こんばんは~
今日の車名にまつわる話は、タイトルにもあるようにセリカXXです。
この車にお乗りの方、お待たせしました。
最後には、初代セリカXXの画像をお見せします。
「車名博物館」より。
長いフロントフードに付けられた濃赤地に白で浮かび上がる七宝焼の「XX」のエンブレム。
ゴールドで縁取られたXの文字を2つ重ね合わせて、高級感と格調の高さを醸し出しています。XXと記して「ダブルエックス」と読ませるとは、何ともカッコよく粋な名前ではないでしょうか?
1978年4月に発売された初代XXは、2代目セリカLB(1977年8月デビュー)をベースに全長を190mm拡大(GT系比)。
ホイールベースを130mm延長してフロントボディの延長にあて、6気筒エンジン(2㍑/2.6㍑)をノーズに収めたセリカの最高級シリーズです。
この車名を検討するにあたって、主力となる北米マーケットの意見を参考にしたそうです。
ドライバー誌1978年5-20号の新車解説によると、『セリカXXというネーミングは、非常にユニークだが、アメリカではパッション、つまり゙激情″を感じさせる言葉として流行している』と書かれています。
アメリカでは、Xに対して「未知数」や「性、暴力」という2つのイメージがあり、XXとなると後者のイメージがあるようです。
英語の口語では「勝負で負けると約束しておきながら勝つ裏切り行為」などの意味もあります。さらにXを加えた「XXX(トリプルエックス)」となると、手紙やカードにおけるキスの印(Xを大抵3つ重ねる)として使われる他、「本格成人映画」を指すことがあります。
X、XX、XXXとXの数が増えるごとに、ハードさのレートが上がるということで、Xを羅列した名称は最終的に避けたそうです。
こうして、アメリカを含む海外市場ではセリカの上級車種であることを明快に示す「セリカスープラ(英語のスーパーのラテン語)」のネーミングになりました。
日本では、当初のアイデアどうり、XXを名乗りました。アルファベットの第24字であるXは、「未知なるもの」、または「未知数」を示す言葉として使われ、またスポーティーでラグジュアリーな感覚をイメージさせる。このXを2つ重ね合わせることによって、スタイルや性能、装備などが未知・究極であることを表現。「考えられる限りの数々の豪華装備を備え、スペシャルティカーのグレードを極めたクルマ」といった意味が込められているそうです。
国が違えば車名の受け取り方も違います。
そのいい例がセリカXXかもしれません。
このセリカXXという車名は、2代目までで、3代目からは、海外と同じようにスープラと変えています。
かなり長くなりました。
今日のところはここまで~


Posted at 2016/12/27 22:45:53 | |
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