
触媒の後方のフランジからの排気ガス漏れが発覚し、この部分のガスケットを取り寄せてもらい、交換する事になった。
午後3時頃、近所の板金塗装屋さんへ出向き、今月4度目の愛車のリフトアップ。
触媒がEK3用の純正品なので、ガスケットも純正品。
取り寄せた板金屋さんも、電話では「細長い筒状のもの」などと言うので、私も想像が付かず、持って来たパーツ屋さんは純正品はこれで、うちは純正品以外は扱ってないからと言ってたらしい。
そのガスケット自体は写真に撮らなかったが、リング状のもので、以下の画像に見える触媒のフランジの丸い溝にハメ込むように出来てると思われる。
この触媒は2年前の車検時に新品に取り替えてもらってる。
その時は触媒もガスケットも、私がパーツリストで調べて、ディーラーで品番を指定して取り寄せてもらい、ディーラーから独立した車屋(ディーラーの息子)に取り付けてもらってる。
エキマニ側のガスケットはカップ状で、それも取り寄せたし、このリング状のガスケットも見覚えがある。
しかし、実際には、今回、排ガス漏れを起こした触媒の後ろ側の、マフラーとのフランジの間には黒く劣化したシート状のものが挟んであった。
それは何なのか。もしかすると、アイレーシングのマフラーを取り付けた時、マフラー側に付属していものではなかろうか。確かそんな、おむすび型のガスケットも見てる。
そのアイレーシングのマフラーを取り付けたのは5年前だ。ところが、うたい文句のように静かでは無く、気に入らなくて、1ヶ月後にはEK9用の純正マフラーに付け替えてる。そのままでは触媒とのフランジ径が合わないので、アイレーシングのフランジ部分を、EK9用の純正マフラーに溶接してつないでる。
この過程で、ガスケットはどうしたのか。最初のものをそのまま使い回ししていたのでは。
そして2年前に触媒を新品に交換。その時に前後共にガスケットは用意した。そこで、触媒の後ろ側は、古いシート状のガスケットと、新しく用意したリング状のガスケットの両方を取り付けたのだろうか。
今回、触媒とマフラーを外そうとすると、そこのボルトが触媒のフランジと一体化して抜けないので、ボルトの長さ分、マフラー全体を後方へずらさなければ外れない。
マフラー全体を取り外すは、やっかいだから、前方のエキマニと触媒を切り離し、
触媒自体を取り外す事になった。
エキマニ側のボルトは抜けるから、そこを外すのは簡単だから。しかし、そこにもガスケットがある。
こんな事をするんだったら、エキマニ側のガスケットも取り寄せておけばよかった。
フランジを外したら、ガスケットも新品に交換するのが原則だから。
それでも、どのみちマフラーを後方へ少しはズラさないと、エキマニのフランジの先が凸になってるので、抜けない。
二人がかりでマフラーをたわめるが、それだったら、中間のブッシュだけでも外すべきだったのでは。
後方のサイレンサーが固定されていても、中央を走ってきたマフラーが、大きく湾曲して右端へと出てるので、その曲がりの部分で弛める事が出来るのでは。
エキマニ側は外さずに、マフラーの中間のブッシュを外せばよかったのではないか。
そのエキマニの凸部に被ってる
ガスケットが黒くなってるのは、外す時に触媒の内側のススを擦ったからで、その時点でガスケットが損傷してないだろうか。
私もこうして写真は撮ったものの、今回も後方のサイレンサーの手前のフランジに耐熱塗料を重ね塗りするのに懸命になっていた。
後から写真を見て、エキマニのガスケットの上部が黒くなってるのが気になって。
外した触媒も、熱センサーが刺さったままで、そのケーブルで宙吊り状態に。私が軍手をはめた手で触媒を支えて、その間に針金で仮に吊ってもらったけど。
フランジにこびり付いた古いシート状のガスケットを取り除いて、ワイヤーブラシで掃除。
新しいリング状のガスケットを装着して接続する。この状態でエンジンをかけてみる。車は下ろさずに、リモコンのスターターでかけて確認すると、まだわずかにガスが出てると言う。私は手をかざしてもわからないけど。
「この程度だったら、車検の検査官が気付かずに通るかも」と言うけど、今回の修理前の状態で1日に車検を通してるのだ。
ここでも車検をしてるようなので、「1日にオートバックスで車検をした」とは言えなかった。
触媒カバーに隠れてるので、余程の音や風が出ないと気付きはしないだろうけど。
とりあえず、これでOKとなったが、私が「ココ締めました?」とエキマニ側のナットを指摘すると、仮締めだったのをそのまま忘れるところだった。
エキマニ側はガス漏れがないだろうか。ここはラジエターファンなどからの風が当たるので、よくわからない。
ともかく、
音は静かになった。この触媒当たりからブロロロ~ンと言う音がしてたけど、それが無くなった。
それはよかったのだけど、エキマニ側のガスケットの事も気になって、
なんとも
スッキリしない。
さらには、触媒の後方のフランジも錆びかけていて、ここも塗料を塗るなりすればよかったとか。
任せっきりなら、結果だけみて、作業途中の事など気にもならないだろうけど、なまじその場で見て、手伝ったりしてると、気になる事が多いものだ。
今回の料金は500円ほどのガスケット代を含めて3500円だと言う。
私は4000円出して、「お釣りは要らない」と言っておいた。
本来の板金塗装の仕事ではないので、申し訳ないという思いが強くて。