
画像のように、AVIC-VH0999の本体側の内部にあるHDD(ハードディスク)をSDD(ソリッド・ステート・ドライブ)に換装した。
このSSDは前回「その1」で書いたように、メルカリで購入した「更新修復用」と言うタイトルの商品で、そのクローンを作成したSSDである。
ここでは、本体カバーの外し方や、取り付け方を書いて行きたいと思う。
直接、基盤に触れる場合、
人体の静電気がダメージを与える事があるので、化繊の服など着ていて、指先に静電気が溜まってると感じる場合は、水道管などに触れて静電気を逃がしておくように。
なお、私自身も電気のド素人なので、
マネをして何か不具合が起きたとしても責任は取れないので悪しからず。
全て自己責任で作業をして戴きたい。
以下は
ナビの本体側への接続ケーブルを全て外した状態である事が前提である。
そのケーブル類は全てロックされてるから、引っ張っただけでは外れない。
ロックを解除する小さなボタン(突起)を押しながら抜かないといけない。
そうしたケーブル類の脱着すら出来ないようでは、以下の作業はやらないほうがいい。
まず、本体のフロントパネルを外す。
左右の両側面で、黒いパネルを留めてるネジを外す。
この2本のネジは他と違ってセレートが入ってるので、別にしておく事。
左右の両側面で金属フレームの穴から顔を出してるフックをマイナスドライバーの先などで押し込む。
この作業は次の本体の上下のフックを外すのと交互にしないと、一方が外れないと、他方が外せないという感じ。
本体の上下から黒いフロントパネルを留めてるフックを外す。
また、ついでに
上面の赤く丸く塗った左右のネジ2本も外しておく。
本体の下側のフックは折れやすい。
私は何度も外してるせいで、既に左側の黒いフックの根本が折れて、取れてしまった。
取れても、左右と上側で留まってるので大丈夫。
本体とフロントパネルをつなぐFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)を外す。
赤丸の中のコネクタの黒い部分を爪で、画像では手前側に引き起こすとロックが外れて、ケーブルが抜ける。

逆にFFCをセットする時は、接点を下にして、キッチリと奥まで差し込んで、黒い部分をFFC側に倒すと、挟まれてロックする。
このFFCを外さなくても、作業が出来ないでも無いと思われるが、外しておいたほうが作業がやりやすい。
「その1」でも書いたように、フロントパネルを外すと、
HDDへの2本のケーブルが見える。
この
ケーブル2本を外してSSDを接続出来るので、実際に使えるかどうか確認する事が出来る。
その為にはモニター部とのケーブル類の接続が必要になるが、そうしてSSDの認識が成功してから、HDDとSSDを入れ替えた方がいいと思う。
次に背面の赤く塗ったネジと、右側面の後方にあるネジを外す。
↑撮影順序の関係で、この上の画像ではまだフロントパネルを外していない。
本体の上面の後方にある丸い穴の中の赤く塗ったくの字になったフックを、ラジオペンチなどで真っ直ぐに捻っておく。基盤を傷付けないように。

↑上半分の画像が取り外した時の内部で、本体の下側のシャーシから突き出たステーが、上側の基盤に刺さって、先を曲げて固定してる。
これを
先に抜いておかないと、本体の上蓋は外せない。
指定のネジを全て外すと、後は噛み合ってるだけなので、前方から引き起こすように外すとやりやすい。
背面のこのケーブル(FMラジオやFM VICSのアンテナケーブル)をその出口の
固定用ステーと一緒に奥へ押し込まないと開けられない。これが出口でひっかかってるとケーブルに負荷がかかる。

↑逆に元に戻す時も、このケーブルを外へ導き、
下の切り欠きにケーブルが収まるようにしないと、ギロチンになってしまうので要注意。
さらに上下のシャーシの基盤をつないでるケーブルがあるので、これを
根本から外さないと、完全に開く事が出来ない。

↑刺さってるだけなので、指先でうまく抜くか、左右からマイナスドライバーの先で少しこじるか、ラジオペンチで摘み出す。
この時、
ケーブルを傷付けないよう注意する。
こうして上下のシャーシを開くと、それらをつなぐFFCは外さなくてもいいと思う。
それから、TOSHIBAと書かれたHDDに刺さってるケーブル2本を抜く。これは単に刺さってるだけなので、容易に抜ける。
画像では既に左側のSATAケーブル1本は外してある。

↑このコネクタは2つとも、片側がくの字なっていて、
左右逆には刺さらないので、元に戻す時は向きに注意して。
この赤丸の2つのFFCは、SSD化するだけでは、外さなくてもいいと思う。

けど、右上に見える
円柱形のコンデンサからの液漏れが見られる場合は、これも交換しておきたいので、FFCも外す事になる。
外す方法は先のフロントパネルと同様に、コネクタの黒い部分を画像では向こう側(FFCと反対側)へ爪で起こすと、ロックが外れてFFCが抜ける。
HDDの横のSATAケーブルも外す。引き抜くだけ。
赤丸の4つのネジを外す。
取り外して裏返すとこんな感じ。4つのネジを外すとHDDが外れる。
この時、
HDDのコネクタがどちら側にあるのか、確認しておく事。
画像では上側にコネクタがある。
取り外したHDDと、これから取り付けるSSD。

同じ位置にネジ穴があるので、外したネジでSSDを固定するだけ。
ちなみに、HDDを外した下側の基盤の様子は以下のとおり。
後は逆の手順でケーブル類を元通りに刺し、ネジを留めて行く。
本体上面の後方にある丸い穴の中の金属フックも元通りに曲げて基盤を固定しておかないと、背面のネジ穴が合わない。
中を開けたついでに確認すると、
本体を固定する側面の取り付けネジの長さは6mm以下とか表記されてるが、
実際には内部に余裕が十分ある。よほど長いネジでなければ大丈夫ではないのか。
また、組み立てる前に、分解したついでに、
コンデンサの液漏れも確認しておいて欲しい。
次に、またこれより過去の日付で、そのコンデンサの交換作業を書いて行きたいと思う。
Posted at 2022/01/31 00:00:53 | |
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