く。
しかも、室内履きのスリッパが下になってるという事は、先にそれを置いてるわけだ。
次に部屋から出る時に、スリッパがないから、裸足でトイレまで行き、トイレのスリッパを履く。
トイレから出る時に、外のスリッパがないから、そのままトイレのスリッパで部屋まで戻ったのかもしれない。そう考えたら、もう、
そこらじゅうが汚いじゃないか。
「なんでこんなとこへスリッパをおくんや」と怒鳴っても、
母は「私やない。ほかの人がぎょうさん来てたんや」などと言い訳。
実際、自分でした事も記憶に無いのかもしれない。
この後、母は「オシッコしたい」と部屋から出ようとするが、自分のスリッパが無い。
母は「どこ行ったんやろ」とのたまう。
母にトイレのスリッパを手に持たせ、室内履きのスリッパを履かせて、トイレまで行かせる。
トイレのスリッパをトイレの中に入れたら、「オシッコするんちがうんか」と私が言っても、
母は「今は出えへん」と行って、引き返す。
私は朝食の支度にかかる。
梨を剥いてる最中に、トイレのドアが閉まる音。見に行くと、母が和室へ入って戸を閉めるところだった。こうして、トイレに用も無いのに、ただドアを開けて、閉めてという事も多い。
朝食の準備が出来てから、またトイレを確認。昨日はウンチしておらず、いつするかもしれないので要警戒なのだ。
が、
またしてもトイレのスリッパが無くなってる。
先ほど、母がトイレの中を覗いて、その時に目に付いた母のスリッパを持って行ったのか。
ところが、部屋を捜しても無い。椅子の下、テレビ台のラックの中、ゴミ箱の中、縁側、押入れの中、または玄関の下駄箱の中と、過去に隠した場所を全て見てみるが無い。
いったい、どこへ隠したんだ。
まさか、布団が少し膨らんでる。その掛け布団をめくってみると、あった。
トイレのスリッパを布団の中に隠すとは。
敷布団の上の、四隅をベルトで止めてるクール敷パッドをめくって、敷布団との間にトイレのスリッパを入れ、上から掛け布団を被せていたのだ。
「なんでこんな汚い事をするんや」 もう怒りが抑え切れず、母の頭を殴った。もちろん、抑制はしてるけど、「私やない」と言うと、さらにコンコンと叩いた。本当は思っきり殴りたいのだが。
とりあえず、敷布団のシーツをアルコールティシュで拭いたけど。
やっぱりこのまま放置は出来ない。母はお構い無しでも、私が母の布団を干したりするのに触るのだから、イヤだ。
今日は断片的に雲が流れ込んでくるなど、天気は安定してない。
それでも、
シーツを洗濯するしかない。掛け布団と敷布団のの両方のシーツを外して、洗濯機にかける。
そして布団も干した。シーツの洗濯が終わるとすぐに干して、今度は
敷パッドも洗濯する。
空は時々曇るし、雨雲レーダー画像を監視しながら、布団の裏表を逆にしたり、敷パッドの洗濯が終われば、すぐにそれも干した。
かつて、母がいる時に、部屋から見える所に布団を干すと、それが気になって
「陽に当ててたら痛む」とか言って、30分としないうちに取り入れようとしたものだ。
「これはオマエの布団やない」と言っても、自分の押入れを確認して「私の布団が無い」と騒いだりするで、母がいる日に布団を干す事も出来なかった。
第一、洗濯機が回ってると
「いつまでも回ってる」「朝からずっと回ってる」「私の洗濯が出来ひん」と言って洗濯機が気になって仕方なく、何度も見に行って、
そのうち
途中で電源を切ってしまうなど、これも母がいる時は洗濯出来ず、夜に回すなどしていた。
また洗濯物が干してあると、
5分おき位に見に行き、干して30分ほどで取り入れて、室内の竿にかける。それでも気にして触り続け、「まだ湿ってる」と言ってはまた外へ干すなどしていた。
逆に天気が悪くて、室内に洗濯物を干してると、それも気にして触り、「湿ってる」と外へ出そうとした。
折りたたみの竿はしばらく使ってなくて、汚れてても平気。拭きもせずに直接、洗濯物をかけたりするので、竿を持ち出そうとしたら、私が竿を拭きに行ったりした。
今はそうした行動が無いだけ助かってるのだが。
認知症は何も出来ないということよりも、余計な事ばかりするのが困るのだ。
「何もしないでいてくれること」 それが一番ありがたいのだ。
食後、盆栽などに水やりするのに(今朝は雨が降ったので、朝から潅水してない)、私が外へ出てる間に母がトイレでウンチされると困る。
母が一人でウンチすると、小さな紙で拭いて、手に付けたりするから、現場を押えて、ウォシュレットでお尻を洗わせる必要性がある。しかも、昨日はしてないから、いつするかわからない。
それで、玄関のドアを開けたまま、入ってすぐの和室から母が出て来たらわかるようにして潅水。
次に家の東側の菊などの鉢やプランターのミニトマトにも潅水に行く。わずかな時間だけど、母の監視から離れる事になる。
と、家の裏、北側のトイレから、水を流す音が。「しまった」慌てて走って表へ回ると、
開いたままの玄関から母がトイレに入ってるのが丸見え。
私が「ウンチしたんか」と聞いても、母は「オシッコだけや」
ところが、便器を覗き込むと、ウンチが擦り落ちた跡。
手に付いてないか。トイレクイックルで母の手を私が拭き、もう一度便座に座らせる。これもゴタゴタ言うので、力付く。そしてウォシュレットでお尻を洗わせ、トイレから出たら、手を洗剤で入念に洗わせる。
昼前、スポーツドリンクを飲ませようとすると、テレビの前の、母が座ってる座椅子の横の壁際に、
今度はディサービスで履いていく
靴を部屋に持ち込んでいた。
玄関の土間の下駄箱の下に置いてあった自分の靴を畳の上へ持って来てるのだ。
ともかく、自分のモノにこだわり、そこらへ放置してると、「取られる」とか「使われる」と思うのだろうか。
母は部屋の座椅子に座って、うたた寝をしてたり、食卓で食事後、私が洗い物をしてる間にうたた寝してる時、ふと目が覚めたら、その途端に
「ここに置いてあった、私のどこ行った」と言い出す。具体的に何がとは言わないし、それすらわからないのだろう。
時には「アンタさっき触ってたやろ。持って行ったんちがうか」等と私を疑って来る事もある。
最近はそういう事を言ったら、その瞬間に頭をコンと軽く殴る。「痛いなぁ」と大声を出すと「もっと殴ったろか」と殴る真似をする。
こうして問題行動がある時は、
力と恐怖感で押さえ付けようとしてる。
実際、それでうまく行ってると思ってる。少なくても、それで私が助かり、溜飲も下がるのだ。
考えたら、今年の初めの頃までは、母は自分が家で一番偉いつもりでいて、人の言う事など全く聞かなかった。「なんでアンタの言う事きかなアカンねん」と言って。
それが、母のボケが進行した事もあるけど、それだけ手なずけたとも言える。
私も自分を抑制ばかりしてると、本気で頭をカチ割りたくなるし。
夕食の支度は遅くなり、6時半頃から。
サンマの蒲焼。開いて骨も取ってある冷凍物。これをフライパンで焼いて、添付のタレを付ける。
甘辛いというより、本当に甘い。
野菜豆は袋から出すだけ。98円。大豆と人参、コンニャクなどが一緒に炊いてある。
汁物はほうれん草が無いので、玉ねぎを適当に切って入れる。
マイタケ、エノキ、豆腐、卵1個は溶いてかけるように。
母はサンマと大豆は食べるが、汁物の具はいつもとおり、食べようとしない。
うるさく言って、少しずつ食べさせ、残りは私が箸で母の口へ入れる。
今晩も母の部屋のエアコンは無し。少し暑いか。
窓は開け放しておく。縁側との境の障子をもっと開けられれば、違ってくるんだけど、すぐに閉めてしまうから、上の横に細長いらんまを開けておく。障子も母の目線に入らないよう、端のほうを少し隙間を作っておく。東側の窓は50cmほど開けてある。
母が寝たと思える10時頃から、私はシャワーをして頭も洗った。
母は0時前に起きてきたが、もう換えたばかりのパジャマは汗だく。
水を飲ませて、部屋に戻ると、また布団をスッポリ被る。薄い布団ではあるが。
扇風機は回しっぱなしなのだが、「暑いんちがうんか」と私が聞いても、母は「寒い」と言うし。