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マサ21のブログ一覧

2021年04月17日 イイね!

カマキリ愛

カマキリ愛NHKのEテレ「昆虫すごいぜ」で香川照之さんがカマキリ先生になって、昆虫を紹介し、中でもカマキリへの愛が熱く語られるが、
私も以前からカマキリへの愛情は強い。
それはこのブログの右にある「カマキリ」のカテゴリーからもわかると思うが、後から画像を入れようと、「下書き」にしたままの未公開のブログが大量にある。
今回は、それらのまとめという事で書きたいと思う。

以下、虫が苦手な人は見ないで戴きたい。
カマキリって、虫の中でも「肉食」で、どう猛なハンターのイメージがあるが、
なんか「知性」を感じるんだな。

昆虫って、「複眼」で視野が広範囲なため、どこを見てるかわからない感じだが、
カマキリはキッチリと両目で物を見る。
その為に、顔を見たい方向に向ける。それでなんか「アイコンタクト」が取れるような印象があるんだ。
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↑中型で、ちょっとズングリした体型のハラビロカマキリ。羽の左右に白い斑点があるのが特徴。

まるで瞳のように見えるのは「偽瞳孔」と言って、筒状の複眼の集合体の中で、角度により、その筒の底の部分が見えると、黒い瞳のように見えるのだ。
だから、常にこっちを見てるようにも見えるが、カマキリは実際に顔を向ける。

そのハラビロカマキリと、オオカマキリの大きさの違いは。
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私はここ数年、カマキリの産卵、孵化から育てる事を続けて来た。
本当なら、自然に返したいのだけど、そうせざるを得なかったのだ。
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↑これはイチョウの盆栽に産み付けられた卵からの孵化画像。

事の始まりは初冬の寒い中、庭でじっと耐えてるカマキリが可愛そうになり、室内に保護し、餌を与えた事から始まった。
すると、室内のカーテンなどに卵を産んでしまう。
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室内なので、本来の時期よりかなり早く孵化してしまう。
自然界ならば5月頃になるのが、2月中には孵化してしまうのだ。
当然、外は寒くて、餌も無い。
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自然界ではあり得ない「親子対面」
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成虫のカマキリは自然界では、産卵してから11月中にはたいてい死んでしまう。
室内で保護して、餌を与え続けたカマキリは翌年の4月まで生きた事がある。
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で、室内で生まれたカマキリの子は放置するわけにはいかず、ケースに入れて「飼育」する事になる。
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この頃の餌はショウジョウバエだ。上の写真の左端の円筒容器がハエの繁殖用。
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そう、餌となるハエを飼育、繁殖しないと行けない。
さらにカマキリが大きくなると、今度はコオロギが餌で、それを飼育する事になる。
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カマキリは共食いする。
しかし、生まれた直後から共食いするわけでは無く、自然界でも孵化してしばらくは「密」な状態で一緒にいるのだ。
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この後、自然界では散り散りになって、「密」は解消し、それぞれ孤立して生きて行く。
が、ケースの中で、生まれてからずっと「密」の状態が持続すると、
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↑これはもう既に一度、脱皮して、大きくなってる。

さらに、大きくなっても、
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もっと大きくなっても、
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共食いはしないのだ。
生まれてからずっと一緒にいると、そして餌が十分にあると、小競り合いはあっても、共食いはしない。
これは、あまり知られていない事実だと思う。
また、同じ1つの卵から孵化しても、緑色と茶色のカマキリが混じる事になる。

もちろん、大きくなるにつれ、ケースの中の数は減らす(ケースを増やす)ようにしていくのだが。
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↑木の皮(原木シイタケの残り木)を立て掛けてあるのは、カマキリは下にはおりず、下にいるコオロギが登って来た時に捕食出来るように。

ケース内で脱皮中。
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ただ、まれに偶発的に共食いが発生する事もある。
カマキリはそのカマで相手を捉えると、反射的に食い付くのだ。
それは、蜂などの毒虫とは異なり、一撃で相手に致命傷を与えるような武器が無く、カマで相手の動きを封じておいて、後は鋭い牙で食い付いて、相手の運動神経を破壊するしか手段が無いからだ。

餌のコオロギも繁殖を繰り返す。
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コオロギも大きくなる。
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私はこれを何年も繰り返してきた。
5月になって、自然界でも餌が取れるようになるまで、ケースの中で飼育して来た。仕方なく。
自然界では1つの卵から孵化した幼虫が成虫になれる確率はかなり低いと思うが、飼育下では7割ほどがかなりの大きさになるので、60坪の自宅の庭だけで無く、周囲の野原にも返した。

この飼育下で死ぬのは、たいてい、脱皮に失敗した場合。
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脱皮に失敗すると、即、死を意味する。失敗の程度にもよるが、動けなくなってしまうのだ。
手(カマ)が変形し、狩りが出来ないカマキリに、ずっと餌を与えて年を越すまで飼育した事もある。

上のカマキリは動く事が出来ず、「寝たきり状態」だが、それでも餌をやり、もう1度脱皮した後の状態。
私の親も「寝たきり」の状態で世話してるが、このカマキリも口元に餌を持って行って、食べていたのだが、
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次の脱皮で死んでしまった。

自宅の庭に放したカマキリは、まだ成虫では無いので、その後、目が止まれば、飼育して大きくなったコオロギを与えたりして来た。

カマキリが何回脱皮するのか、数えた事が無い。(いつも途中でわからなくなる)
が、香川照之さんによると、卵から孵化した直後、すでに1回脱皮してるらしい。
前の孵化する画像を見ても、卵から出た瞬間は手足が無いオタマジャクシみたいな形をしていて、ぶら下がってる間に細い足が出来てる。
そして、孵化後の卵に何かのカスのようなのがぶら下がってる。あれが脱皮した皮なのか。

脱皮を繰り返して、最後に羽が揃うと成虫で、以降の脱皮は無い。
脱皮する時は、たいてい(必ず)逆さまになって、重力の助けで抜け出すが、
出てからは、頭を上にして、羽を下方へ広げる必要がある。
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左側の縮んだ羽が、右のように広がる。

それが、何らかの理由で、正立にならずに、逆さまのまま羽が広がると、以下のような逆に羽が伸びた状態になってしまうようだ。まるでガルウィング!
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↑これはコカマキリという名のカマキリ。
このカマキリはミルワームを食べてる。
コオロギを飼育する前は、ミルワームを与えていた時期がある。イモムシのような形態の、要するに幼虫なのだ。成虫になると黒い甲虫になる。
ミルワームはペットショップやホームセンターでも売られてる。

カマキリがミルワームのような細長い虫をカマで捉えて食べてると、やがて口がカマの際まで来てしまう。そのまま自分のカマを噛じってしまう、なんてドジをするわけが無い。
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カマを一瞬、ゆるめて、口でミルワームを引き出し、持ち替えるのだ。続きをそのまま食べる。
またカマの際まで来ると、同じように持ち替える。起用なんだ。
カマキリは片手で獲物を保持したまま、移動する事も出来る。

2月頃に孵化して、飼育下で大きくなり、5月には外へ放し、成虫になった6月頃。
自然界で孵化したカマキリとの大きさの差は以下。
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↑6月なので、右側の自然界で孵化して育ったカマキリも既に何回か脱皮してる。

育てたカマキリを自然に放すと、餌だったハエが余ってしまう。
それで自然に孵化した上の画像の右側よりももっと小さな、まだ黒いカマキリを1匹、また1匹と捕らえてケースに入れて、ハエを食べさせてやろうとした事があった。
すると、10匹ほど入れたケースなのに、翌日は1匹になっていた。
つまり、既に孤立してるカマキリは、どんなに小さくても「共食い」するのだ。

カマキリを手に取る時、上から掴んだりするのは絶対によくない。
当然、必死に抵抗し、逃れようとする。カマを後ろ側まで回して、指にかけてくる。
そうして挙げ句は噛まれてしまう。
私はそんな事をしたわけではないのだが、何度か噛まれた事がある。
鋭い牙なので、一瞬にして皮膚は食い破られて出血する。

カマキリを手に取るには、そっと下から両手ですくい上げるようにして、手に乗ってくれるようにするのが一番。
それでも、慣れないカマキリは、違和感を感じて、即、飛び降りようとする。

カマキリにも性格の個体差がハッキリとある。
どうしても懐つかない、攻撃的な凶暴性?の強いものや、
臆病で逃げる事しか対応しないものや、
おっとりとして、最初から手に乗り、体に触れても動じないものもいる。

手の上でグルーミング(手足の掃除)をするようになると、リラックスしてる証。
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ただ、オスのほうが臆病で、懐かない。
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↑オス、メスの違いは、羽の揃った成虫になるとよくわかる。
オスの方がホッソリとして、羽に光沢があって長いのだ。そしてよく飛ぶ。
もちろん、お尻の先の産卵管?の形状でもわかるのだが、裏返して押さえつけないと見えないし。

ついでに交尾シーンも。背中に乗ってるのがオス。
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カマキリが人の手に馴れる、手を理解してる?とわかるのは、
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↑手でさすっても、平然としてるのに、

ある事をした手で近づくと、威嚇のポーズ。
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それは手袋をした手には警戒して近づけようとしないのだ。
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冬になって、室内に保護したカマキリは、天上にまで移動する事がある。
台所なんかで、食卓の上に落ちて来たり、糞をされたら困るので、天上に張り付いたカマキリを捕獲するのに、
私は椅子に乗って、カマキリの上からそっと手を被せる。すると、何の抵抗も無く、
スッと手に乗り移ってくれるのだ。

カーテンに止まってるカマキリを移動させる時もそう。手に馴れてると、手を被せるだけで、すぐに乗り移ってくれる。
手で軽く包み込むようにすると、身を委ねて、足をカーテンなどから離し、手の中に背中から落ちるようになるので、次の瞬間、カマの先や足先が手を保持するようになる。

そんな馴れたカマキリも、一度、イヤな事をされると、次回からは手を拒否するようになる。
産卵後、お尻にウレタン状のものが付いたままだったので、それを取ってやろうと、ちょっと押さえ付けてしまったのだ。すると、もう手を近づけるだけで、怒るようになった。

冬になると、カマキリも老体化してくる。足の付根なんかが黒くなる。
これは多分、出血した(当然、赤くはないが体液が出た)跡ではないかと思われる。そこにオロナインを綿棒で塗ってやった。
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すると、犬や猫がするように、自分で舐め取るのだ。
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それほど、首の可動範囲が大きい。

冬の間、餌は生きたコオロギだが(かつてはミルワームだったが)、
水は時々、ストローなんかで与える。
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スーッと目に見える勢いでストローの中の水が無くなる。
水だけで無く、ヨーグルトのR-1なんかも飲ませた!

カマキリはあまり水を飲まず、糞もコロっとした乾燥した玉だが、水は飲める時に飲んでおこうとするのか、一度にかなり大量に飲む。
つい飲ませ過ぎると、てきめん、下痢便になってしまう。

そして、羽のそろった成虫が糞をする時は、
お尻を横に突き出し、糞が羽に付かないようにする。
だから、糞をする瞬間は察知出来るのだ。
オシッコというのはしないが、ただ、水を飲み過ぎた時など、勢いよく小便状のものを出す事があり、顔にかけられた事もある。

以下は私の手の平に下痢気味の糞をする動画だが、顔の動かし方が、もはや虫では無く、犬猫レベルと感じるのは私だけだろうか。


カマキリは後方を確認するのに「振り返る」のだ。そんなテレビコマーシャルがあった。
ポルシェのCMにカマキリが登場。
道路脇のカマキリの横を疾走するポルシェのカイエンだったか?(縁のない高級車なのでよくわからない)
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すると、「今のは何だ」とカマキリが振り返る。
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↑まるでカマキリが主役?

テレビと言えば、カマキリはテレビを凝視する。
以下は以前にも紹介した動画だが、


手の上でダンスするカマキリ。
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実は、テレビに興奮して威嚇していたのだ。
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カマキリの「威嚇モード」には大別して3パターンある。
一つは前の画像のように、両手(カマ)を広げた状態で、羽も同時に広げる事がある。
これは正面からの自分より大きな相手に対する威嚇モード。

もう一つは、側面からの相手に、羽を縦に広げた威嚇モード。
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羽と共に、腹も鎌首を上げたベビのように見せてるのだろうか。
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3つ目は上体だけを持ち上げて、カマを引き付けている。
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↑これ以上、近寄るなという状態で、さらに近寄ると、カマを高速で動かして、
カマパンチを繰り出してくる。
実は、餌をやろうして、ピンセットでコオロギを持って行ったのだが、この有様。

カマキリも寝る。寝ると、頭が重力で下がる。死んだ時も同様になるけど。
以下はその動画。気付いて目が覚めると、こっちを見るのがカワイイ。


また、馴れたカマキリは羽を引っ張っても平然としてる動画は以下。


馴れてないカマキリだったら、後方からちょっと触れただけで、キッと振り返って、攻撃モードになる。

最後に、数年に一度、庭に現れる、ごく小さなヒメカマキリを紹介する。
これで成虫。
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なんかアニメみたい。
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カマキリならではの後方の「振り返り」
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こうして、カマキリを室内で育てるのは2018年までだった。
カマキリより餌のコオロギなどの飼育繁殖が大変だから。
コオロギは脱走して、履物の中に入り、それを知らずに足を入れて踏み潰してしまったり、布団の中に入ってた事もあった。
それで、2018年の冬に保護して産んだ卵は屋外へ移動させた。引っ付いてるのを剥がして。
そして、2019年の冬からは、カマキリを見ても保護しないようにした。
すると不思議なもので、11月になると、もうカマキリの姿は見なくなった。
また翌年から、庭でカマキリの姿はめっきり少なくなったように思う。

次回は、これより後ろに、つまりこれより過去の日付で、
2018年に購入したハナカマキリについて書くつもり。

Posted at 2021/04/17 16:19:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | カマキリ | 趣味
2021年04月16日 イイね!

ハナカマキリを買った

ハナカマキリを買った2018年4月1日に楽天市場でハナカマキリ(ランカマキリ)のペアを
4,240円で買った時の記録。

B品という事で、これでも安かったのだ。
B品というのは、どこかに傷があり、手足などの一部が欠けたものらしい。


既にカマキリの飼育には実績があったので、憧れのハナカマキリを飼う事にした。
もちろん、ハナカマキリは日本にはいない。繁殖出来ればと思うけど、他のカマキリと同様に庭に放す事は出来るだろうか?

発売元はcharmで、これまで餌用のコオロギなどをよく買っていた。
届いたハナカマキリはこんな状態で送られてきた。
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盆栽の鉢穴をふさぐ為に使ってる網を「とまり木」のようにしてプラケースに入れてあり、よく考えられてると思った。

そして、届いた時は全身がほぼ真っ白だった。
また、食欲は旺盛だった。
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B品として心配したが、右のカマの先にある「ふ節」の先の爪が黒かった。
それだけ。これなら、脱皮で回復する可能性もあると期待したのだが、しかし、これがやはり後に問題となって....

一方、オスは大変小さい。
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日本にいる普通のカマキリは、オス、メスの違いはある程度、大きくならないとわからない。
いや、私には羽の揃った成虫にならないと判別出来ない。
だから、ハナカマキリのペアでの販売が、なぜオスメスの区別が付くのだろうと思ったのだが、実物は一目瞭然で、サイズの差が大きかった。

また特徴的なのは、お尻というか、腹部を上に折り曲げるように立ててる。
これは、日本にいる先に紹介したヒメカマキリなんかも、羽の揃う成虫になる前は、同様のスタイルなのだ。

ちょうど開花していた山桜の盆栽にとめてみると、
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花と保護色になって、これだと目立たない。
けど、こんな花がずっと咲いてればいいけど、これ以外の場所だと、すごく目立って、鳥に食われてしまうと思う。

ともかく、ケースの中で、餌のコオロギを次々と捕まえては食べる。
食べ過ぎではないかと心配するほど、お腹もパンパンに膨れて。
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届いて2週間もすると、食欲も落ち着き、同時に体がピンク色に染まって来た。
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昆虫で体がピンク色なんて、日本ではちょっと考えられない。
ハナカマキリとしても、「この頃が一番綺麗」だったかも。
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↑右のカマの先が黒いのがよくわかる。
お尻の先が黒いのは、拡大鏡で見てみたが、これは色素沈着のような感じに思えた。つまり異常では無いようだ。

この頃、卵から孵化してずっと育てていた日本のカマキリとの比較は以下。
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↑比べると、ずいぶんとズングリした体付き。

ハナカマキリが届いて3週目、つまり4月も20日を過ぎると、今度はコオロギをまるで食べなくなり、また心配になってきた。
そして4月25日の午後5時に脱皮が始まった。脱皮しやすいように、絶食してたのか?
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しかも、別ケースに入れてるオスも同時に脱皮。画像はピンぼけ。
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↑オスは既に脱皮完了で、羽を広げてる。

ところが、逆さまのまま、羽が広がり始めたではないか。
これでは、以前に紹介した羽が逆に広がったコカマキリみたいになるのでは。
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それで、手助け?して、正立にさせて、やっと羽が下に向いて広がり出した。
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この時に気付いたが、右のカマの先の爪が黒くなっていたのが、脱皮で回復するどころか、
左右ともにカマの「ふ節」の先の爪が無いのだ。
それで、カマ先でものに引っ掛けて、体の向きを変えたりしにくい。
人間で言えば、手の指が無いようなもの?
カマ先が尖ってるので、それで引っ掛ける事が出来ないではないが、爪のようには引っかからず、体勢を変えにくいのだ。

その結果、羽は綺麗に揃って広がらず、後ろ羽が完全に格納されず、少しはみ出した状態になってしまった。
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カマ先の爪が無いのがわかるだろうか。それと、緑色だった胸の部分とその先の羽が茶色になった。
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脱皮したメスの抜け殻は
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一方のオスは、自分で羽を広げて、
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やはり、茶色が増した色合いに。
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家に来てから一回の脱皮で、もう成虫になった。
それなら、今度は交尾させたい。
メスは出窓においた鉢植えのハイビスカスの上が定位置になったみたいで、ずっとここにいてまるで動かない。


オスを手に乗せて、メスの後ろから近づけると、もう敏感に察知して、サッと飛び乗った。
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↑このサイズの差は。正面から近づいたら、簡単に餌食になってしまいそう。

様子をうかがって、交尾をしかけるのだが、いつも右側から。
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メスの右側には後ろ羽がはみ出した状態で、これが交尾のアプローチの妨げになってしまう。
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反対側から行けばいいのに、なぜか、何度やっても右側から。

それで、メスのはみ出した後ろ羽をハサミで切ってやった。
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その後の交尾の挑戦で成功したようだ。
これを念の為、何度か繰り返した。

そして6月6日に産卵した。
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メスのハナカマキリは終日、出窓のハイビスカスの上で、カーテン越しに外を眺めていて、下の道を車が通ると、それを目で追っていた。
車の動きに合わせて、顔を動かすのだ。
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上の写真は6月9日の午後5時。これが最後の写真となってしまった。
部屋は暑いので、日中は出窓を網戸にしていた。でも、夜はひんやりとしてくるから、網戸を閉める。
しかし、古くなった家の出窓は歪んでいて、サッシのガラス窓をスライドさせると、
反対側の窓が動いて開いてしまったのだ。

翌朝になると、ハナカマキリがいない。捜し回った。
普段はずっとハイビスカスの上にいる。脱皮や産卵の時だけレースのカーテンに移動していた。
この日はそのカーテンの裏側にまで回り込んだのだろうか。
そこで偶然、開いていた窓から外へ出てしまったのだろうか。

窓の外も捜したが、姿は見えない。
前にも書いたように、こんな白い体は目立つから、鳥に狙われやすい。
食われてしまったのだろうか。
それから何日も捜した。窓の外側、家の壁も目を通した。それを毎日のように繰り返したが、もう見つからなかった。

残ったオスはケースから出して、この出窓に放してやった。
網戸にしても、窓を閉める時は気を付けて。
ところが、そのオスも行方不明に。
網戸にしてると、サッシの2枚の間に隙間があり、ここから外へ出てしまったのだろうか。
こうして、オス、メス共にいなくなってしまった。

残るは卵。孵化に期待を寄せた。
夏に向かうのに、はたしていつ孵化するのか。
ところが、夏を過ぎても、秋になっても孵化はしなかった。
卵が産み付けられたカーテンを切り取って、ケースの上にしてるネットに縫い付けておいた。
そのまま冬の間、室内に置いたけど、結局、1年経っても孵化しなかった。

今回のハナカマキリはB品という事で、右のカマの先のふ節の爪が黒くなっていて、脱皮後は左右ともカマの先の爪が無かった。
それと、動き出す時に、ピクピクと振るえがあった。この種はこういう動きをするのか、それとも神経系に何らかの障害があったのか。

つまり、このハナカマキリは国内で繁殖させたものだろうけど、元は1対のオス、メスからずっと増やして来たとしたら。その子同士の交尾、産卵、またその孫同士の交尾、産卵と続けて来たとしたら、遺伝的に何らかの支障が発生したりする事も想像出来る。

ネットで捜すと、ハナカマキリの卵から孵化した幼虫の画像も出て来る。赤と黒のツートンのアリみたいな。ヒメカマキリの孵化後の幼虫も真っ黒なアリみたいに見えるのだが。
うちの卵も孵化して欲しかったけど、残念だ。

Posted at 2021/04/24 04:18:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | カマキリ | 趣味

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何シテル?   05/25 23:37
1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
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