通勤エンジン製作 K6Aオーバーホール
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普通のノーマルピストン、スタンダードサイズ。
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ブロック、ロアケース、クランク、コンロッドを舐めれるぐらいまで洗浄。
クランク曲がりも測定し、そのあとにボアゲージを使用し常温下で測定し、測定ミスがないように気をつけながらメタルを選定。
メタルの厚さもそれぞれ測定します。結構バラツキがあるので選定します。
測定用で程度のいい中古メタルを組んでデータをとる場合もあります。
シリンダーの摩耗の少ないものを選んだのでボーリング等は無し。
3
ピストンコンロッドのの重量合わせ、コンロッドメタルのクリアランスの調整をします。メタルサイズに種類がないので、コンロッド側またはメタル側を手加工しクリアランスを合わせます。
一応合口も確認しておきます。
コンロッドキャップ合わせ目の指紋もよく見て、万が一混ざっていないかの確認もします。
4
組み込みました。ノーマルサイズだとスライダーがなくても入れ易いです。
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が、しかし、もろもろの兼ね合いでバルブの逃げを作りたくなってしまい、一度バラしています。
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リセス加工をしました。中古ピストンに穴を開けたり、切ったりして厚みを確認しています。リング溝までの厚みが薄くなると割れます。
面研して、オーバーレブでバルブタッチを防げます。後々にハイカムにした際にも、バルブタイミングに自由度が出ます。
ですが、結果的にそこまで必要は無かったです。
7
面研後に容積測定。
あまり仕様も決めないまま並行でやっていたので完全に面研しすぎています。
スキッシュをベルサン、フリーハンドで削り、ガスケットの厚さを考えます。
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1.5mm面研しました。
やっちまってます。
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ポート研磨をしました。
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シートリング周りの機械加工の段差を除去して平滑にします。
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バルブシートカットを行い、あたり幅を決めたのち擦り合わせ。
バルブシートカット時にはバルブの芯だしもしています。
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ポート研磨しました。
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ポート研磨をしました。
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組みました。バルブは昔ながらのスタイルでピカピカに磨きます。
ヘッドの状態もよく、ガイドを入れ替えずに使えるものを使いました。
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腰下を組んでからエンジンスタンドにのせます。測定時にスタンドに載せるとクリアランスが変わるエンジンも多いらしく、一応気にします。
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純正ヘッドガスケットを使用します。
社外のガスケットを買う予算など無いので、昔ながらのスタイルで純正を分解して、狙った厚みのガスケットをつくります。
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寄せ集めで出来上がってるエンジンなので、急いで残りの部品を洗います。
寄せ集めなのでいろんなことを気にしておく必要があります。あまりやらない方が良いです。
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チェーンを変える予算などなかったのですが、バルブタイミング測定時に気になることがあり、確認したら、チェーンが伸び切って当たってはいけないところが当たっていました。新品と比べたら半コマ分伸びていました。
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カムはターボ用の気持ち程度ハイカムなノーマルカムを使用します。
バルブタイミング測定します。分度器のセンターをしっかり出し、ピストントップを割り出します。分度器のセンターが振っていては1度2度のバルブタイミングをこだわる意味、測定する意味がなくなってしまいます。
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綺麗になりました。
プーリーをつけて、ピストントップがずれてないか見ます。タイミングライト確認時に重要です。
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オイルパンも塗りました。
レースカーだと偏り防止加工をしますが、稀に溶接割れ等あるのでこれはせずにたくさんオイルを入れておきます。
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完成しました。
後にハイカムに交換したらちょうど良いぐらいの容積、バルブ逃げ量で組んでますので、少し圧縮が高すぎる感はあります。
ですが、ノーマル部品のみの使用で57馬力出ましたのでまぁ良い感じです。
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