こんばんは~
今日のお話は、昨日に引き続きマツダからコスモスポーツのお話です。
「車名博物館」より。
さて、皆さん、このコスモスポーツの名前の由来はご存知ですか?
このコスモの名前の誕生には、試作車のデザイン採用案を担当したマツダ初の社内デザイナー、小林 平治氏が関わっていると言われます。ほぼ同時期にマツダに入社したクレイモデラーの石井 誠氏によれば、小林氏は推理小説がお好きなようで、宇宙のことを詳しく勉強して宇宙の絵をよく描いていたそうです。
「クルマは走る宇宙になるんだ」と。こうした小林氏の世界観が試作車の空飛ぶ円盤のようなデザインに表出して、それが最終的にクルマの名前につながったのではないかと石井氏は語っています。
小林氏はシャープでコンパクトなクルマのデザインが好きで、松田社長はイタリアンスポーツ風の案と小林氏の案の2案のうち、コンパクトでロータリーエンジンを積んでいることが内面から現れているということで小林氏の案に決めました。
マツダによると車名の由来について『イタリア語で宇宙、英語のCosmosにあたる。スタイリング決定以来、社内ネーミング委員会で幾度となく検討の後、命名された。2年後、ソ連の宇宙衛星が打ち上げ成功後、それがコスモスと命名されたことがある。社内ネーミング委員は商標権について心配したが、大きな問題にはならなかったようだ。ともあれ、宇宙時代にふさわしいエンジン車…その願いをこめた命名である。』と説明しています。
1964年、1965年の東京モーターショーでは「コスモ」として展示。1966年は「コスモスポーツ(SPORTS)」、1967年の市販時につづりを゛SPORT″に変更。車名にスポーツを付けたのはソ連の宇宙船(1962年打ち上げ)に配慮したのでしょうか?理由はわかりません。
果てない宇宙に聞いてみたいですね~
最後に、コスモスポーツの画像をお見せしますが、市販型ではなく、1965年~66年に60台のみ製作されたコスモスポーツの「社外委託試験車」です。
ボディパネル、巨大な前後バンパー、モールなどはハンドメイド。クォーターピラーには「宇宙マーク」が付くのが市販型との違いです。
※なお、画像の説明文は、車名博物館ではなく、オールドタイマー誌からお借りしました。
今日のお話は以上です。
お粗末様でした。


Posted at 2017/01/13 23:25:10 | |
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