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2022年05月29日 イイね!

モミジ盆栽の葉透かしと針金かけ整枝

モミジ盆栽の葉透かしと針金かけ整枝モミジの盆栽の葉を透かした
ついでに、針金整枝も行った。

このモミジは私が子供頃に種を撒いて、
発芽した苗から47年になるが、
近年、懐枝(ふところえだ)が次々と枯れてくる。

左右に出る形を作る上で重要な役枝の「内側」が枯れてくる。
そうすると、幹筋が見えすぎるというか。
人間で言うと、スーツの前を開き過ぎたような感じに見えてくるのだ。

昨年の12月のブログの記事で紹介した、
右側の二の枝(下から二番目の枝)の懐枝が枯れた跡。
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これに太い針金をかけて、手前へ枝を振った。ここまでが昨年。
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以下は今年の3月であるが、「赤矢印」部分がまだ開いて見え過ぎるので、
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今回はこの枝にさらに針金をかけて、以下のように「こんもり」として、懐が空き過ぎない枝にした。
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この針金整枝を少し下から見ると、
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さらに下から見ると、
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次は、右側のもっと上の枝も「赤矢印」の部分が枯れたので、
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この枝も整枝した。
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上から見ると、
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この枝はその出口がまだ大きく空いて見えるが、右斜め後方へ伸びるので、手前の枝が被って、あまり気にならない。という事にしよう。
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今度は、左側の二の枝(下から二番目の枝)も、
前のほうが下がり過ぎて、その下の枝に被り過ぎる。
下の枝に陽が当たりにくくなり、そうすると、またその枝が弱る。
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この枝にも針金をかけて、整枝すると、下の枝との間が空いた。
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この整枝後を横から見ると、
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同じく、下から見ると、
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なお、今回は以下のような「葉透かし」を全体に行ってる。
葉が密生してると、内部に陽が当たらず、蒸れて枯れて来てしまうのだ。
それで、1節から2枚ずつ出てる葉の一方を切り取る。
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↑但し、弱いところや、下の方の枝ほど、葉透かしは行わない。

以下の赤丸の枝は、もう何年も前に元から枯れてしまった。
まだ、元の方は生きてるので、何とか枝を接ぎ込みたい。
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↑反対の右側の矢印の枝は、幹を貫通させて後から接ぎ込んだ枝。
同じように、新芽を伸ばしておいて、幹にドリルで穴を開けて、その枝を通して接ぐ(通し接ぎ)をしたいのだが、まるで新芽が伸びない。芽摘みしなくても伸びないのだ。

それで、枝に「取り木」をして、発根させて使おうと考えてるのだが、その取り木さえも、なぜか成功しない。
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↑「取り木」は樹皮を環状に剥皮して、水苔などを当てがって発根させる方法。
過去のこちらの記事で紹介してるが。

以下は過去に枯れ枝を処理した跡。かなり肉巻きして来て、後もう少し。
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この傷は2019年9月に以下のように処理した。
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↑やはりこの部分から出ていた枝が枯れてしまい、切除したのだが、元が膨らんでいて、大きく削り取る必要があった。

傷口には「カットパスター」という粘土状の被覆剤を使う。
それはこちらから。私のレビューで詳しく肉巻き進行状態などを書いている。

足元の右側面の傷はまだふさがらない。
肉巻きを促進させる為、あえて周囲を削り直しておく。
ここも、この後、カットパスターで密閉しておく。
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↑ここはもう10年以上前に、ヤケ込みで幹から根にかけて枯れてしまい、その部分を削り取ったのだが。

幹だけは随分と太くなったものだが。
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↑鉢上の丸いのは「玉肥」(たまひ)と呼ぶ、油かすを丸めて固めた肥料。

この盆栽も近年は枝枯れなどの修正に追われるばかり。
人も車も古くなると、悪くなった箇所の修復に追われるのと同じか。
樹木としての寿命はまだまだあるのだが、新陳代謝で不要なところ、弱いところを自ら枯らして行くように思われる。
若い木のうちは、伸びようとするのを抑えて、小さく作る事に苦労するのだが。

このモミジの盆栽は樹高が65cmほどなのだが、
下から見上げると、針金がかかっていて無粋ではあるが、
登って行きたくなるほどの「大木感」がある。
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↑こうした「大木感」を盆上に再現するのが盆栽の醍醐味である。

次は山桜の盆栽。これも整枝した。
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↑小さな赤いサクランボが出来ている。

この山桜も、空き地に芽生えた苗を引いて来て47年になるのだが、
モミジと同様に、左側の枝が次々と枯れてくる。

左の一の枝(一番下の枝)は、それより下の枝が枯れた為に、
昨年、太い針金をかけて引き下げてる。
それはモミジ同様に、昨年の12月のブログの記事で紹介した、

以下の写真は4月の開花時のものだが、今回の整枝前の左一の枝。
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↑主枝にのみ針金をかけただけなので、小枝がツンツンと立ってる。

この小枝に針金をかけて、全体を整えた。
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下から見ると、
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上から見ると、こうして全体に枝を広げてるのがわかる。
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次に、右の二の枝(下から二番目の枝)は、ただ、だらりと下がっていたので、
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この枝にも針金をかけて、枝先が水平になるようにした。
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↑だらりと下がりっぱなしでは無く、先を引き起こす事で、力強さが出る。

この枝を下から覗くと、
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この枝を上から見ると、間延びした枝なので、針金もゆったりとした螺旋で巻いてる。
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この山桜の盆栽も樹高は約65cmだが、下から見上げると、
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↑小枝が多く広がってる。

ちょうど孔雀サボテンが咲いてる。これはほぼ24時間で萎んでしまう。
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↑鮮やかな黄色の花も咲いていたけど、撮り忘れた。

Posted at 2022/05/29 12:12:03 | コメント(8) | トラックバック(0) | 盆栽 | 趣味

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