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2017年01月10日 イイね!

車名にまつわる話(トヨタMR2)

こんばんは~

昨日に続いてのトヨタネタで申し訳ありません。

今日の車名にまつわる話はタイトルにもありますが、MR2です。
初代、2代目にお乗りの方、お待たせしました。

「車名博物館」より。

車名は「Midship Runabout2Seater」の頭文字を取ってMR2(エム・アール・ツー)と読むことはご存知ですよね?

ミッドシップは、もともとは船舶用語にするもので、本来の意味は「船体の中央部」という意味です。
これも、乗っている方はご存知のはずです。
自動車用語では一般的にエンジンをキャビンと後車軸の間(つまり車両中央部)に搭載して、後輪を駆動する方式です。
重量物を車両中央に近い部分に配置することで運動性能がよくなります。
ちなみに、エンジンを客室と前車軸の間に搭載するのがフロントミッドシップです。
ランナバウトは、「小型の無蓋馬車」を指し、20世紀初頭にアメリカでは「2人乗りの小型オープンカー」を指す言葉として使われました。
その後、船舶用語として「小型の快速艇」といった意味で使われています。

排ガス規制対策に目処がつき、明るい将来が感じられた1980年代初頭、クルマの複数保有が増え、多様化するライフスタイルに対応して面白い新車を出そうという機運が高まってきました。1983年にデビュー予定だったカローラはセダン系がFFになることがすでに決まっていました。
販売サイドでもFFで他社にやや出遅れた感があったようで、技術イメージを高めるねらいから、FFのメカニズムを活用したミッドシップ後輪駆動の2シーター車を企画しました。先行試作車ができたのは1981年5月だったそうです。

当時は2人乗りのスポーツカーを当時の運輸省(現・国土交通省)が認可しないのでは?という危惧がありました。1978年に登場したマツダのサバンナRX-7が2座ではなく2+2になったのは、このことが影響したのではないかという噂もあったようです。
そのような風潮もあってか、クルマの方向性を検討する際には、スパルタンなピュアスポーツカーをねらうか、街乗りでも快適な゙シティランナバウト″にするかで、開発チームには葛藤があったそうです。

その一例が全高だ。最初の構想段階ではスポーツカーにふさわしい1175mmの高さだったそうです。しかし、老若男女がいつでも気軽に乗れる新ジャンルのミッドシップ車として、日常の使い勝手や快適性に配慮してデザイン開発途中で全高を75mmアップ。これによってエアコンユニットの他車との共用化も実現するなど、メカニズム配置の課題もクリアすることができました。
つまり、MR2では、この゙ランナバウト= きびきび走る小型車″という言葉がクルマの性格を表す重要なキーワードになっています。ミッドシップ方式の2人乗りのパーソナルカーとして、走りやスタイルを犠牲にすることなく、クルマにとって大切な快適性や安全性を追求したい…こうしたトヨタからのメッセージを込めた名前が゙MR2″なのです。

ちなみに、企画では北米への輸出を意識していたようですが、保険料上昇の影響で残念ながら思うように台数が伸びなかったそうです。北米ではMR2という車名は同じですが、その解釈を『Mid-engined,Rear-drive,2seats.』として説明していたようです。

最後は、MR2の画像をお見せして、このお話は終わります。
お粗末様でした。
Posted at 2017/01/10 22:29:04 | コメント(7) | トラックバック(0) | モブログ

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