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2021年12月12日 イイね!

エアコンのコンデンサのファンとモーターの交換

エアコンのコンデンサのファンとモーターの交換愛車のエアコンのコンデンサのファンが回らなくなった。
つまり、家庭用のエアコンで言えば、室外機のファンが回らなくなったようなもの。これでは冷えるはずも無い。

ならばそのファンモーターを交換すればいい。
以下は手持ちのCD-ROMによる電子パーツカタログの画像であるが、
EKシビックの全グレード共通のパーツ。価格は昔のもので、今は大抵、高くなってる。
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80151-SR3-013 モーター, クーリングファン
この部品番号のモーターはもうメーカーにも無いらしい。
それで、どうしたのか、そのてん末を書いて行きたい。
後で、簡略化して「整備手帳」にも上げる予定。
長文なので、お急ぎの人は強調文字だけを読んで戴きたい。

車は走行中はファンの代わりに風圧を受けるので、たとえファンが回らなくても大丈夫?
でも、渋滞でのノロノロ運転や駐車中は風を受けないので、冷媒が熱交換を出来ずに、
エアコンが勝手にON/OFFを繰り返す。
冷えないだけで無く、エンジンの負荷が頻繁に変わる事で、停車中なのにアイドリングが不安定になり、ドドッという比較的大きな振動を伴うので、
「エッ、どうした?」と異常を感じる事になる。
それでエアコンを手動でOFFにするしかない。

この現象、実は4年前の2017年の時と同じ。
その時はてっきりエアコンのコンプレッサーが壊れた(壊れかけた)と思い込み、ディーラーに修理を依頼しても「電装屋」に回されるだけなので、直接そちらへ頼んだほうがいいとかネットで知って、あちこちに問い合わせていた。

そもそも、帰れる港ならぬ、頼れるディーラーが無い「難民」状態なので、車にトラブルが起きると困る。
かつて、エンジンを2度下ろしてオーバーホールするなど、車一台買えるくらいのお金を支払って来たディーラー系のショップは店長の道楽が高じてカスタム・バイク専門店になってしまったので、
頼れる信頼のおけるディーラーが無くなってしまったのだ。
26年前に愛車を新車で買ったディーラーは、売る時だけ愛想のいい最悪のショップだったので2年で縁を切ってるし。

それでも、マルチマチック(CVT)のオイル、HMMFの交換などで世話になって、印象が良かった綺麗でピットも大きなディーラーに持ち込むと、
なんと「エアコンのファンが回ってない」と言われて、10万以上かかると覚悟してたのが、2万3千円で治ると聞いて、その場でモーターの交換を依頼した。
それで治っていたはずなのに、今年の夏からまた同じ症状が。

新品のモーターに交換してるのに、たった4年でまた故障した?
文句も言いたくて、そのディーラーへ行くと、なんと、
今度は「ラジエターのファンも回って無い」と言われて。
それは全く気付かなかった。よくそれでオーバーヒートしなかったなぁ。
まぁ、それだけ乗って無いという事か。親の介護で外出機会もめっきり減ってしまった近年。

それで、10月にラジエターのクーリングファンのモーターは新品に交換出来たのだが、
4年前にはあったエアコンのコンデンサのファンモーターはもうメーカーに在庫が無いと言うのだ。
「どうすればいい?」と聞いても「どうしょうもない」というような顔をされる。「代わりになるモーターを捜して欲しい」と依頼するも、結局、いい返事はなかった。真剣に捜してるのか!

現状は、エアコンのファンは確かに回っておらず、手で少し動かしてやると、回りだす有様。
仕方なく、まずはヤフオクで中古のファンとモーターのセットを購入した。
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この中古のファンは卓上でバッテリーにつないでやると、勢いよく回りだす。
これを愛車のモーターと交換すれば使える。
ただ、DCモーターはブラシが摩耗したりと劣化してくるので、
中古品を使えば、すぐ寿命になってまた動かなくなる可能性もある。

ともかく、まずは愛車のコンデンサのファンを取り外さなければならない。
傷が付かないよう、社外エキマニにはゴムシートを、前方のバンパーなどには昔の着古したシャツをかけて養生して。
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赤丸のボルトを外せば、U字のブラケットは簡単に取れる。
このボルト、片側だけ色が違う! ディーラーが交換したようだ。どうせなら両方替えてくれればいいのに。
さらに緑丸のボルトを緩め、アースを外す。外す必要があるのは緑の矢印のケーブルのみ。他のケーブルはアーシングとグリルのナイトライダーLED用。
黄丸のクリップはコンデンサの「シュラウド」と呼ぶ外枠の内側から摘み出す必要があるので後から。

次は配線のカプラを外す。
バンパー側から見て右の側面に3つのカプラがシュラウドに刺さってる。
外してしまえば、後からなら、どうなってるのかわかるのだが、
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赤丸の3箇所にカプラが、黄丸にはケーブルの固定用クリップが刺さってる。

カプラはそれぞれ単に刺さってるのでは無く、中の穴にピンが入って固定されてる。それはファンベルトに近いので、ちゃんと固定しておかなければならないからだろう。

1番上のカプラは下側にあるレバー(板)を内側(矢印方向)を押しながら、下へカプラを抜く。
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カプラー同士の結合はそのままでいい。

2番目のカプラは見えてるレバー(板)を外(矢印方向)へ押しながら、上へ引き抜く。
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この2番目のカプラはモーターへの配線なので、カプラ同士の結合も外しておく。
ロックを外すレバーを押しながら、引き離す。
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こういうロック解除のレバーは指先ではなかなか押せず、人間では無い爪を持った指を想定してるのかと思えてしまう。

一番下のカプラは撮影困難で、既に外してしまってるが、
同じ要領でレバーを内(矢印方向)へ押しながら上に引き抜く。
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これらカプラを外す時のレバーの操作はそれぞれ内側へだったり外側へだったり、後からそれで合ってるのか不安になった。
もし間違ってたらごめん。引いてもダメなら押すで、いずれかを試して欲しい。

後はケーブルがクリップで留まってるので、それも外す。
私はクリップが外れずに切除してしまい、後で固定するのに苦労した。
ともかく、手が入りにくい、見えにくい、こういう作業を繰り返してると、頭が変になりそう。
気が短い私はイライラの限界で苦痛でしかない。


この後、4つの固定ボルトを外す。
向かって左側、ラジエター側の2個は比較的にアクセスしやすい。
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↑10mmの6角で、ラチェットレンチを使って外す。

ここで、緑の矢印のスポンジに注目。これはコンデンサファン用のパーツなのだが、既にボロボロなので後で外す。そして3つあるシールの中で唯一、在庫があるもので交換したいのだが、はたして何の意味があるのか。

右側のボルトも一番上はまだ外しやすい。
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問題は右側の下のボルト。上側のボルトは画像の左上の赤丸で既に外した跡。
下側のボルトは画像で右下の赤丸で、すぐ下にある金属配管の先のボルトでは無いので要注意。これは外してはいけない。
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この下側のボルトも画像のように10mmのラチェットレンチで外すが、ロングソケットのほうがいい。
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これでやっと、シュラウドごと上へ引き出す事が出来る。自分で外すと理解出来るが、
シュラウドの下側にある丸いゴム足2つが車体側の丸穴に刺さっていて、
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上側は最初に外したブラケットで丸いゴム2つを挟んで固定されてるだけ。
後は、上下の金属配管でぶら下がった網目状のコンデンサ本体と、4つのボルトで抱き合わせになってるのだ。

前に書いたボロボロになったスポンジ状のシールは簡単に取れて、クズが大量に出る始末だが、
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残りカスがコンデンサの側面の管に付いていて、それを綺麗にするのに苦労した。
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同じ所に貼り直すには、下地として綺麗にしておく必要があると思ったから。
しかし、これは何の意味があるのか?
上側はコンデンサとシュラウドの間に隙間がハッキリとあり、そこを塞いでおくシールが必要だと思うのだが。

つまり、ファンは網目のコンデンサごしに外の空気を吸引する掃除機みたいなもんで、隙間があるとそこから空気を吸ってしまって吸引力が低下する。
少なくとも停車中に効率よくコンデンサに風を送るには、シュラウドとコンデンサの隙間を無くす必要があるのはわかる。
しかし、このスポンジは前の画像を見てもわかるように、その役には立っていないのだ。

モーターは裏のカバーと一緒に3本のボルトで留まっていて、プラスドライバーで簡単に外れる。
またモーターとファンも8mmの六角ナットで留まっていて、これもレンチで外す。

愛車から取り外したモーターと、ヤフオクの中古のモーターの比較
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裏から見ると、配線の出方が違う。
そして、4年前に新品に交換してる取り外した方が明らかに綺麗だ。
この時点で、こんな汚い中古のモーターに交換する事に抵抗感が出て来た。

ファンも形状が少し違う。この時点ではこれが何を意味するのか理解してなかった。
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ファンは中古の方が綺麗に見える。
中古のほうにツヤも感じられるのは、この時点でガラス系コーティング剤を塗っていたから。中古品に取り替えるつもりで。

両方のモーターとファンには互換性は無い。
それはモーターの軸とファンの穴の大きさが違うから。
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つまり、中古のファンの穴は大きくて、取り外したモーターの軸を入れると隙間が出来てしまう。

一見、まだ新しい取り外したモーターがなぜ、動作不良になってるのか。
そう思って、卓上でバッテリーにつないで、いじってると、
背面の配線の出口を触ると、回り出したりする。回転中に配線を触ると、回転音が変調する。
どうやらこれが原因。ブラシの摩耗とかでは無く、中の配線の接触不良的な。

ネジ留めされてれば、カバーを外したいが、周辺の厚さ1mmほどの鉄板を爪のように内に折り曲げて固定してある。
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これをどうやってこじ開ける? 何かで引き起こそうにも、モーター本体の壁面が近くて、道具が入らないのだ。

取り外したモーター裏にはMITSUBAとメーカー名と型番が刻印されてる。
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中古のモーターには汚れもあるが、何も表記されていないようだ。
ミツバのメーカーサイトを訪れ、「お問い合わせ」のページを見ると、
各担当部署別の連絡先が掲載されてる。しかし、肝心の「四輪電装品」については、
購入時に車両等に装着されている当社製品に関しましては、要求事項等、各メーカーとの契約に基づき、開発、製造を行っております。
そのため当社としては、製品の販売やご質問に対する回答につきましては、差し控えさせていただいております。
製品の販売やご質問については、最寄りの販売店をご利用いただけますよう、お願い申し上げます。

と書かれていて、連絡先が無い。
それで仕方なく、「その他」の連絡先である総務!への「お問い合わせフォーム」から、このモーターの症状や交換品が無い現状を訴え、何とか有償で修理出来ないものかと質問した。
月曜日の午前中に問い合わせて、木曜日の朝に返事が来た。
以下、原文を
----------------------
弊社ではメーカー様との契約上、「一般ユーザー様への販売、修理、交換などの個別対応はできない。」事となっており、修理はお断りさせて頂いております。
・1995年シビック用のファンモータPM5は記載して頂いた通り、生産はしていない状況です。
・なにか代替え品はないものか関係者に確認した結果、PM5の後継機種で代替えできるかもしれない製品がございました。

 その製品はメーカー様からは正式に互換性があるといった事にはなっておりませんが、車両コネクタとの接合は問題なく、冷却性能、電流、回転数は同等となりますがラジオノイズは保証できません。
互換性がない理由はシュラウドという部品との組付け時にゴムグロメットというゴム部品が接触する可能性がある為と推測します。
また、お手元にあるファン(羽部分)は後継機種(モーター)に取りつかない為、後継機種をご使用頂く場合は以下4部品の購入が必要となります。

この様な状況な為、弊社としては後継機種のご使用について、取り付けおよび品質の保証はできない事となります。
弊社保証なしでも良いという事であれば、後継機種の以下4部品についてホンダ様部番をご紹介できるといった状況です。

・モーターが不調の原因については大変申し訳ありませんが、コメントは控えさせて頂きます。
----------------------
この時点では部品番号が表記されておらず、再度の問い合わせというか、保証が無くてもいいという了解が必要だったのか。
予め連絡先にあげておいた、私の携帯電話にも連絡してもらえたようだ。
ただ、その時に気付かず、また見知らぬ番号だったので、放置していた。

再度、連絡すると、やっと後継機種の品番が提示された。
----------------------
以下に後継機種4部品のホンダ様部番をご連絡致します。
 ・モーター :80151-S04-0030
 ・ファン  :38611-P8C-A010
 ・ワッシャー:90430-PAA-A010
 ・ナット  :90041-PAA-A010
改めてのお願いとなり大変恐縮ではございますが、
弊社としては上記でご紹介致しました後継機種のご使用について、
誠に申し訳ございませんが、取り付けおよび品質などの保証ができません事
ご理解承りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
----------------------

さっそく、この品番で検索するも、全くヒットしない。
どうしたものか。やがてふとした事から、末尾の0を省くと、やっと出て来た。

もしや、これは。
これまで、電子パーツカタログでは自分の愛車の型式種別やフレームNo(車体番号)を入れて検索して来たが、それは冒頭の画像のとおり、
E-EK3等の 「EKシビック前期」のもので、GF-EK3等の
「EKシビック後期」で検索すると、上記の部品番号が出て来た。
後期型も全グレードで共通の部品番号。EK3もEK9も同じなのだ。
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そして、手元にある形状が少しずつ違うヤフオクの中古品は、解体屋が出品してたのか、搭載されてた車両の詳しい情報も表記されていて、それはまさに
2000年5月生産のGF-EK9-12048**
で、EKシビック後期型の中古ファンだったのだ。

だから、
手元にある中古品で取り付けや動作の確認が出来て、
しかも、後期型の品番はまだメーカー在庫がある。


シュラウドも愛車から取り外した方が綺麗。
その前期のシュラウドに後期のモーターやファンは問題無く取り付け出来る。
というか、シュラウド自体は前期も後期も同じ部品番号
80161-S04-000

EKシビックは前期と後期でバンパーやヘッドライト形状が少し違って、互換性は無いが、
エアコンのコンデンサのファンやモーターも少し違っている。

けど、そのファンやモーターは互換性があるようだ。
しかもまだ販売されてる。


そんな情報はディーラーは知らないのだろうか。
古い車にそこまで気が回らず、教えてもくれないのか。

EKシビック前期モデルで、エアコンのコンデンサのモーターを交換するには、
以下の後期モデル用の4部品が必要になる。

80151-S04-003 モーター
38611-P8C-A01 ファン
90041-PAA-A01 ナット
90430-PAA-A01 ワッシャー

もうディーラーに頼むのは止めた。全て、モノタロウの通販で揃えた。
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↑個別の価格は消費税別。

モーターはamazonでも売っていて、1100円も安かった。
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↑なぜか、amazon内からはこの部品番号で検索出来ず、googleの検索で出てくる。

先に前期用のモーター80151-SR3-013もamazonで商品が出ていて、購入したのだが、1週間ほど待たされてから、「在庫が無い」と言って来たので。
おそらく、商品リストに有っても、メーカーに発注をかけてから在庫が無いとなる事があるのだろう。
しかし、逆に、モノタロウに無く、ディーラーでも無いと言われた、
純正のウォーターポンプはamazonで買えた。


かくして、新品のパーツ4部品が到着した。
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新品のモーター裏の表記は刻印では無く印刷なので、中古品のは消えていたようだ。
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新品のファンの表記は
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モーターは手元に3つになってしまったが、
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ナットとワッシャーは
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前期モデルの愛車から取り外したナットにはセレートが入ってる。
部品名にも「ナット, スペシャル 5MM」などと書かれてる。
そのサビ具合から、4年前にディーラーでモーターを交換した時は、ナットは交換せず、古いのをそのまま使ったのだろう。

画像のとおり、ナットはどちらも5mmだが、
ワッシャーは前期が7mmで後期は8mmと大きくなる。

サビが出るので、ステンレスのセレート付きナットも用意したが、純正品は高さが低い。ステンレスのナットを付けると、軸の部分が凹になってしまうので、
やっぱり純正品にしておく。後期モデル用のナットは緩み防止剤が中に塗られてるようだ。

後は、モーターのケーブルのコルゲートチューブを固定するクリップが古いのを流用出来ればいいが、新品をモノタロウで購入した。部品番号は
90659-PG6-000 クリップ

シュラウド自体はamazonで6,105円で売られてる。
80161-S04-000 シユラウドCOMP.,コンデンサーフアン
ただ、発注しても在庫が無いとなるかもしれない。
モノタロウでは「取り扱い終了」になってるから。

愛車から取り外したシュラウドには一部にサビも見られたので、
ソフト99の赤サビ転換防錆剤を全面に2度筆塗りしておいた。
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これは愛車で多用していて、こちら

そのシュラウド固定用の下のマウントは交換したい。
愛車のはこんなふうで硬くなってるし、ヤフオクの中古品は、もうボロボロ。
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この部品番号は
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80177-SR3-003 マウント, コンデンサーロアー
はamazonで購入出来た。
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さらに固定用のボルトも純正品は
93403-06035-04 ボルト 6×35
モノタロウで購入したが、一番下部でしずくが溜まるのかよくサビるみたいだから、ステンレスを用意した。
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このM6×35mmのステンレスが無くて、モノタロウで六角トリーマというバネ座金がセットになったのを購入し、ワッシャーはステンレスの手持ちのをセットした。

こうして下部のマウントは以下のように綺麗になった。
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ここまで来たら、上部のマウントのゴムも交換した。
80176-SR3-000 ラバー, コンデンサーマウンティング
これもモノタロウで購入出来た。

こうして組み付けが完了すると、まるでもう新品!
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モーターを裏のカバーと一緒に固定するボルトはM4×8mmで、本来はただのボルトだけなのを手持ちのステンレスのバネ座金とワッシャー付きに変更してる。
また、ファンとモーターには硬化型のガラスコーティングを施工。
本来、塗ってすぐに拭き取りするのを、拭き取らずに厚くしてあるのでテカってる。

ついでに上部のU字のブラケットも新品に交換。
80107-S04-000 ブラケットアッパーコンデンサー
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↑これもamazonで買えて、今見ると「残り1点」957円。prime商品で翌日配達。
上の画像の袋にある「HND6 川崎」はamazonの倉庫のコードで、メーカー発注品では無く、amazonの在庫品なのだ。

これを新品に替えたら、ラジエター側の汚いブラケットも交換したくなった。
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これはamazonには無くて、モノタロウでは
74171-SP0-010 ブラケット, R, ラジエターマウンティング
で出て来たので買ってみた。
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これは全く同じ型のもので、ゴムのブッシュも付属していて、黒に塗装されていた。
これだけ黒いと変なので、コンデンサ側のブラケットは自分で黒く塗装した。
ただ、手持ちのスプレー塗料がつや消しの黒だったので。

こうして、愛車にコンデンサーファンを取り付けると、
カプラなどは外すより取り付けの方がカチッとハマって手間要らず。
しかし、前述のとおり、シュラウドの右側面の中央付近にあるケーブルの固定用のクリップを切除してしまったので、その固定に苦労した。
結局、結束バンドを2つ輪っかにして何とか済ませた。

上部のシュラウドとコンデンサーの隙間は何とかしたい。
またシュラウドを取り付ける時、点線の赤丸付近を上の配管の金属部分で傷付けてしまう。
せっかく塗装したとしても台無しになるから、作業中は何かクッションを巻きけけておく必要がある。
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↑この隙間から空気が流入すると、ファンによる吸引力が削がれる可能性がある。

純正品のシールはモノタロウやamazonでも出てこない。
それでホームセンターで売っていたスポンジシートを貼り付けた。裏のシールを剥がして貼り付けるだけ。純正品のスポンジという感じよりもっと高密度な材質。
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同等と思える300✕30✕10mmの粘着剤付きのスポンジゴムはこちら

こうして取り付け完了で、上から見ても綺麗になった。
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これで全てOK。しばらく走らせた後、停車してアイドリング中のチェックをするも、
以前のようなエンジン回転の不安定は解消されてるのに、
何か妙な振動を感じる。
まさかと思ってボンネットを開けるも、コンデンサファンはちゃんと回ってる。
ところが、10月にディーラーでラジエターファンが回ってないと指摘されて、モーターを新品に交換したばかりなのに、そのファンが回って無い!
いつまで経っても回らない。しばらく走った直後だから、回ってるはず。
これはもう、サーモスイッチ等が原因か。
全くクソディーラーは当てにならない。いい加減にせいよ。

そろそろタイミングベルトの交換も考えて、パーツを用意してもらったのだが、
「ウォーターポンプはもう無い。ファンベルトは1本しかない」と言う。
どうするのか。「ファンベルトはそのまま使うしか無い」と言う始末。

しかし、楽天で「EKシビック タイミングベルト交換」で検索すると、代わりのベルトもウォーターポンプも出てくるではないか。
と、こうしていろいろ書いてると、1ブログ3万文字の制限にかかってしまい、後から削るのに苦労させられる。
Posted at 2021/12/12 15:53:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2021年12月04日 イイね!

盆栽の紅葉と整枝

盆栽の紅葉と整枝我が家の盆栽は今年も綺麗に紅葉してる。

どこにも出かけなくても、家で紅葉が楽しめる。



左隣のイチョウは黃葉し、右隣の山桜は紅葉でもオレンジ色に近い。
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一見すると綺麗なんだけど、心は痛い。
近年、枝枯れなどの痛みが目立って来たのだ。

このモミジは種を撒いて芽を吹いて46年になる。
山桜も空き地の苗を引いて来て同じ年数である。
木としての寿命はまだ十分にあるのだが、自然ではありえない小さなサイズに枝先も細かく作ってる盆栽は、自然ならば新陳代謝で淘汰されるような枝を維持するのが難しい。

モミジのこの枝は早くから葉が落ち始め、もう無い。まだ芽はしっかりしてるが、はたして来年は吹いてくれるだろうか。
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この枝が元から枯れてしまう可能性も高い。

既にもう何年も前に左中間の枝が枯れて、元のほうだけ残している(黄色の丸印)。
これは「盆栽」のブログカテゴリーで前回、3月8日に上げた画像。
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ここになんとか接ぎ木(通し接ぎ)で枝を再生させようとするんだけど。
上の画像の右側の赤で囲った枝が、その「通し接ぎ」による枝で、伸ばした枝(芽)を幹にドリルで穴を開けて通して癒着させたもの。

しかし、その為の穂となる枝が全く伸びてくれない。どこかの芽を伸ばして使いたいんだけど、芽摘みをしなくても全く伸びてくれない。それだけ木全体に老化して落ち着いてしまってるんだ。
代わりに「取り木」をかけて、枝の途中から根を出させて、それを苗にして接ぎ込もうと思ってるのだけど、その取り木さえ出来ない。何度やっても成功しないんだ。モミジなんて、挿し木や取り木は簡単な樹種なんだけど。

他の若い木として実生苗(種から芽生えた苗)を使う手もあるが、それだとどうしても木肌の感じが違って来てしまう。若い苗はいつまで経っても緑色だから。
それと、葉の感じも違ってしまう。一見、同じようなモミジも葉の大きさや形状が違うし、紅葉だって違う。一枝だけそうだと目立ってしまう。

このように必要な枝が元から枯れてしまうと、別の枝を接ぎ込むしかないんだけど、
そうでは無く、一つの枝の中の小枝が枯れてしまうと、その部分の穴(空間)を補正すべく、枝を操作(整枝)する事になる。

以下はそんな今年の8月の「針金かけ」の記録である。
右中間の枝の「懐枝」(ふところえだ)が枯れてしまった。枯れた枝は元から切除し、粘土状のカットパスターを貼り付けて、傷口の癒合をさせてる。
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こうなると、前から見て、幹筋が見え過ぎてしまう。
それはまるでスーツの上着を開いたような状態。
足元のほうは幹筋がよく見えたほうがいいんだけど、中間から上は幹が見え隠れする位が丁度いいのだ。
それで、今回は真横から後方へ伸びた枝を前方へ移動させて、枯れた部分をカバーしたい。

モミジや楓、ケヤキなどの広葉樹を「雑木(ぞうき)盆栽」と呼ぶ。
それに対して、松や杜松(としょう)、真柏(しんぱく)、杉などの針葉樹は「松柏(しょうはく)盆栽」と言う。
その雑木盆栽の整枝にはアルミ線を使う。松柏盆栽では銅線を使う。
銅線のほうが硬い。そして戻りにくい。松柏は一般的に樹皮が硬くて傷付きにくいのと、整枝した型が付くまで何年も針金を掛けっぱなしにしたりする。銅線はかけた当初は赤い色をしてるが、雨や水かけですぐに黒くなって目立たないという事もある。

雑木盆栽は枝の太りも松柏に比べて早く、針金整枝の型も早く付く。2~3ヶ月、早ければ1ヶ月で食い込んでくる。だから短期間で針金を外す事になる。
同じ曲げる強度を得るには銅線より太いアルミ線が必要なので目立つけど、すぐに外すので、かけやすいアルミ線を使う。

しかし、今回は太いアルミ線を使っても、枝は元に戻ってしまうと考え、銅線を使う事にした。
銅線は「焼きなまし」をしたものを使う。それで少しは柔らかくなってるのだが、そのなましたのはもう20年近く前だろうか、既にかなり硬くなってた。
そして一旦かけると、つまり螺旋を描いて枝にかけると、その時点からものすごく硬くなる。
アルミ線は太くても、多少の掛け直しは効くが、銅線は一度かけたら、掛け直しは効かない。だから難易度は高いのだ。

今回、モミジの枝の修正に使う銅線は8番線。
なぜかアルミは直径のmmで呼ぶけど、銅線は番手で呼ぶ。8番線は約4mm。
これにテーピングする。少しでも木肌への当たりを弱くする為のクッション的な考え。
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目的の枝に8番の銅線をかけて、枝を前方(画像で左方向)へ振った。
雑木の枝は無理して曲げようとすると、バキッと折れてしまうので、これが限界。
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整枝後。本当はさらに小枝にもアルミの針金をかけて、もっと前方にかぶるようにしたいけど、それは落葉してからにするつもり。
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雑木盆栽は葉が落ちた後に針金をかけるほうが作業はしやすい。
けど、整枝した型が付くのは活動期の葉がある間のほうが早い。
このモミジ盆栽は枝の太りもほとんど無いので、この針金は来年いっぱい掛けっぱなしでも大丈夫だと思う。展示会に出したりするには、針金はみっともないので外すけど、どこにも出さないから。

同じく整枝後の全体像。今回、操作したのは右の下から2段目の枝。
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針金をかけて枝を曲げると、その刺激で胴吹き芽が出る。画像は2ヶ月後の10月。
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ちなみに、このモミジの足元は一級品の根張り。理想的な富士の裾野のような広がり。
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でも、もうこれ以上、大きくならないで欲しい。
もう鉢の限界で、これ以上になると、鉢をさらに大きくする必要がある。そうでなくても重くて持ち難いのに。枝葉が張ってるので、鉢を体に付けて持ち上げるわけにはいかず、腕の力だけで上げる必要があるから。

そして、8月の時点で小根もよく張ってる。3月に植え替えて、根を限界まで切ってるのに。だから、根が原因での枝枯れでは無いのだ。

次は山桜。この木もなぜか左側の枝が順に枯れて行く。これも今年8月の写真。
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この左側の枯れた枝を切除すると、左側の空間が空き過ぎる。
それで、その上の枝をもっと引き下げたい。

山桜の枝の整枝には銅線の10番(約3.2mm)を使う。同じようにテーピング。
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枝を引き下げた後。
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拡大すると、
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枝の元のほうは硬くて動かせない。その先の枝も、画像のように下から引っ張るので、それほど太い針金で無くてもいい。

山桜の整枝後の全体像。小枝にも針金をかけて整枝したいが、それは落葉後にする。
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この山桜は春の花の後、5月には実を付ける。そう小さなサクランボだ。
ただ、実は苦くて食べられない。鳥も目ざとく見つけて来るみたいで、葉に糞が落ちてたりするが、試食して「不味い」と思って去るのか、実は減らない。
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この秋、アケビの盆栽にも実が付いた。何年ぶりだろうか。
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アケビは雄花と雌花が別で、他の木の雄花の花粉を受粉してやらないと、実が成りにくいのだ。
ほんのりと紫色の実は風情があるが、なんせ大き過ぎる。
アケビは三つ葉のほうが実の紫色が濃くて、観賞用にはいい。

ただ、花は五つ葉アケビのほうが綺麗。三つ葉のは紫色一色だが、五つ葉は雄花と雌花で色違い。
特にこのアケビは花が大きくて綺麗。いい匂いもする。撮影は3月。
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五つ葉アケビの花を拡大すると、ピンクが雌花で白が雄花。
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なんか今、春の画像を見ると、懐かしいというか、
春は希望がある青春をイメージする。
そして秋は物悲しい、人生の晩年を感じさせる。

最後にイチョウの盆栽。これはもうダメだ。
中心部が枯れてきてる。イチョウはこうなるらしい。
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2015年1月のイチョウ。いい姿だけど、この頃、既に中心部の枝枯れに苦悩してた。
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Posted at 2021/12/04 21:08:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 盆栽 | 趣味

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「[整備] #シビック サブバッテリーをLiFePO4(リン酸鉄リチウム)に交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/8244157/note.aspx
何シテル?   05/25 23:37
1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
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ミラー型ドラレコの考察 
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1995年に新車で買って30年目! 21万km超え。 これはType-RのEK9では無く ...

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