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2017年03月14日 イイね!

車名にまつわる話(いすゞ エルフ)

こんばんは~

今日は、ホワイトデーということでしたが、男性陣の方々は、女性陣の方々に何かお返しはしましたか?

さて、しばらくお休みしていました車名にまつわる話ですが、今日のお話はいすゞ エルフです。

「車名博物館」より。

現行型で6代目になるエルフの初代は1959年8月26日に誕生しました。
当時、いすゞは乗用車の分野ではヒルマンミンクス、商用車では大型トラック&バスを生産していました。小型四輪トラック市場が拡大する中、いすゞも参入することになりました。
エンジンは小型規格いっぱいの1500㏄(ディーゼルエンジンの搭載も検討)、軽量で広い荷台(積載量は1.5~2トン)、軽快な操縦性などのコンセプトで開発をスタートさせました。
小型乗用車ヒルマンミンクスの機械設備やメカを活用して、確実かつ開発のスピードを早める戦略をとりました。そこで小型車枠に収まるボディサイズ/エンジンにしながら、ライバル車種が多かった1トン積みクラスと同等以上の使いやすさ、取り回しを持つ2トン車にすることにした。エンジンも完全国産化を果たしたヒルマンミンクスの1390㏄直4ガソリンをベースに独自設計のGL150型1.5㍑直4を搭載しました。
車両のレイアウトについては、ボンネット型への転用など応用が効く(実際に1961年にボンネット型トラックの姉妹車としてエルフィンを発売) ところからフロントエンジンとなり、運転席はキャブオーバー型としました。キャブオーバーはキャビンがエンジンの上に位置する形式で、全長が節約できて、ホイールベースも短く出来ます。最小回転半径も小さく、日本の道路事情にピッタリというわけです。
会心の出来栄えも、エルフを売り出す前に行われた販売店会議の席上、キャブオーバーでは売れないから、ボンネット型にして欲しいとクレームがついたそうです。しかし、こうした心配も杞憂に終わります。翌1960年4月に2㍑ディーゼルエンジン搭載車が発売され、同年9月に道路運送車両法施行規則が改正されてエルフディーゼルが普通車から小型車の扱いになると、ここから快進撃が始まりました。
1961年度には約1万5200台を販売し、その75%が経済性に優れたディーゼルで占められていました。わずか2年で2トンキャブオーバークラスのシェア約26%を獲得するまでに成長。エルフは小型トラックのディーゼル化の先鞭をつけ、キャブオーバー2トン車のスタンダードを造り上げたのです。
さて、エルフ(ELF)は英語で西洋の童話に登場する「小さい妖精」、「いたずら者」などの意味ですが、車名としては「茶目小僧」、「腕白小僧」で捉えており、小さくても力持ちで、小回りが効く運動性能や機動性の良さに由来しています。車両の特徴を表すとともに、この当時商用車は大型車しか持っていなかったいすゞが発売したエントリーモデルとして愛嬌を込めての命名でした。
また、いすゞが英国ルーツ社と提携して国産化を果たした小型乗用車のヒルマンミンクス(英語で「おてんば娘」の意)に対して、小型トラックのエルフは「茶目小僧」として姉弟感覚で名付けられています。メカニズムの上でも関係が深く、本当の意味でも゙姉弟″でした。
いやはや、よく考えられたネーミングですね~

さぁ~
皆さん、今日のお話はいかがだったでしょうか?
ではまた~
Posted at 2017/03/14 21:52:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | モブログ

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