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2022年03月08日 イイね!

AutoSee 3Dアラウンドビューの取り付け(3)

AutoSee 3Dアラウンドビューの取り付け(3)カメラや本体の取り付け、配線が完了したら、車の回りに基準となるシートを広げて「キャリブレーション」を行う。

相応の広い場所が必要になるし、屋外ならば、風が極力無い日を選ばなければならない。シートが風で煽られて、設置が困難になるから。
ある意味、機器類の設置よりも厄介な作業となる。

また、機器側の設定準備として、標準では内蔵の16GBメモリーに各カメラの生映像が録画されるが、
その日時を設定しておいたほうがいい。
後で記録としての検証する時、日も時間もデタラメでは混乱するから。
メニューから「System Settings」→「Driving Records」内の「Time」で設定する。

また必要ならば、USBメモリーをセットして、同じ「Driving Records」内にある「Storage Mode」を「Built-in」から「Hang-out」に変更しておく。
私はとりあえず、32GBのUSBメモリーをセットしてるが、何GBまで可能なのか不明。

このAutoSeeの3D アラウンドビューカメラは、基準となるシート(クロス)が4種類選べるようになってる。
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しかし、実際に使うのは、一番簡単な2番目のクロスで、
取説もこのクロスのみについて書かれてる。
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要するに、このシステムで必要なのは、4つの1m四方の枠なのだ。
それを製品に付属のメモリ付きガムテープで路面に作る事も出来る。
が、そのテープは一度使ったら終わりで、再利用は困難だし、位置関係の再現の為には、
やはり専用のクロスを買っておいたほうがいい。

改めて、私が買って、今回取り付けをしてるAutoSeeの製品はこちら
その商品ページ内に貼られてるクロスの購入リンクはこちら
現在、クロスが1768円ながら、送料が2485円。合計4253円もする。
このクロスの商品ページの下に、同じようなクロスが複数出品されてるので迷うが、

私が本体よりも、かなり前に購入していたクロスはこちら
送料を含めると、これが一番安いと思われる。(他にも出てきたらゴメン)
ズバリ2619円で送料無料!
但し、2種類あるようなので、「色」で以下のような右側を選択。
2pcsとなってるので、2枚セットでこの値段である。
現時点で、あと2日でさらに300円ほど安くなるセールが開催されるらしい。

ただ、このクロスは画像のように、必要では無い市松模様も含まれてる。
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その為に、セミオートでキャリブレーションをする時、私の車のように規定外に低い位置についてるフロントカメラの場合、間違って市松模様を認識してしまう可能性もある。
セミオートなので、そこから手動で正しい位置を指定し直すだけで問題は無い。詳しくは後述。

MiCarBaの3D アラウンドビューカメラでは、以下のシートを使った。
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いずれも、左右の■までの距離が同じ2.2m(中心から左右に1.1mずつ)
AutoSeeは■が1m四方なのに対して、MiCarBaは■が60cm四方。
MiCarBaの時はそれを段ボールで代用していたが、位置を決めるのがやっかいだったし、日射で端の方が反って来てしまった。
私が買ったクロスがあれば、前後に関しては、1m四方の■の内側に60cmの枠を白ガムテープで作るなどして、MiCarBaでも利用出来ると思う。

いずれのクロスでも、中心にマークが付いている。
それを車の前後の幅のそれぞれの中心に合わせる必要がある。
同時に、車の前後辺に対して並行でなければならない。
車体とクロスの間隔は、およそ20cmと書かれてる。

車の側面に対して並行に置くのは容易でも、前や後の辺に対して並行に置くのは厄介だ。完全に長方形の車ならいいんだが。
MiCarBaの時は、前後の市松模様シートを「目安」で置いていた。
その市松模様に対して、距離を測って、段ボールの■を並べていたのだ。

今回は、まず車の前後4箇所で基準となる位置を路面にマークした。
白色のマーカーペンかチョークがあるといい。
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↑既に風で煽られ、なかなか位置が定まらない。
ホイールの中心がハッキリしてれば、そこからでもいいと思う。

そして、幅広の5mのメジャーをタイヤの接地面に添わせる。
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↑メジャーは自動より手動でロックするのがいい。
 私が使ったのは25mm幅で5.5mのこちらの商品。
 幅広のほうが、捻れ難く、真っ直ぐに伸ばしやすい。私はコレを2本用意した。

つまり、まず左右いずれか片側で、前後に路面にマークした基準位置から、
私の車の場合は、前方に60cm、後方に55cmで、(この間隔は後述)
「くの字」ないしは「Tの字」マークを路面に入れた。
同時に、その前後のマークの間隔を測定しておく。後で入力する必要がある。
これが前後のクロスの間隔になる。

これを反対側でも同様に行うと、前後に車体に並行なポイントが4箇所出来て、
その幅も測定してから、その中心を出して「Tの字」のマークをつける。
ここで測定した幅+10cmを後に入力する。
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↑私は先にクロスの■からの距離を測っておいて、中心に予めメジャーに印を入れておいた。

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こうして路面にマークしたポイントを基準にして、クロスを広げるわけだが、
4mもあるクロスをいきなり一人で広げると、風で煽られてどうにもならない。
予め、自宅(室内)で帯状に畳んでおいて、それを中心から左右に広げて行く。
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先に中心付近をガムテープで留めておいてもいいと思う。
要するに、帯状のクロスを車体に並行に置いて、
最初の1辺を先にテープで固定してしまう。
そこから順に広げて、留めて行く。助手が一人でもいれば随分と楽だろうが、私は常に一人なので。

クロスの■は測ると1mでは無い。1cm位の誤差がある。
また縁から■までも、片側が9cmで反対側が11cmで、しかも左右で偏りがあった。
右の方は正確なのに、左の方が寄ってたりするのだ。
それで、基準となる縁が10cmになるようにハサミで切り直した。
まぁ、そこまで厳密にやらなくてもいいかもしれない。
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こんな感じでクロスを広げて行く。
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↑エンジンを切っていたのに、ドアの開け閉めの衝撃で駐車監視録画されていた。

クロスを広げ終えると、
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↑左右のカメラのリア方向の■は、大きくハッキリしてるせいで、MiCarBaの段ボールの時より見やすい。

改めて、前後はAutoSeeのカメラで、左右はMiCarBaのカメラなのだ。
AutoSeeのほうが画像が丸く、小さくなってる。(視野は少し広いみたい)
はたして、これでキャリブレーションを行っても大丈夫なのか?

そもそも、取説にも「40cm以上」と書かれてるのに、
フロントカメラは約30cmの高さで、左右のカメラはかなり傾いてる。
カーポートでこの当たりに■が来るだろうと(一番内側の1隅はマーク出来る)、適当なポイントを指してキャリブレーションしてみても、「失敗」(Failed)になってた。
だから、実際にクロスを広げてキャリブレーションしても「失敗」になるかもしれず、
そうなったらMiCarBaに戻すしかないと、本体を持って来ていて、
その場で助手席を外して、その下に設置した本体を取り替えるつもりでいたのだ。

なお、クロスと車体の先端との距離は、取説には20cm位と書かれてるが、
フロントのカメラがナンバープレート下という特殊条件もあり、前は約8cm、
リアはバンパーが映るので、後ろは約15cmだった。

上の4つのカメラの映像は、メニューの最初の画面の一番下の
「Quadripartition」で見る事が出来るので、それで予め、前後のクロスの離し具合を、メジャーを横に伸ばしておいて、モニターで見て、自宅で検討しておいた。
その「Quadripartiton」を終了させるのは、表示されてる「カギ矢印」ボタンでは無く、「OK」ボタンでしか戻れない。
ステアリングリモコンは効くが、この「OK」ボタンを押さないと、以降、長方形のリモコンは操作出来なくなる。多分、バグだ。

話しは戻って、MiCarBaの時もそうだったが、
クロスの縁がバンパーで隠れないほうがよかった。
あまり近すぎると、合成画像に黒い陰が発生してしまった。

なお、エンジンを止めた状態でキャリブレーションを行う。
フロントカメラがナンバープレート下に取り付けてあるので、エンジンをかけてると多少なりとも揺れるのだ。
その為に、上の画像にも映ってるが、予備のバッテリー(母の介護ベッドの停電時駆動用)を持って行って、ボンネットを閉めたまま充電出来るようにしてるSAEケーブル(整備手帳に記事あり)で並列接続してる。
カーポートでやってみても、これでかなり長時間、ACCがONの状態で作業出来る。

実際のキャリブレーション作業は、
リモコンの右上の「横三本マーク」のメニューボタンを押して、
上下の△ボタンで「Calibrate」を選択して「OK」ボタン。以降の操作は全てリモコンで行う。
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上下の△ボタンで「Cloth2」を選ぶ。
一番下の「Select Lenz」は「8255」が初期値になってるはずなので、そのまま。
よければ、「OK」ボタン。
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クロスの前後の間隔と、車幅を入力する。
これは先に測定しておいた前後のクロスの間隔と、車幅+10cmを入力。
今回の愛車での値は、下の画像のとおり、445と180にした。
以降、もし、前の画面に戻りたい時は、「カギ矢印」ボタンを押す。
それが常に右横にも表示されてる。(下の画像の右下の青丸)
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数値の入力はどうするかというと、上下左右の△ボタンで、
数字の上へ赤いカーソルを移動して「OK」ボタンを押すと、
数字入力ウィンドウが出るので、その中から選んで「OK」ボタンを押す。
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数値の入力が終われば、上下左右の△ボタンで、
中央にある丸い「CLB」を赤くさせて「OK」ボタン。
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すると、以下のように「Auto」か「Manual」かを尋ねてくるので、
「Manual」を選択して「OK」ボタン。
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↑一度「Auto」を試してもいいと思うけど、取説にも「Manual」の方が正確と書かれてる。
私の車の場合は「失敗」(Failed)になった。

「Manual」を選択すると、カメラごとの測定の選択画面になる。
まず、ここで「Semi-auto」を選択して「OK」ボタンを押す。理由は後述。
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処理中と表示されて、1分近く待つ。
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結果は、私の車の場合は、やはり「失敗」(Failed)と出るが、
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「成功」(Success)と出るかもしれない。
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↑この画面をリモコンの「カギ矢印」ボタンで抜けて、前のカメラ選択画面に戻る。

以降、順にカメラを選択して、クロスの■の4隅を抑える処理を繰り返す。
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まずは、フロントカメラの処理では以下のような画面になった。
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↑カメラの位置が低いせいか、先の「Semi-auto」で■を自動判定した結果、市松模様の一つを選択してしまってる。
後述のリアなんかは、ほぼ正確に■を認識してるのだが。

以降、前後左右のカメラごとに、以下の同じ操作を行う。
まず最初に、点滅する緑色の「+」マークを前後左右の△ボタンで移動して、
本来の四隅にある1m四方の■の中に入れる。(上の画像はそこまで済ませてる)
どの■なのかを認識される為と思われるが、意味不明。

カーソルの移動速度は、リモコンの「+」と「-」ボタンで調節する。
現在の速度は、左上の拡大画像の下に緑色の枠が広がったり、狭くなって表現してる。
位置がよければ、「OK」ボタンを押す。
これを左右の「+」マークに対して行う。

次に点滅する数字付きの緑の●を移動して、1m四方の■の隅に順に合わせて「OK」ボタン。
右上に■のどの隅が何番かを表示してるし、左上には拡大表示がある。

「OK」ボタンを押すと、次の番号の●の移動に進む。
1つ前に戻りたくても、そこはガマンして、先に進む。
左右の8ポイントの指定が終われば、また最初の緑色の「+」の移動に戻る。
それを繰り返すので、やり直したい場合は、後でする。

一回、「OK」ボタンを押す度に、移動速度はリセットされてしまう。
だから、移動距離が大きい場合は、その都度、「+」を何回か押して、高速移動させて、近づいたら「-」で減速させる事を繰り返さなければならない。
特に、微妙に調整したい場合は、さらに「-」を押して微動に変えなければならない。

全てのポイントが完了したら、リモコンの「カギ矢印」ボタンを押す。
少し、処理に時間が取られて、前のカメラ選択画面になる。
4つのカメラでそれを繰り返す

ちなみに、リアのカメラは、「Semi-auto」の結果、最初から以下のように正しく■を認識してる。
必要ならば、微調整する。
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右カメラは以下のように前方(画像で左)の■のみ「Semi-auto」で認識してる。
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左カメラはなぜか前後ともに■を認識していない。
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↑先に「Semi-auto」を実行してないと、全てこのような状態になってる。
つまり、全ての移動距離が大きくて、手動での操作に手間と時間がかかる。

MiCarBaのカメラでは、一度、キャリブレーションを行うと、その後、もしカメラの角度や位置を変えたからと、再度キャリブレーションを行う場合、前回の位置を記憶、再現してくれるので、■のそれぞれの4隅を合わせるのに、あまり手間がかからなかった。

しかし、このAutoSeeの製品では、一旦、エンジンを切ると、■の4隅を抑えたポイントはリセットさせて、上の左カメラのような状態に戻ってしまう。
それで、再度キャリブレーションを行う場合は、また最初に「Semi-auto」で前処理した方が、後の操作の手間が省ける。

4つのカメラの操作と処理が完了したら、
右上の「Manual」を選択して「OK」ボタン。
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これは数秒で終わって、「Success!」と表示されたら終わり。
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ここで、「OK」ボタンで抜けるのかどうか、私は「カギ矢印」ボタンで順に戻って抜けた。

そして、キャリブレーションが無事に成功したら、
その結果を保存しておきたい。
「System Settings」→「System + Update」→「Engineering Mode」
ここではパスワードを聞いてくるので、リモコンの△ボタンを
上、下、左、右、OK の順に押す。
これがパスワードの代わり。

次に、「Export Mosic Pams」を選択して「OK」ボタン。
「Success export file(s)!」と表示されたら完了。「カギ矢印」で戻る。

キャリブレーションが終わってから、クロスが無い状態で、間違って「Auto」で実行してしまったりすると、もうメチャクチャな画像になるのではないか?
そんな時に、ここで「Import Mosic Pams」を実行すれば、前回のキャリブレーション直後の状態を復元出来るはず。
MiCarBaにもこの機能はあった。ただ、AutoSeeでは試してはいない。

以下の画面がキャリブレーション完了後。
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なんか微妙だ。やっぱり、各カメラ間の接合付近がおかしい。
しかし、正面の市松模様は比較的綺麗に思える。
一方で、後方の■が歪んでる。これが後に、前後と左右でカメラが異なるせいだとわかる。

特に前方カメラと横のカメラとの接合の不一致は、
両者のカメラの高さの違いが大きい事も原因らしい。メーカーに言わせると。

参考までに、以前のMiCarBaのカメラでのキャリブレーション直後の画像は
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こうして見ると、確かに真正面の画像は改善されてる。
同時に、AutoSeeは黒いロゴの帯が入って前方画像の邪魔だ。これが消せたらいいのに。

とりあえず、AutoSeeでのキャリブレーション直後の動画は以下。

↑上のほうが綺麗にカットされてる。

これは、左右のカメラが傾いてるせいで、
MiCarBaの時には以下のような階段状になってたから。
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AutoSeeではそれを低い位置に合わせて自動的にカットしてしまったようだ。
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しかし、AutoSeeはこのような映像も「View Adjust 」で調整出来る。
もっと上から見た3D画像にしてやれば、上の黒い帯は少なく出来る。

なお、このキャリブレーション時の動画は、以下のDVRで録画してたのだが、
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解像度を最高のD1(740×480)では無く、一段下のVGA(640×480) にしてしまっていた。
また、上のMiCarBaのキャリブレーション時はWindowsタブレットで動画をキャプチャーしていて、そのほうが画質は良かった。

それで後日、隣の白線がハッキリした駐車場で録画した動画が以下。
表示パータンのあれこれ。


アラばかり気になって仕方ない。もうこれ以上、どうしょうもないのか。
いや、やはり左右のカメラも同じAutoSeeにすべきか。

その辺の検証を次回、またこれより過去の日付でアップするつもり。

Posted at 2022/03/27 14:35:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ

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