こんばんは~
今日のネタは、車名にまつわる話(車名博物館、八重洲出版刊より)から、カローラレビン/スプリンタートレノの車名の由来についてのお話?です。
最後には、カローラレビンのチョロQの画像をお見せします。
2代目カローラ/スプリンターのクーぺ系にセリカの強心臓を搭載したホットモデルが初代レビン/トレノ(TE27)。
そのアイデアはラリー好きで当時シャシー設計部にいた久保地 理介氏だったそうです。
セリカ用の1.6リッターDOHCエンジン「2T-G」をこの車に搭載すれば、小さなボディーに高出力エンジンの組み合わせで走りが楽しい車になると思ったそうです。
ところで、この車名の由来については、筆者(吉川正幸さん)が、2006年に当時の開発責任者だった佐々木紫郎氏に聞いたインタビューによると、「車両が完成するとカローラ/スプリンターの派生車種として、それぞれにサブネームを付けることになった。サブネームだからという気安さも手伝って、当時の社長だった豊田 英二氏に決めてくださいと、佐々木氏は、同じく当時の取締役だった長谷川 龍雄氏(初代カローラの開発責任者)を通じてお願いしたそうです。
車名のエンブレムを造る為のリードタイムを考慮して、体育の日(1971年10月10日) までに急ぎで決めることも合わせて長谷川氏に伝えたそうです。
その結果、長谷川氏は、佐々木氏に「おい、決めてくれたぞ、カローラ鷲/スプリンター鷹。日本語で鷲と鷹」。佐々木氏が困った顔をすると、長谷川氏は「今日までに決めろというから決めてもらったんだよ。嫌だったら自分で社長のところに文句を言って来なさい」と言われたそうです。
皆さん、もし、この名前だったら変ですよね?
(中略)
ついては、代案が必要となり、スタッフで考えて、トレノ/レビンという名前を付けたそうです。
トレノ/レビンの意味は皆さんご存知ですよね?
当初、このレビンとトレノの名前は、カローラとスプリンター、逆に付けらていたことはご存知でした?
佐々木氏は、カローラトレノ/スプリンターレビンと書いて豊田 英二氏のところに持って行ったそうです。
日本語の鷲と鷹の名前が登録出来ない理由を説明すると、豊田氏は、「そうか、残念だな。じゃあどうするんだ」と言われ、「皆で考えて、こういう案を考えたのですけれども」と紙に書いた代案を出したそうです。
豊田氏は5分程考えて、やおら紙に書いて決めた。
サブネームを逆にして、カローラトレノを「レビン」、スプリンターレビンを「トレノ」としたそうです。その理由は、カローラの方が先に生まれ、その派生モデルとして誕生したスプリンターの兄貴分にあたる。兄貴は速い方がいい。雷は音(雷鳴)より光(稲妻)が速いから、速い方を兄貴にして、それで、カローラレビン、スプリンタートレノとなりました」。
言葉が持つ意味合いを考慮した理詰めの判断によって人気車の車名が誕生したということでです。
実際にお乗りの方は、この名前の由来はご存知でしたか?
最後に、カローラレビン(TE27)のチョロQの画像をお見せして終わりにしたいと思います。
ではまた~


Posted at 2016/12/08 22:08:55 | |
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