4月29日 JUM(ジャパン マリン ユナイテッド) i磯子工場で作られた 新造フェリー さんふらあ 「ふらの」 が苫小牧西港に8:00 初入港しました。
JMU統合後 初めて受注した大型 フェリーうちの1隻です。
本船は、前翼の回転流を後翼で回収することでプロペラ性能を向上するCRP(2重反転プロペラ(CRP:Contra-Rotating Propeller)は、同一軸上前後に取り付けた2基のプロペラを互いに逆方向に回す省エネ装置です。これにより、前プロペラで損失される回転流のエネルギーを回収し、推進力に変えることにより推進性能が向上します)推進システムを採用し、各種省エネ付加物の導入、最適船型の開発により、高い低燃費性能を達成、さらに主機駆動と電動機駆動という2つの駆動方式を持つハイブリッド推進システムを国内フェリーで初めて採用したとの事です。
主機とプロペラの間に分割型の摩擦部材を採用した、大容量油圧クラッチを設けることにより、必要に応じて主機とプロペラ軸を切り離すことが可能となり、港の出入港時には、主機を切り離し、発電機エンジンにより電動でプロペラを回すことによって、通常航海時の推進効率重視の運航と、出入港時の操船性能重視の運航を両立することで、定期運航が求められるフェリーを最適な状態で航行することが可能とのことです。
IMO: 9761542
MMSI: 431009293
Call Sign: 7JYL
Flag: Japan [JP]
AIS Vessel Type: Passenger
造船所: ジャパン マリンユナイテッド株式会社磯
子工場(上部構造物 製作は 相生事業所 )
発注: 2014年10月17日進水:2016年7月6日 竣工:2017年4月27日就航:2017年5月13日
全長:199.70m 型幅:27.20m
航海速力:24kn
推進機関: ディーゼル機関 ×2機
推進器: ハイブリッド推進システム
総トン数:約14,000t
旅客定員:620人 乗組員:46人
車両搭載数:大型貨物160台 乗用車113台
操舵室 外形を見た時 なんとなくIHIのデザインの面影を感じてしまいました。IHIのフェリー建造の伝統が引き継がれているようです。
後日 判明したのですが、上部構造物は 相生事業所で製作されて 磯子工場修理ドックにて 船体に積載されたとのことでした。
相生事業所といえば 5月のペーロン祭りは、JNUになってからも継続されているのかなあ?。
ランプウェイ(船が持つ荷役設備です。船と岸壁とを橋渡しして、自動車を自走させます。)は右舷の船首および船尾と船尾中央の3箇所に設けられています。
右舷船尾のレンプウェイをフェリー埠頭岸壁に降ろして、確認を行っているようでです
右舷船首のランプウェイの調整 確認と思われます。
造船所技術者も立ち会っているようです。
バンカー中のようです。
後ろに見えているフェリーは シルバーフェリー(川崎近海汽船)シルバー エイトです。
主機関が起動されたようです。
バンカーを終えて 11:45 苫小牧西港を出港しました。13日からの苫小牧~大洗 航路の就航に向けて、習熟運航が続くようです。
白い船体の側面に描かれた、地平線から昇る太陽の絵が大きな特徴です。
Posted at 2017/05/09 21:39:10 | |
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