
曇り時々日差しあり。
雲が接近して来るけど、わずかにそれて、雨は降らず。
朝7時前、認知症の母がトイレへ入ってる「気配」に目が覚め、慌てて降りて行く。
寝たのは5時前だったのだが。
私がトイレの前まで行くと、既に母トイレの水を流していて、その上でまだ便座に座ってる。
「ウンチしたんか」と聞けば、母は「ちょっとだけした」と言う。
本当かどうか、とりあえず、ウォシュレットでお尻を洗わせる。
私が厚く取った紙で拭かせると、腰を上げた時、確かにウンチしてた。
トイレから出たら、手を入念に洗わせる。今日はこれで一日、ウンチの心配はないか。
朝食の支度にかかる前、前日から
「ポット洗浄中」で、古いポットの中を洗浄しており、中を水洗いしようとすると、底に付いたザラザラ、ミネラル分の結晶だろうか、それがまるで取れて無い。
1年近く?洗浄してなかったからか。
それで、もう一度、「ポット洗浄中」の薬剤を投入するのと、蓋の内側の金属部分を拭くと、やたら赤い色が付いた。
この金属部分を外して洗おうと思ったのが、やっかいの始まり。
この金属円盤を外すと、蓋側との接着部分のモールだろうか、これがボロボロになってる。
さらに中蓋みたいなパーツが汚く変色してるので、それも外して洗う事に。
そしたら、次に現れた蓋本体の湯気が出る部分のプラが劣化して、粉状になってバラバラと落ちる。
こんなのが湯の中に入り込んだらと思うとゾッとする。
この蓋本体も取り外して、劣化したところは削り取り、洗う事に。
結果、蓋は以下のようにバラバラに分解してしまった。
この為、朝食は遅くなってしまい、慌てて準備。
生協で買った梨の豊水を剥くが、これがマズイ。味がまるでナシ。
梨の出だしに生協で買った香水もまずかった。もう二度と買うか。
食事の準備が出来てから、母のところへ行くと、もう母が自分で布団を上げていた。パジャマは着たまま、テレビを見ていた。
服を着替えさせ、オムツパンツも交換する。
ところが、
今朝はズボンが見当たらない。
昨夕、ディサービスから帰って、履き始めたズボンなので、今日も履く為に、布団の上に乗せておいたのだが。
そうして着替える服を、目に付くところに置いておかないと、また勝手にタンスから引っ張りだして着たりするので困るのだ。
毎朝、何か捜し物をしないといけない。押入れにしまった布団の間も見たけど無い。タンスの引き出しにも無い。
捜し回った結果、薄い掛け布団のシーツの中に押し込んであった。この布団を畳んで上げた時に、偶然入ってしまったのだろうか。
よく脱いだ靴下を、敷布団と敷パッドの間に入れたりしてる。
今日も昼前から、母の部屋にはエアコンを入れる。28度の設定で。
正午過ぎ、盆栽などへの潅水に出て、家に戻った5分程の間に、
「玄関あけたら、なんか臭い」
トイレのドアを開けて見ると、またしてもウンチしてある。母がして、そのまま流してもいないのだ。
しかも、トグロを巻くような太くて長いウンチ。脇にはほんの少しの紙。
これを見る限り、健康と言えるかもしれないが。
母は和室でテレビを見てる。手に付けてないか検査し、アルコールティッシュで、私が母の指を拭く。
それから洗面所へ連れて行き、手を入念に洗わせる。
この手を洗うの一つでも、いつも同じパターンで洗い方を、すぐ横で、私も手を洗うような感じでジェスチャーしながら指示してるのに、それがすんなり出来る時もあれば、片手だけして、反対側の手を同じように出来なかったり。
水で流すのも、手首の泡が流せない。「ここを流せ」と指を差して繰り返し大声で言う事に。
手を洗ってから、トイレへ入れて、座らせ、ウォシュレットでお尻を洗わせる。
トイレから出たら、また洗剤で手を洗わせる。
さらに、先に母が触ったと思える箇所を、アルコールティッシュで拭きまくる。
それでも、母に近づくと、なんか臭いのだ。やはり、どこかに付けてるのか。
これだから、ウンチするところを監視してないとダメなのだ。
午後3時頃、生協で買った
抹茶ワッフルを食べさせる。
これは抹茶クリームが生地でサンドイッチされたようになってるが、それを開くようにして、手にクリームを沢山付けてしまう。まるで小さな子供が食べてるように。
こうしたクリームやチョコ、そしてウンチさえも手に付けて平気なんだ。
夕方、6時台から、1時間おき位に3回、
伯母(母の姉)から電話がかかる。
が、出ないようにしてる。うちの母が取らないよう、特別なメロディーの呼び出し音にしてる。電話とは思えないような音にしてるのだ。
伯母も認知症で、一人住まい。10年程前だったか、熟年離婚してるから。
ここ数年、ずっと私の妹が滋賀県から京都まで行っては、面倒を看て来たが、何度も紛失騒動のあった
「マンションの権利証を取られた」とか「通帳を取られた」と言い出したので、怒った妹は、4月以来、一度も行って無い。
我が家へ伯母から電話がかかって来た時は、「妹がそんな事をするハズがない」と穏やかに話し、伯母の訴えを強く否定もせず、話しを聞いてやったのだが、後にケアマネージャーに、私が妹の兄として、「一言も謝罪しなかった」と怒っていたと言うのだ。
もうそれを聞いて、次回は何を言われるかわからないので、伯母からの電話には出ないようにしてる。
妹へは一度も電話は無いらしい。ずっと面倒を看てきたのに、今は一番憎い相手なのだろうか。
代わりに私のところへかかってくるのだ。困ったもんだ。
夕食は骨を抜いてある縞ホッケの一夜干し。肉厚だけど、3切れ。これをフライパンで焼く。
いつもするようなナスも無いので、これだけ。
エビシュウマイは冷凍品で、レンジでチンするだけ。
いつもの汁物はマイタケ、エノキ、ほうれん草、豆腐、卵1個。
枝豆は少し前のもので、早く使ってしまわないと。それで湯がく事に。
フライパンと鍋が2ついるので、本当は後日にしたかったのだが。
母はホッケ、シュウマイは食べたが、いつものように汁物の具はなかなか食べない。
うるさく言って、最後はマイタケを私が箸で母の口へ入れる。
枝豆にいたっては、もう食べるものとは認識してないのか。少ししか入れてないのだが。
これは私が中の豆を出してから、まとめて母の口へ入れて食べさせた。
夕食が終わり、歯磨きさせて、トイレへ行かせて、パジャマに着替えさせたら、もう9時半。
今夜もムシムシする感じなので、母の部屋のエアコンを入れてままにする。