2016年12月20日
こんばんは~
今日の車名にまつわる話は、スズキの初代ワゴンRをご紹介します。
皆さん、初代ワゴンRは覚えていますよね?
爆発的に売れて、「軽ワゴン」のカテゴリーを作ってしまったことは、ご存知ですよね?
このワゴンRは、元々1987年からデザイン先行で企画が進められていたそうです。
女性を意識した軽自動車は多かったですが、男性向けの車は少なかった。
そこで、男性ユーザーを意識して、日常のツールとして使ってもらえる車としてデザインが検討されました。
実は、ワゴンRという名前を決定する前に、別の名前で呼ばれていたそうです。
これも、この本によると、こう書いてあります。
2007年3月29日付けの中日新聞には、鈴木修会長がその当時を振り返り、
「『ジップ』の車名で社長決裁も済んでいた。戸田さんが(開発責任者?)が(社長だった)私に、あまりよくないというので、車名を変更した。『ワゴンもある』ということで、ワゴンRに決定した」と新聞にはこう書かれていたそうです。
ちなみに、ZIPとは英語で活力や活気、勢いよく進むといったアクティブで活発なイメージする言葉ですが、(日テレの朝の情報番組のタイトルと同じですね~)逆に「何もない」などのネガティブな意味もあるようです。
そのため、このZIPという名前は避けたそうです。そこで代わりに出てきた名前が「ワゴンR」という名前だったようです。
こうやって見ると、何かダジャレで付けた名前のような感じがしますが、皆さんはどう思いますか?
ちなみに、ワゴンは、ステーションワゴンから取って、Rは英語で「革新・画期的」を意味するREVOLUTION(レボリューション)と、「くつろぎ・気晴らし」を意味するRELAXATION(リラクゼーション)の頭文字から取ったそうです。
今や、ダイハツのムーヴと並んで人気があるこのワゴンRですが、この人気の秘密は、独特の響きの車名にもあったのではないでしょうか?
ヒエラルキーを感じさせないから男性や女性にも親しめる、分かりやすい名前と言えると思います。
いかがだったでしょうか?
ではまた明日~

Posted at 2016/12/20 22:11:41 | |
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