
スチールのキーをドアのホールに挿し込み右側に捻る
「ガチャ」と音をたててドアロックピンがせりだしロックが解除された。
フラップハンドルを引きドアを開けシートに腰を下ろすとメーターがこちらを見つめている。
スチールに一筋のグルーヴを掘っただけのキーをステアコラムにあるホールに挿入
「ギュルギュルギュル…ボォヲン」
インパネ右に位置する回転計の白針が動き出す。
これが私の初めてのBMW
もう随分昔のような気がする。
ブランクを経て
2005年秋
1台のクルマを注文した。

その時のカタログ

注文書に在るようにオプションを付けると2ヶ月以上待つことになった。
実はこの注文書、再注文なのだが
この10月にMスポーツが発表され装備品のチェックを兼ねて行った。
納車までかなり時間があったが
当時愛読していたカーグラフィック誌のロングタームテストに325が記稿される。

即モニター応募をすませた。

2006年5月号には27名分の集計が載ったいた。

文章中には「踏むとターボ車並みに燃費が悪化」の文字を見つけた時は嬉しかった。
しかし
納車時
アイドリングでエンジンヘッドカバーの下から「カタカタ」音がする。
タペット音がしている旨担当セールスマンに告げ、年明けにロッカーアームを含め全部交換をすることになった。
その事もモニターに書いたら
同年7月号に

また載っていた。
納車してひと月経たずにディーラーのピットにクルマを戻し
ボンネットを開けたまま
エンジンヘッドを外したまま
約1ヶ月。
当然新車の匂いは何処えやら…
この時は本気で乗り換えを考えた。
ただ、父が知っている最後のクルマなのもあり手放す決断には至らず。

今となってはなかなか設定されない
ベージュ内装とウッドパーツ

昼間よりも夜間の佇まいが気に入っていた

こういった仕様にするには
価格帯がかなり高額なクルマにしか設定しない日本は一考すべし。
最後の直6NAエンジンとなるであろう
N52
初期型の回転感はアルピナの直6とは趣がことなり、よどみなくシュンシュン回る。
個体の特性や感受性は
また後ほど。
最後に
今まで関わって頂いた
太洋モータース、国際興業、阪神BMW、滋賀BMW
関係各者に感謝。
Posted at 2017/01/04 17:08:13 | |
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