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ヒメカマキリが6つ目の卵を産んだ。

今回は飼育瓶の中に植えてる南天の葉の裏に。
前回、5つ目の卵は小ぶりで、これが最後かと思ったけど、今回のは逆に大きめ。
相変わらず、四隅をきっちりと「足付け」して、職人技的な卵。


卵の外見も、ヒメカマキリの体に似て、薄茶色に茶色の模様が入ってる。

普通のカマキリの卵と比較すると、ごく小さいものであるが、ヒメカマキリの大きさからすると、その腹部の半分以上はある。

そして産卵後の今日、3cmほどのミルワームをたいらげた。


元気だし、食欲もおおせいだ。
食事中や、獲物を捕獲する時は、触覚を後方へ寝かせてる。
普段は触覚は前方へ出てる。

毎晩、玄関内に入れていた大型のカマキリが、先日の20日に小さめの卵を産卵し、その直後から急速に弱って、もうほとんど動かなくなった。

もう死んでる。と思いきや、持ち上げたりすると、わずかに動く。
首の力が無くなり、頭が下向きになってるし、触覚が縮れてる。多分、体液が行き渡らなくなってるのだろう。

普通のカマキリは、こうして産卵したら、一生を終える。


けど、5個もの卵を産んだ、ヒメカマキリは元気だ。

ヒメカマキリはずっと部屋の中で、日中、天気がいい時は出窓に。
夜間や天気の悪い時は、飼育瓶の中に入れたまま、室内の小型冷蔵庫からの暖かい排気が瓶の側面に当たるように置いてる。

中足が元から取れたり、先が無くなったりしてるけど、ミルワーム等の餌には果敢に飛びかかり、猛獣のように抑えこんで豪快にかぶり付く。

暖かい日中、霧を吹いてやると、周囲の水滴を舐めてるので、箸の先に水滴を付けて口元に持って行くと、水を飲む。

盆栽は家の北西の角の半坪ハウスの中に入れた。

今回、天井や側面にはプチプチを内側から張り、下の方はビニールを何重かに張って、その間の空気で断熱効果を狙う。

モミジはブロックで高くした。ここ3年ほど、冬季に下枝の枯れが目立つ。それ以前には無かった事で、ハウスの中で凍て上がるのだろうか。冷気は下に落ちるので、少しでも上に上げておく。

さらに、特に冷える夜には、電球で暖を取るようにした。つまり、裸電球をハウスの天井から吊り下げて、夜間に点灯する。
ホームセンターで笠のついた照明用のを買ってきたが、後で解説を見ると「屋内用」とある。
水滴は禁物。側面にシーソー式のスイッチもあるし、ケースは張り合わせたようになってる。

しかし、ハウス内は気温差によって水滴がついて、露が落ちたりする可能性がある。
それで、接合面やスイッチ、コードの出口などをコーキング剤を塗った。

生垣に沿わせたミニトマトは、寒さで枯れて来てるが、まだ実は沢山付いてる。

もう栄養は行かないと思われるが、緑色の実が赤くなると収穫してる。

ヒメカマキリの左足の先が無くなってる。
既に右足が無くなってるのに、まただ。

前日、日中の出窓から、夜間の飼育瓶へ移す時に取れたのだろうか。
指に止まらせて移動するようにしてるけど、どうしても思うように動いてくれず、やむを得ず、指先でつかむ事があるけど、体が宙に浮くと、足を猛烈な速さでバタ付かせる。
それはまるでアニメの回転する足のように。
そんな時に、何かに当たると折れたり、切れたりするのだろうか。
ともかく小さいから、うかつに触れられない。

餌は先日、ヤフオクで入手したミルワームを与えてる。

ちょっと多過ぎる。840円＋送料630円。
朝の「とくダネ！」でもやってけど、今、アメリカではコオロギやミルワームを食べるのが流行ってる？
ミルワームはピーナッツのような味がするらしい。
ビタミンやミネラル、タンパク質など栄養豊富な完全食品らしい。
とても食べる気にはならないけど。

カマキリ達も皆、元気なのは確か。
ずっと室内のこのヒメカマキリの他、夜間だけ玄関内に入れてる茶色の大型カマキリ、外の小さな園芸ハウスの中にいる緑色が綺麗なままの中型カマキリ、さらに先日から、夜間だけ一緒に玄関内に入れていた茶色のコカマキリがいたが、そのコカマキリは昨日、行方不明になった。

それぞれ、このまま年を越すかな。いつまで生きられるのだろうか。

ヒメカマキリは寝てる時がよくわかるようになった。
起きてる時は、周囲の人の動きに敏感に反応し、顔を向ける。
けど、寝てる時は無反応で、よく見ると、触覚が停止してる。
起きてる時は、頭から出た2本の長い触覚を、細かく振動させてる。

普通のカマキリでは、この触覚の振動は見られない。ヒメカマキリ特有のものだろうか。


盆栽には昨日、石灰硫黄合剤の8倍液を散布した。

落葉樹だけなので、濃い目にしてる。木の足元の周囲が白くなってるのがわかると思う。

この石灰硫黄合剤は、有効期限が1年前に切れてる。
前回書いたように、500mlの小容器のは販売されなくなってるから、仕方ない。

風が強く、そこらで散布すると飛散するので、半坪ハウスの中に入れて、前を開けて、3方を囲った状態で、木を回転させながら散布する。

石灰硫黄合剤は強アルカリなので、金属も侵す。
鉢に付いても白い石灰の斑紋が残ってしまうので、鉢は濡れタオルで覆ってから散布する。

散布後は、陽に当てて、乾かすようにする。
夕方に散布したりして、濡れたままの状態が続くと、害を及ばす可能性がある。
特に、松などの常緑樹の場合は、気を付けなければならない。

石灰硫黄合剤は、散布後、日光に当たる事によって、殺菌作用が出ると読んだ事もある。

イチョウの盆栽も黄葉して落葉しかけていた葉を全て取り去り、整姿し、幹を歯ブラシで洗った。
樹高（鉢の上面から）は70cm

イチョウの枝はホウキ状に上向きに広がる。
それぞれの枝も、その枝分かれが鋭角になるようにしたほうが綺麗に見える。

その為、大股開きのような枝分かれは、針金をかけて修正する。


修正前


修正後


ヤマモミジの盆栽も、頂部の枝をさらに針金で修正し、幹を洗って綺麗にした。
樹高53cm


山桜の盆栽も、かけたままだった針金を全て外し、一部はかけ直して、幹も掃除。
樹高60cm


アケビの盆栽も、針金を全て外し、一部は再度かけて修正。
樹高36cm

しかし、アケビの枝は硬くてもろく、すぐに折れる。今回も少し、ヒビが入ったり、半分ほど折れた箇所がある。

今日は外は寒かった。夕方までかかり、体も冷えきった。

明日にでも、石灰硫黄合剤を散布するつもり。
冬季の手入れの定番で、病害虫の駆除や予防になる。
落葉時期には、比較的濃い溶液を使用出来るし。

ところが、手持ちのは有効期限が1年前。
それで、夕食後、夜8時までの近くのホームセンターへ買いに行く。

しかし、無い。これまで、沢山並べていたのに。
えっ、法令改正により、生産終了？
なんだそれ。

慌てて、近くのホームセンターに電話をかけまくって捜すけど、もうどこにも無い。
ネットで捜しても、いつも使う500mlは無い。
10Lとか18Lならあるけど、そんなに使わないのに、有効期限が切れて、残りは始末にも困るし。
500ml容器でさえ、有効期限の切れた古いのが、何本か手元に残ってるくらい。

なぜなんだ。調べたら、石灰硫黄合剤は硫化水素自殺に使われて、500ml入りは販売自粛になったらしい。
農家が使う、大容量なら販売されてる。
販売自粛は今年の初め頃の話しか。
もっと早く気付いてれば、在庫品を入手出来たのに。全く知らなかった。

石灰硫黄合剤は、真柏や杜松の舎利に塗ったり、盆栽愛好家には必須アイテムなのに。

仕方ないから、手持ちの有効期限が1年前のでも散布しておくか。

モミジの盆栽の紅葉した葉を取り去り、剪定、整姿をした。

モミジは落葉後に剪定すると、傷口から水を吹く。
それで、まだ紅葉が綺麗なうちに、葉を取り去って、剪定してしまう。

節々から出た、不要な芽は書き取り、向きの悪い枝は針金をかけて修正する。
部分的のつもりが、やりだすと、あちこち針金をかけてしまう。
これはきりがない。



モミジは今、整姿すると、枝も比較的柔らかい。これが落葉してしばらくすると、固くなって折れやすくなる。

かけた針金は来年、葉が出てくると、早いところは1～2ヶ月で食い込んでくる。
食い込んできたら、早めに外すようにする。

この後、幹にブラシをかけて、苔で緑色になってるところを白くしておく。
そして、石灰硫黄合剤を散布する。