MiCarBa AHD対応3Dアラウンドビュー
MiCarBaブランドのAHD対応の3Dアラウンドビューです。
本体が鮮やかな「レッド」で、流行りの回転ノブの無線リモコンが付いてます。
この製品は以下ですが、現在は在庫切れの状態です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07RDP42ZM/?coliid=I1CT9VETZDWZ7P&colid=HIZTIOYV2Y04&psc=1&ref_=lv_ov_lig_dp_it
私の愛車には、現在AutoSeeの3Dアラウンドビューを取り付けてます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6861841/note.aspx
以前はMiCarBaの別の製品を取り付けていました。本体がグレー色で、表面に凹凸があるタイプです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6355720/note.aspx
このレッドの製品は販売価格が前述の2製品の半値近い安さで、コスパは高いと思います。
この種の後付のアラウンドビューは、取り付けも大変ならば、その後の調整(キャリブレーション)も厄介なので、今回は車には取り付けせずに、卓上でテストした印象を紹介したいと思います。
画面表示を動画で撮りましたが、室内や自分が映るので、カメラをミラーマットで包んだ状態にしてます。
https://youtu.be/RY0awbJKz9M
この動画は、整備手帳で紹介したAHD対応のDVRで録画しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6886227/note.aspx
付属の無線の回転ノブは、周囲のリングを回して項目を選択し、上部を押して決定します。
長押しすると、後戻り的な操作になります。
この製品について、
■良い点
アナログ信号でも高画質なAHD対応です。
それ専用のモニターが必要になりますが、通常のアナログ映像(CVBS)とは別格の高画質になります。
3Dの車種モデルが大変多く、約80車種が収録されていて、実際に使用できます。
ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンと言ったドイツ車はもちろんの事、日本車も
アルファード、ランドクルーザー、レクサスRX、オデッセイ、マツダCX-5とかが利用出来ます。
私の愛車のシビックはありませんが、代わりにGolf 8が使えそうです。
■悪い点
起動が結構遅いことです。
真っ暗な画面から表示が始まるまで約14秒かかり、そこからオープニングとも言える車のモデルのゆっくりとした回転が20秒ほど続きます。
ただ、この最中にバックギアに入れたり、回転ノブに触れると、すぐに反応します。
また従来のアナログ映像(CVBS)出力では、メニュー画面の文字が小さくて荒くて、見辛いです。(画像を参照)
多くの車種モデルも、画面左側の真上からの2D画像が主で、
「前方真上」「後方真上」の表示モードでは上方斜めからの一部分が表示されるのと、ウィンカーを出した時に斜め後方からの表示がありますが、後は「3Dモード」にして車の周囲を回して見る事になります。
現在、私が愛車に取り付けてる3Dアラウンドビューのように、前進時には車の前方から、後退時には後方からの3Dモデルがずっと映るようなモードは無いようです。
つまり、愛車と同じ3Dモデルがあったとしても、「3Dモード」にして、前方から、あるいは後方からの表示に回して見ても、その時だけで、走行中にウィンカーを出したり、バックギアに入れると、その後は前方カメラの映像に戻ってしまいます。
もし、後退時に「後ろから見た映像」にしたければ、シフトレバー操作と共に、表示を「3Dモード」にしてから、ノブを回して後方からの表示にしなければなりません。
同様に「左右両サイドを表示するモード」にするのも以下の手順が必要です。
まず一度、ノブを押してその無線リモコンを起動させてから、ノブを回して、7つ目か8つ目のモードに切り替える必要があります。
私が現在使ってるAutoSeeのだと、ステアリングリモコンの◀Lボタンの長押しだけでこの表示になります。
最近の3Dアラウンドビューの製品はみな、この回転ノブが付属してるので、一度、どのようなものか試してみたかったのですが、私はやっぱりステアリングリモコンのほうがいいです。
ただ、この製品は3Dモデルの下の路面の影は角が取れて小さくなってるので進化を感じます。私が現在使ってる3Dのゼブラ模様よりずっと自然です。
その私が使ってる3Dのステアリングリモコンも無線ですが、本体と接続したケーブルの先に「受信部」があり、本体から離れてリモコンの近くまで持ってこれますが、
この製品はそれが無く、赤外線リモコンの受光部のケーブルがあるだけです。つまり、回転ノブとの無線は、アルミ製の本体の箱の中に受信部があるようです。
卓上でテストした時は問題無かったのですが、車内で本体とリモコンが離れると、無線の感度の問題が出る可能性もあります。
また、この製品は回転ノブで3Dモデルを回しても、1ステップで動く角度が約35度と大きく、真横にはならないし、真正面や真後ろにならないのです。
これを導入して、どこに表示させるのか。
カーナビの画面にカメラ映像として映すならば、RCAピンケーブルによる接続は通常のアナログ(CVBS)映像しかナビ側が映せないはずで、せっかくのAHDの高画質は使えません。
別のモニターを用意するならば、AHD対応のモニターだけの販売は、まだ日本では無いみたいです。
私が使ってる5インチのAHD対応モニターは以下です。
https://ja.aliexpress.com/item/4000464137558.html?spm=a2g0o.order_list.0.0.21ef585aozjnd7&gatewayAdapt=glo2jpn
↑最近になって1920×1080などと書いてますが、それは付属のカメラの200万画素の解像度であって、買った時のモニターは1024×600でしたし、IPSでも無いはずです。
AHDは従来のアナログ映像(CVBS)と同じRCAケーブルやAVセレクターが使えます。
上記の5インチモニターは2系統の入力端子がありますが、映像の有り無しによる自動切り替えが無く、データシステムのAVセレクターオートというのを使ってます。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08PKJH7QG/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
このレッドの製品のAHD映像と、別のCVBSの映像を同時に接続して、セレクターでどちらも切り替えて映せます。
なお、この製品は青のRCA端子がAHD、黄色のRCA端子が通常のCVBS映像になってますが、メニューで選択した一方にしか映像は出力しません。
他にHDMI端子やVGA端子からの出力も出来ます。
ナビにもHDMI端子がありますが、映すにはその都度、ナビ側での操作が必要になります。
またメニュー画面の「Control」と「Display」の設定には、なぜかパスワードが必要で、
それは666888です。
工場出荷時の設定に戻したりする「System」にはパスワードは無いのに、おかしな話しです。
専用ハーネスの先に付いてるUSB端子にUSBメモリーなどを接続して、4カメラの生映像を録画します。
4カメラが画面を4分割して合成された1ファイルになるのも、他のアラウンドビューと同じです。
当初、なかなか録画出来なかったのですが、32GBまでのメモリーしか使えないみたいです。
メニューの「DVR」の中で「format」を選択すると、いきなりUSB端子に接続されたデバイスをフォーマットしてしまい、「success」と出れば、録画出来るようになりますが、「failed」と出れば、録画は出来ません。その場合はフォーマットもしてません。
32GBのSDカードをカードリーダーに取り付けて、USB端子にセットしてもOKでした。
キャリブレーションに関しては「Manual correct(2)」(解説では「Manual calibration II」)を選択すると、AutoSeeで使った1m四方の■と同じクロスが使えそうです。
https://ja.aliexpress.com/item/1005001501836330.html?spm=a2g0o.order_list.0.0.37b2585alVymRV&gatewayAdapt=glo2jpn
↑色:で右側を選択。値段や送料がよく変わるので、下のほうにある他商品のリンクも確認のこと。
amazonでも同様のクロスが売られてますが、高価で、それでも中国からの発送となります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08595KRQG/?coliid=I2SVCCDP9EVE5I&colid=HIZTIOYV2Y04&psc=1&ref_=lv_ov_lig_dp_it
カメラはAutoSeeや他のMiCarBaの製品と互換性はありません。この製品に他のカメラを付けてもノイズだけで映らないのです。この製品のカメラも当然AHD仕様なのでしょう。
カメラがそのまま使えたなら、愛車でこの製品のキャリブレーションをしてみてもいいかと思い始めたのですが、カメラまで入れ替えないとダメなら出来ません。
よって、実際に車に取り付けて、キャリブレーションを行ったわけでは無いので、何とも言えませんが、問題無く使える事を前提とするなら、コスパは大変いいと思います。
付属の取説は英文の小冊子で、文字も極小なので非常に見辛いです。
ゴールドのカードにQRコード(ハレーションでなかなか読めない)が書かれていて、そこから取説をダウンロード出来ます。
それはワードの文書なので「校閲」で自動翻訳させて日本語解説書に作り変える事も出来ます。
いつの間にか、その取説は正常にダウンロード出来なくなってるみたいなので、私が保存してる日本語訳したものは以下です。
https://www.dropbox.com/s/t355t9yyg413kq1/3D%E3%83%91%E3%83%8E%E3%83%A9%E3%83%9E%E5%8F%96%E6%89%B1%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%9B%B8.docx?dl=0
↑DropBoxのメニューが出れば、右上の×で消して。
解説内容は実際の画面とは少し違うようですが。
また、前述のようなAHD映像と従来のアナログ映像(CVBS)の両方が映せるモニターがあればいいのですが、
本システムのメニューの「Display」で「Output format」をうっかりAHDにしてしまうと、それに対応したモニターがなければ、元に戻す設定画面すら映らなくなるので要注意です。
上記のダウンロードした取説には、そのような場合に、出力フォーマットを変更するショートカットキー的な手段が記述されてます。
試しても、なかなか機能しないのですが、そのうち、再起動がかかって映るようになりました。
または回転ノブの上部を8秒間長押しすると、順に以下のように変わるというものです。
CVBS-NTSC
AHD-25
VGA-720-480
VGA-1280-720
HDMI-1280-720
amazonのレビューに「38度の炎天下でキャリブレーション中に熱暴走したのでヒートシンクを付けた」と書かれてます。
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本体と製品構成の一部です。
落札品にはテンキーの赤外線リモコンは無くて、以前から使ってる流用です。
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通常のアナログ(CVBS)映像出力でのメニュー画面です。文字が小さくて見辛い。
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AHDの映像出力でのメニュー画面です。
クッキリとして綺麗です。
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前方広域の表示モードです。
取り付けて無いので、これはダウンロードした取説の画像です。
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同じく、取説の前方真上から表示モードです。
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取説の後方真上からの表示モードです。
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取説の前輪両サイドの表示モードです。
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取説の3Dモードでの画像。
まるで外から撮影したような映像に見えるのは高画質だからでしょうか。
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ボディーカラーは7色設定出来ますが、黒や赤と言った濃色は車全体が暗くなって見にくいです。
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「Manual correct(2)」でAutoSeeと同じクロスを使ってキャリブレーション出来ます
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4つのカメラの生映像の録画は32GBまでのメモリーしか使えません。
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AHDでの前方広域映像。
公開するつもりは無かった寝たきりの親を介護してる部屋での撮影画像。
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同じく、通常のアナログ(CVBS)映像出力での部屋の画像。比較すると画質差歴然。
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両方が映せる1024×600の5インチモニターにAHD入力でのメニュー画面
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両方が映せる1024×600の5インチモニターにCVBS(従来のアナログ)入力でのメニュー画面
定価 | 16,999 円 |
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入手ルート | ネットオークション(Yahoo!オークション) |
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