
日曜日のブログ。晴れ。風は冷たいものの、微風程度で、日差しは暖かく、おだやかな一日だった。
午前1時半頃、階下のトイレの戸が開いた警報音で、慌てて下りていく。
トイレでは、認知症の母が
私の青いスリッパを履いてるではないか。
私のは左脇に立てかけてあるし、母用のは目の前に置いてあるのに。
「なんで人のを履くんや」 すぐに履き替えさせようとするが、それがなかなか。横に母用のスリッパを置いて「これを履け」と言うのに、理解しないのか、トイレから出て来てしまう。
私は自分のトイレのスリッパをアルールティッシュで拭きまくる。もう捨てたいくらいなのだが、代わりが無いから。
それから、母をトイレに入れて、オシッコをさせておく。
この後、母は3時半と7時頃、トイレに入った。いずれも警報音で私が気付いて、慌てて下りて行く。
その都度「もっと後ろへ座れ」と繰り返し言って座り直させて、オシッコを前にこぼしていない。
にもかかわらず、
オムツパンツの中は真っ黄色だった。
もう朝だし、着替える時にパンツも替えればいいと思った。
私も寝てなかったので、少し横になった。いつものようにベッドのベッドカバーの上に、仮眠のように横になって、毛布1枚を被って。
次に気付いたのはチャイムの音だった。慌てて今度は外へ出ると、佐川急便がDHCのサプリを持って来たのだ。
時間はなんと
10時過ぎ! 夜に寝て無かった分、朝から寝込んでしまったようだ。
外は日差しがまぶしく、まず玄関内のカマキリ達を外へ。ついでに水やりも。
それから遅い朝食の支度。リンゴを剥く。昨日、買い物に出た時、柿を買っておけばよかった。
もう種無し柿は終わりかなぁ。
母用のコーヒー牛乳を作ったり、インスタントのスープを用意してから、オムツパンツの替えを持って、母を起こしに行く。
母はまだ布団の中。「起きろ」と言うと、母は「ちょっとしか寝てない」と言うから、私は「もうすぐ昼や」と言うと、
母は
「そんな筈はない。ちゃんとそこに書いてあった」とまたワケがわからん事を言う。
雨戸を開けると、外の眩しい日差しが入り込む。
そこでふと、思い付いた。そうだ
母の布団を干そうと。自分の布団は長く干してないのだが。
母のパジャマを脱がせるのも時間がかかる。基本的に服の脱ぎ着は自分でさせる。ディサービスでは全てしてもらってるのかもしれないが。
私は極力、母の服には触りたくないという思いもあるが、出来る事は自分でさそうと思うし、それが唯一の運動でもあるから。
ところが、起毛の下着を着たままという事もあるけど、パジャマを脱ぐのでも、どれだけ時間がかかるか。
「これを脱いだら着るもんがない」とか文句も言うし。
そうして母が服を脱いだり、着たりするのにモタモタしてる間に、私は外の折りたたみの竿を展開して、アルコールティッシュで丹念に拭いて、順に布団を持ち出して干す。
しかし、太陽の角度が低くなって、生垣の影が布団に落ちる。生垣も剪定し直さないといけないのだが。
毛布は東側の物干しの2本の竿に渡しておく。周囲の家も布団を干していた。東側の家なんか、2階のベランダに布団を干して、さらにまだ陽が当たっていない2階の西側(こちら側)の窓からも布団を出して、その先の方は1階の屋根の瓦の上に乗ってるではないか。瓦の上なんてホコリまみれだと思うんだけど。
母の布団は1時半頃に裏返す。このところ、干してはいるものの、取り入れが夕方になってしまったりしてるので、今日は早めに入れるつもり。
しかし、3時半頃に取り入れた時は、もう東側の最初の画像の掛け布団は影になって冷えていた。
西側の母の部屋の前に干してる敷布団は、まだ陽が当たっていたけど。
夕方から前々日のブログを書いたりしていて、そのキリがいいところまでとなると、つい夕食が遅くなる。
階下では、押入れの戸を閉める音がする。母が布団を出そうとしてるのか。
日中は日差しがあると、母の部屋は暖かいが、陽が陰ると冷えてくるから、それで布団を敷こうとするようだ。
見に行くと、毛布だけを引っ張りだしていた。それで、私が布団を全て敷いておく。
私はブログの続きで、結局、夕食の支度にかかったのは7時頃から。
しかも今夜はちょっと手間がかかりそうなトンカツの予定。
食事の支度中に、トイレの警報音。途中での中断は困るのだ。
母はいつも、パンツを中途半端にしか下ろさず、右手の拳をパンツの中に突っ込んで、引き下ろそうとする。それで「もっと下へパンツを下ろせ」とジェスチャーを混じえて、繰り返すが、理解しないのか。
もうじれったいと私が母のパンツを下げると、ほぼ同時に
オシッコが内腿を伝って下りてくるではないか。滴も垂れるし。
慌てて、「後ろに座れ」と言うが、今度はパンツの後ろ側を便座に挟んでしまってる。
なんとかオシッコをさせる事が出来たけど、もうパンツもズボン下も濡れてるのでは。
オムツパンツを替えるには、またズボンやズボン下を脱がさなければならず、手間と時間がかかるから、もう夕食後にパジャマに着替える時に、パンツも替える事にする。
食事の支度に戻って、今晩は生協でとったソースかつ丼セット。498円が初めて登場したので、お試し割引40円の458円だった。

名物カツ丼店の白孔雀食堂の監修らしい。美味しそうに思えたので。
現物はやっぱり薄い。2枚で170gだから。フライパンで焼くように書かれてるが、油を1cmほど敷くとある。とてもそんなには入れられない。
日清のコレステロールを下げるヘルシーコレステだが、ひっくり返して、衣の両面に油が染む程度にしておく。
焼いてから、添付のタレに付けるのだが、「くぐらせる」とある。フライパンの中でソースを入れてしまうのはよくないか。ソースだけ湯に浸して暖めておいて、別の大きめの皿にソースを入れて、出来たカツをこれに浸けるようにした。手間がかかる。このソースが甘辛くて、この味はなかなかのものだった。結局、タレが美味しいだけか。
家ではカツ丼にはせず、通常のトンカツとしての皿に乗せる。
前日に買ったレタスをちぎって、ノンオイル青じそドレッシングでしんなりさせておくが、このレタス、葉が既に堅くなっていたし、巻きが弱く、量的にも少なかった。
チリメンジャコはハチミツ黒酢をかけておく。
汁物は買ってきたカツオだしの粉末に、カツオ風味のしょうゆベースのつゆを入れ、マイタケ1袋、エノキ1/2袋、豆腐1丁300g、ほうれん草は3/4袋分ほど。それがしんなりしたら、溶いた卵1個でとじる。
ミニトマトは家で取れたもの。その中から母用に大きめのを湯通しして、皮を剥いておく。
私はモヤシを1袋、いつもより100g増量の300gに、汁物のつゆの原液をかけて、ラップしてレンジでチンして食べる。
このトンカツはやはり薄い。断面を見ると、上下の衣を足した厚みのほうが、肉より厚いか。
母の分は、2枚のうち少し小ぶりなほうにして、一切れを父の仏壇に供えておく。
甘辛い味付けなので、母も食べる。薄いから柔らかいし。そして食べておいて、残ったソースに、
「これ何やろ。何にも入ってない」と箸でいじりながら繰り返す。
なお、母にもこのトンカツを食べる前にコレステロールを吸着する、私用のコレバイン2錠を飲ませておく。
私は先に野菜類を食べてしまうので、レタスにモヤシに、汁物の具を懸命に慌てて食べるが、それらを食べ終えるまでに、母はトンカツを食べてしまっていた。
母はチリメンジャコも食べるけど、レタスは全く食べようとしないし、汁物の具も、毎度、うるさく言わないと食べようとしない。
レタスは最後に私が箸で母の口へ入れる。しかし、ティッシュを取って、そこに口から出そうとするので、「出すな、飲み込め」と言って食べさせる。
食後は母用の薬が多い。いつもの高血圧用の薬の他に、咳や鼻水用の薬をもらってるから。
それにサプリも。
母の鼻は少なくなったようだが、咳は時々出る。出だすと、特に椅子に座ってる時など、腹を擦りながら、えずくような声で
「痛い」と表情をゆがめて、引きつったようになる。
咳をすると、横隔膜が痛むのか。
食事を終えたら10時だった。それから洗い物。
そして、母の歯磨き、トイレ、パジャマに着替えさせる。この時に、オムツパンツも替えさせる。
母を寝かせ付けたら、もう11時を過ぎていた。