こんばんは~
今日の車名にまつわる話話、初代三菱ミラージュです。
2012年に約10年ぶりにミラージュの名前が復活したことは記憶に新しいと思います。
今日のお話は、初代がどうやって命名されたかというお話です。
「車名博物館」より。
ギャランΣ(シグマ)のヒットに続いて、三菱の商品主導のクルマ造りが最高潮に達したのがミラージュだ。一切の妥協をしないという当時の久保 富夫社長の指揮のもと、開発陣が一体となって進めたプロジェクトがミラージュでした。
1970年代になると低公害・安全対策、1973年には第1次オイルショックが襲います。省資源・省エネルギーが叫ばれる中、さまざまな課題を満足させながら、乗る喜びを感じさせる魅力を備えた小さくて安いクルマを目指して企画がスタートしました。
開発陣はスエズ動乱による原油価格上昇という同じ境遇で生まれた英国のミニに着目。スペース効率に優れ、世界の小型車の主流になりつつあったFF方式の2ボックスタイプのパッケージングを採用しました。
世界戦略車として、当時の提携先であったクライスラーの小型車「オムニ」、「ホライゾン」とのバッティングを避ける為、当初よりやや小型のサイズになったそうです。
1974年春から始まったこのプロジェクトは、゙絶対に他車の真似をしないこと″をモットーに取り組み、走りと経済性に優れた副変速機構を備えたスーパーシフト、プレスドアの採用によるスタイリッシュなデザインなど、様々な極限を追求したそうです。
1200/1400の新型コンパクトカーの登場に合わせ、新しい販売チャンネル「カープラザ」を展開するなど意欲的でした。
そしてやはり車名にもこだわりました。その決定に際して、数百にものぼる候補名の中から、イメージテストや記憶テストなどを実施した上で決定されました。ミラージュとは、フランス語で「神秘」、「ロマンチックさ」、「蜃気楼」などを意味する言葉。「鏡などに映して見る」という意味のフランス語mirerからの派生語で、英語のmirror「鏡」とも語源が共通しています。
フランス空軍が誇る有名な主力戦闘機にも同名のもの(1959年ミラージュ戦闘爆撃機)があり、新型車がそのスタイルに似ているため名付けられたというウワサもあったそうです。
ちなみに、このミラージュという商標は、1963年に「MIRAGE」と「ミラージ」の2つを同時に出願。車名決定後の1977年7月にカタカナ表記の「ミラージュ」を出願しています。親しみやすく発音もしやすい名前として語尾をアレンジしたのではないでしょうか?
今では、この初代ミラージュもすっかり見なくなりました。
過去にこの初代ミラージュに乗っていた方はいらっしゃいますか?
懐かしいと思った方もいると思います。
最後にこの初代ミラージュの画像をお見せしてこのお話を終わりたいと思います。
それではまた明日~


Posted at 2017/01/11 22:06:07 | |
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