
曇り時々晴れ。秋らしい陽気。朝夕は肌寒い。
朝5時半頃にうたた寝から目が覚めて、いつものように洗って伏せたままの夕食の食器を片付け、外の明るくなって来てるので、昨日の庭の草を抜いて入れた大きなゴミ袋などをステーションへ持って行く。
それから2階へ上がり、自分の部屋で少し横になる。
7時頃、階下で認知症の母がトイレへ入る気配を感じ、慌てて降りて行くと、既に便座に座っていて「もっと後ろへ座れ」と座り直させる。いつも便座に浅く座って、オシッコを前にこぼしてしまうから。
すると、ポチャン、ポチャンの音。ウンチをしたようだ。
私がその場にいたから、ウォシュレットでお尻を洗わせる事が出来た。操作するのも私。
今の母は自分でウォシュレットを操作する事もない。わずかな紙で拭いて、先日のように手に付けてしまう。その手を一切洗いもせず、あちこち触るから、トイレに入ると、
ともかく目が離せないのだ。
こうして現場を押さえ、事無きを得ると、今日一日はトイレの心配をする事がないと安堵し、嬉しくなる。
母には昼前と、午後3時頃、暖めたスポーツドリンクを飲ませておく。
夕方5時前、盆栽へのこの日最後の水やりに出て、家へ戻ると、玄関を開けたら、母がトイレに入ってるのが見えた。トイレの戸を開けたままなので、目が合うと言うか。
匂いで、またウンチしたとわかった。「ウンチしたんか」と尋ねると、母は「オシッコだけや」と紙を取ろうとするので、私がウォシュレットを操作してお尻を洗わせておく。
私が厚く紙を取って、母に渡し、それでお尻を拭かせる。
母が立った時、便器には大きなウンチがしてあった。今日は2回もした。
母は紙でゴシゴシと拭く。
「軽く当てるだけにしろ。ゴシゴシするな」といつも言うのだが。
厚く重ねた紙もボロボロになる。母がオシッコの時、自分で取ったわずかな紙なんか、もう丸まった紙クズのようになってしまう。
また破れたような表面の紙片が股間に付いたままになり、オムツパンツを替えさせる時など、畳の上に、その紙片が落ちる。緑色が混じった紙なので、トイレットペーパーだとわかる。
またウンチの時も、母は前を拭いておいて、そのまま手を股間から奥へと伸ばして、お尻を拭く。
さらにもう一度、前を拭こうとするので
「後ろ拭いたら、もう前を拭くな」と繰り返し言う。
それでも拭こうとするから、手を払う事もある。
今回も入念に時間をかけてウォシュレットで洗ってるのに、紙にはウンチがベットリと付く。
座る位置が悪くて、シャワーがちゃんと肛門に当たってないのか。
それで、もう一度、座らせて、ウォシュレットで洗う。
今夜も夕食の支度は遅くなり、その午後6時頃からとなる。
夕食はサンマの蒲焼。サンマを開いて、骨を取り、切ってある冷凍物。これをそのまま焼いて、添付の甘いタレをつける。母の分は皮を取る。皮に小麦粉が付いてるみたいで、タレがつきやすくなってる。母は皮を気にして取ろうとするので、タレも取れてしまうから。この皮を焼いて解凍させながら剥くのがやっかいだ。母の分は開いた身を背の部分で外してある。皮を剥きやすいから。
このサンマを焼く前に、先にナス3本を輪切りにして、フライパンで蓋をして蒸し焼く。これには汁物のつゆの原液をかけておく。
野菜豆は袋から出すだけ。よく使う98円。大豆、人参、ゴボウ、シイタケ、コンニャクが入って炊いてある。
汁物はマイタケ、エノキ、豆腐、小松菜。いつものほうれん草は無いので。これに溶いた卵1個でとじる。
サンマは甘い味付けなので、母も食べる。野菜豆の大豆も食べる。混じってる野菜ははじくようにして。そしていつも最後に少しだけ残して、「これは食べてええんか」と言い出す。
私が「さっきから食べてるやないか」と言うと、母は「少しも食べてへん。最初からちょこっとしかなかつた」と言う。
汁物の具は、本当に食べない。何度も何度も、うるさく「食べろ」と繰り返して、少しずつ食べて行く。
その途中でも「これはおいとくやつや」「誰か食べるやろ」「食べてええんか」とその都度、言い訳を言う。
今日一日は、母がスリッパ隠しも無く、ウンチを手に付ける事も無く、なんとか
無事に過ぎたようだ。
Posted at 2012/10/01 23:54:35 | |
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