呉工業 ルックスレインコート
呉工業のルックス・レインコートは動画などのレビューを見てると、
ムラになりにくく施工性に優れる。
撥水性が非常に高く、その耐久性にも優れる。
細かい洗車傷などの隠蔽(傷消し)効果が高い。
雨染み(デポジット)が残りにくい。
しかも価格が安い。と簡易型のコーティング剤の中ではトップクラスの性能がある。
と期待が大きかったのです。
ちなみに、参考になった動画は以下です。
https://youtu.be/sO1dIpgnF7Y
https://youtu.be/bx3AvhhAE4k
↑このチャンネルでは、他では検証しないコーティング後の露天放置でのデポジットの付き具合や、それを除去するケミカルでの影響もテストしてます。
ただ、鉄粉除去剤であるスパシャンのアイアンバスター6で、レインコートの撥水性が失われる意外性も見られます。なぜか相性が悪いようですね。
私はこの数年はamazonで買ったガラコートを使ってました。
https://amzn.asia/d/0gytuBPD
ガラコートについては、下のほうの私の「関連する記事」も参考にしてください。
ここでは、その比較もしたいと思います。
上記の動画チャンネルではガラコートのレビューもありますが、なぜか低評価でした。
それは私の使用感とも大きく違ってました。
施工法や環境によっても、違ってくるのかとも思われます。
私はレインコートが初めてなんですが、より価格が安い「詰替え用パック」を購入しました。
https://amzn.asia/d/0fvCQ5LJ
ガラコートと同じ100ccサイズの新品のスプレー容器に入れて使うことにしたのです。
そのスプレー容器を過去に多数セットで買ってましたので。
詰め替える場合は、事前にパック容器をよく振るのと、入れるスプレー容器を水で洗わない、水分を残さないように書かれてます。
施工法については、詰め替えパックには「使用量の目安:1平方メートル当たり10~12回噴射」としか書かれてません。その量はかなり多いのではないかと思えます。
動画などの紹介では、洗車後の水滴が残った状態でスプレーして、一緒に拭き上げる「湿式施工」を推奨してる印象がありますが、水滴を拭き上げた後の「乾式施工」でもいいとされてます。
私はこれまでのガラコートをリセットする事は無く、普通に洗車をして、十分に撥水してるので、いつものようにブロアーで隙間の水分も飛ばして、わずかに残った水滴を拭き上げてから「乾式施工」しました。
こうした簡易型のコーティング剤には、フッ素やシリコンが入っていて、同じような成分のコーティング剤ならリセットする必要は特に無いとメーカーのサイトでも見て来ましたし、そう感じてます。
そうでなければ、同じコーティング剤でも「重ね塗り」は出来ない理屈になるし、最近では異なる特性のコーティング剤を重ね塗りするのも流行ってるみたいですから。
しかし、完全に無機質の硬化型ガラスコーティング剤を施工する場合は話しは別で、ボディ表面の油分やシリコンなどは完全に除去しておかないと定着が悪くなるので、リセットが必須です。
ガラコートもそうでしたが、施工直後よりも、十分に定着した後の、次回の洗車直後のほうが、シルバーのボディの映り込みもクリアーに感じられます。
いずれも「白濁した液」を塗るわけですから、より透明感のあるのは洗車直後のほうだと思います。
特に愛車は専門店での硬化型のガラスコーティングを多重にしてありますので、すでにクリアーな映り込みが十分にあるので、それを保護して、デポジットの固着防止のための「犠牲被膜」になればという思いで、簡易コーティング剤を上塗り施工をしてるわけです。
初めてのレインコートには不安があるので、まずはハッチバックのルーフの狭い部分にのみ施工してみました。
直接ボディにスプレーして、それが飛散しないように、反対側からクロスで覆いながら。すぐにマイクロファイバークロスで塗り伸ばしながら、拭き上げます。
すると案の定、下の画像のように、そこだけ映り込みが、かすんでしまうし、艶とかまるで感じられません。
しかも、ガラコートのようなスリック感が全く無いのです。つまり、塗り拡げたクロスが軽く滑るような感覚が無いわけです。
塗った直後なので、十分に定着した後なら、艶や肌触りも変わるのではと思いながらも、このままボディー全体に施工していいのか、不安で仕方なかったのです。
ガラコートは直接ボディにスプレーするのでは無く、取説にあるとおり、クロスにスプレーして拭き伸ばす。極力、薄く塗布する方法で十分で、それがベストだと実感してます。
ガラコートを過剰に塗ると、ワックスの拭き残しのように固着する傾向があるからです。それでも再度、塗り直して拭き取るか、濡らして絞ったクロスで拭けば、大抵は取れるのですが。
レインコートも、乾式施工の場合は、もっと少量を薄く塗布するほうがいいのかもしれません。
が、最初なので、塗り残しが無いように(塗れてない部分が無いように)、全体に十分にスプレーして拭き伸ばしていきました。その方法でもムラになるような事は無かったのです。
ともかく、クロスの滑る感じが無いので、ある程度はスプレーしないと、かえって伸ばしにくい印象があるし、クロスを擦り付ける感じがするので、傷が付かないかと不安にもなります。
こうした簡易型のコーティング剤でも、塗布後24時間位は濡らさないように、と書かれてることが多く、「定着」して安定するまでには、やはり丸一日程度はおいたほうがいいと思います。
しかし、翌日に見ると、ボンネットのウィンドウに近い部分にムラが見られました。
それで、ちょうど20時間後ではありましたが、そこだけ再度スプレーして、前日とは異なる新しいマイクロファイバークロスで拭き伸ばしました。
するとどうでしょう、前日に塗った所との境界部分に、明らかに「拭きスジ」が現れたのです。
20時間経過しても、まだ乾燥、定着しておらず、表面が柔らかいままの感じです。
それを解消しようと、拭く範囲を広げていくと、無制限にそのような拭きスジが現れて来てしまいます。
拭けども拭けども、下の画像のように、薄日の太陽の映り込みが「滲む」のです。
それはまるで洗車傷が無数にあるような太陽の映り込みになってしまうのです。
横に拭けば横線が無数に入り、縦に拭けば縦線が無数に現れるのです。
ともかく、まだ表面が全く乾燥して無い? 20時間後でも。
手の施しようが無いので、そのまま放置したのですが、時間が経つと、その洗車傷のような拭きスジは薄れて行ったようにも思われます。
それでも、夜間に後方から照明が当たった状況で、ボンネットを前から低い角度で見ると、後から拭いた部分には「明らかなムラ」が見られました。
いったい、どういうコーティング剤なのでしょう。まるで、硬化型コーティング剤のように、施工後の神経を使う必要があるのでしょうか。
愛車は周囲を完全に糸入りビニールで囲ったカーポートの中にあり、閉め切った中で洗車して、直後にレインコートを乾式施工してます。
いつものように「雨の日に洗車」したので、その日が梅雨入りの日だったのですが、午後から晴れて、日差しも出てきてました。
ビニールの裾から多少の隙間風は入るので、密閉空間では無いものの、湿度が高く、乾燥が遅れたからでしょうか?
1回施工のルーフは綺麗で、艶もそこそこあって、ムラは見られません。
けど、最初に塗ったハッチバック部分のルーフの狭い範囲は、虫が付いて拭いたせいもあって、ムラが見られます。
綺麗な状態のルーフ全体も、再度、拭けばムラが出るのではないかと、怖くて触れません。
それで3日後に、ムラが残ったボンネットとハッチバックのルーフ部分に再度レインコートをスプレーして拭き上げました。それでもボンネットは塗りムラが見られて、何度も拭き取りが必要でした。
主成分がアルコールらしいので、自然に蒸発してムラが消えるまで、放置してもいいのかもしれませんが。
愛車は雨の日には外に出さないので、洗車から10日間、一度も外へは出しませんでした。
またガラス部分に付着してしまったレインコートは、何で拭いても、曇った拭き跡が現れて取れません。
脱脂用のIPA(イソプロピルアルコール)で拭いたら、凄く曇ってしまうのです。
それを何とかしようと、ピッチクリーナーで拭いて、ようやく目に付かなくなりました。
ガラコートだったら、ガラスに付いた部分は軽くクロスで拭き取るだけで綺麗になったのに。
こうして施工後、1週間以上経過しても、その手触り感は、まるで人肌みたいなのです。しかも、わずかな汗ばみを感じる夏の人肌。他人の肌に触る機会は無いなので、自分の肌と同じような感覚という事です。
スベスベとした手触り感はガラコートのほうが断然いいのです。
車のボディを普段から触るわけでは無いですが、ドアノブにも塗布してると、否応無しに、その感触を意識してしまいます。なんか、シットリとした感触は好きになれません。
まだ実感はわからないですが、ガラコートのほうがホコリや虫が付着しにくいのではないかと感じられます。
映り込みは、ガラコートのほうがいいような気もします。
比較すると、最初の画像のように、レインコートは映り込みに、少しベールがかかったように感じられるのです。
ただ、これも同時に両者を施工して比べたわけでは無いので、過去の写真との比較でしかありません。
1ヶ月ほどして、2度塗りしたボンネットと、1度塗りのルーフなどを比べると、明らかに2度塗りしたボンネットの艶感(膜厚感)がよく感じられます。この艶感が全体にあればいいなと思うようになってます。
次回もこのレインコートを使うか、わかりません。
ガラコートは最新のものはどうだか、これまで複数回買って来たものは、匂いが好きでは無かったのです。まるで蟻を潰したような蟻酸の匂いがして、それが車の表面に残ります。匂いが気にならなくなるには、けっこう日数がかかるのです。
けど、それ以外は、ガラコートのほうが「扱い易く」自分には合ってるように感じられました。
施工3ヶ月後、前述のように雨の日には乗らないのですが、小雨に合ってしまい、すぐにルーフの水滴(水玉)はブロアーで飛ばすことが出来たのですが、ボンネットの水滴は熱で乾燥してしまい、汚れを取り込んだ黒い斑点が出来てしまいました。
洗車は好きでは無いので(すれば丸一日かけてしまう)養生シートで覆って、他は濡らさないようにして、ボンネットだけをコーティング被膜に優しいWillsonのポリマー車用のシャンプーを使って洗車しました。
https://amzn.asia/d/3QXpT20
それで黒い斑点は取れて綺麗になったのですが、前述のように夜間の照明で、前から低い角度で見ると、新たなムラが見られました。
施工3ヶ月後の洗車でムラが発生する?
このレインコートは前述のとおり、施工20時間後に拭きスジが出来たように、日数が経過しても、表面が乾燥、硬化しないようです。
もちろん、この簡易型のコーティング剤は硬化型ではありません。しかし、表面が安定せず、洗車程度では取れないものの、油のように流動的で、私は施工したことはありませんが、シリコンを塗ったようなものかも知れません。そのムラの部分を拭き直したのですが、まるで塗った直後のように、ムラが変化するのを見ました。
そのような柔らかいままの表面に、汚れを巻き込むと「取れないシミ」が発生するのではないでしょうか。amazonの複数の低評価レビューの画像に上げられてるのを見て驚きました。
ドアやハッチの内側にまで、丁寧に塗り込んだので、全てリセットしたくなって、後悔してます。
購入価格 | 1,364 円 |
---|
入手ルート | ネットショッピング(Amazon) |
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