アイアンホース号は、1909年にアメリカのポーター社が製造し、当時グアテマラで、旅客・果物・貨物などを運送していました。その後、ミネソタ州の遊園地で運行していましたが、閉鎖となり、1993年に小樽へやってきました。燃料は重油を使用し、年間約5?6万人が乗車し、博物館利用者の4割が乗車しています。23日 大がかりな修理を受けるため、搬出作業が行われましたアイアンホース号は、2017年10月にSLの心臓部でもあるボイラーに重大な故障が見つかり運行を休止していました。故障した箇所はボイラーの空だきを知らせる役割を持つ溶け栓(溶解栓)です。溶け栓が機能しないと安全な走行ができなくなり、さらにボイラーの熱を水蒸気に変える役割の煙管にも激しい傷みが見られ交換の必要が生じていました。札幌へ運ばれた車体は分割され、ボイラー部分だけを大阪市北区のボイラー製造会社に輸送して修理するとのことです。小樽市博物館では修理費約1200万円のうち、600万円を目標額にクラウドファンディング(https://www.furusato-tax.jp/gcf/293)で募る予定です。募集期間は7月21日までで、5千円以上の返礼品として、特製ポストカード(5枚組み)、市総合博物館と手宮洞窟保存館の入館特典(2019年12月まで有効)が付いたアイアンホース号ファン認定証などが贈られるようです。