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Dr.Zeonoskyのブログ一覧

2020年10月31日 イイね!

1/64 JTCC マカオGP BMW318i / 320i他

1/64 JTCC マカオGP BMW318i / 320i他
このブログは1/43ばかり紹介してましたが、最近気になるのはトミカ的サイズの3インチミニカー
ビッグな1/18は高価だし飾る場所も必要なので、1/64というのは安価でそこそこの再現度だしコレクションとして最適解なのはみんな同じのようですね



INNO MODELSからは1995年のJTCCチャンピオンとなったスティーブ・ソパーのBMW


1/64 IN64-E36-10JTCC94
BMW318i #10 Steve・Soper

発表時に品番見た時、ん?94年?と思ったが、製品はしっかり95年のインターTEC仕様で発売されました
前ホイールに整流板を付けた本戦仕様をしっかり再現

この年、映画「007ゴールデンアイ」にZ3ロードスターがボンドカーになった事で、世界中のレースで宣伝していたBMW


前年の後付けスポイラータイプをエアダムバンパー化して、より大きく精悍さが増した318
どのチームも車体下への空気を遮断する空力パーツが多い中、積極的に空気を取り込んで下面全体のフラット形状加減でダウンフォースを作るという逆転の発想のBMW。
その結果のチャンピオンなんだから素晴らしいものです


1995年 鈴鹿
シーズン中には007マークが無い


1995年 インターTEC
この年ピーター・コックスの専用マシンとしてADACスーパーツーリングカップを走っていたシュニッツァーの #9号車は、日本で闘うソパーを援護するため急遽 #74号車になって日本にやってきました

インターTECの後は東南アジアTCZC(ツーリングカーゾーンチャレンジ)用としてマレーシアのレーシングチーム、EKSモータースポーツへ売却。ウィンストン・マックのマシンとなりました



日本の1994年車は出してくれないね
折角のE36型318(4ドア)なんだからJTCC車も欲しいんですけど
オートテックやタイサン、綜警、ヒトツヤマなんかズラリと並べたいねぇ
気が付けば我が家のカーモデルは国産外車スケール問わず4ドア車ばかりの有り様。知らない人が見たらどんだけセダンキチ○イだよ!状態




続いて同じく1995年マカオの2台

1/64 IN64-MGP19-320I01
BMW E36 320i #1 ''WARSTEINER''
MACAU GUIA RACE 1995
Joachim・Winkelhock


1/64 IN64-MGP19-320I02
BMW E36 320i #2 ''WARSTEINER''
MACAU GUIA RACE 1995
Steve・Soper

サンプル画像だとソパー車のサイドマーキングが違うけど製品は改善されてます。というかこのパターンの実車を知らないけどINNOは何を参照したのかな?





マカオ・ギアレース仕様
通常販売品ではなくマカオGPスペシャルエディション 2019として販売

320iとしてエントリーしたっけ?
うろ覚えなので当時のリザルト資料見返すと318iになってるが・・・
でも時期的には性能が安定したS42B20型エンジンだと思われるのでBMWの見解としては320iとして記録したとしてもおかしくはないかな?
ただ前述の11月5日のインターTECのソパー車が318iなのに、同じ車であろうはずの11月18日のマカオが320iというのは後付けだと思うが



1995年のミニカーはこの3台を発売
手前はミニチャンプスの1/43



お次は Tarmac Worksが発売した1994年マカオのサン・ミゲル仕様

1/64 T64-034-94MGP02
BMW318I MACAU GUIA RACE 1994
SPECIAL EDITION


シュニッツァー #1号車はヨアヒム・ビンケルホック


#2号車はスティーブ・ソパー


#3号車はチャールズ・クワン
香港出身のドライバーで本人曰く「マスターオブマカオ」と言い触らしてる(?)通りマカオの常連さんであり、この前年に優勝もしてて地元民に人気
グループAやJGTCにM3で参戦しており日本でもよく知られるレーサー


ミニカーにはソパー #2号車、クワン #3号車用デカールが付属するので当然2台買うわね
1248台限定だが2台買う人多そうだし少なくない?
シリアルナンバーが付くけどマカオ先行販売されて即買いしたのに残り40台って!(番号順に売ってる訳じゃないのかな?それとも各ショップの事前予約で既に1000台以上売れたのか?)

※付属デカールの注意点
・ #3号車のみフロントバンパー下部に「FINA MOTOR OIL」。(予選の #2号車は貼ってあるのを確認したけど本戦では今一つ不明。別に貼っても構わないだろうけど本戦はバンパー換えた可能性も)
・フロントドアの小さなドライバー名は #2号車のみ国籍マークが左右とも車体前方側向きです(小さく紛失しやすいので予備付き)
・黒字のネームは台座用なのだろうと勝手に解釈し空白部分に貼りました


品番末尾が02なので、優勝したビンケルホックの #1号車も後から出すのかな?
#1号車だけサイドミラーが白いのでそこまで再現するのならばベストだと思うがTarmacがそこまでやるとは思えない






なんかマカオのシュニッツァーに関してはINNOが1993、1995年、Tarmacが1994年と示し合わせて発売したけど、こんなんイヤでも買い揃えてしまうな。同時期にハセミプリメーラも出してるし


ちなみに1993年のエマニュエル・ピロの #1号車はシュニッツァー伝統の赤い内装が特徴
実はこの年、シルバーストーンでのBTCC開幕戦にソパーが乗って優勝したメモリアルな #6号車そのものです


室内(ロールケージ)が赤いのはグループ5のシュニッツァーセリカでも有名でしたが、本家BMWから国際レースでのワークス参戦は製造時の白とする!と怒られたそうで、これ以降禁止されました。つまり最後の赤い車内のマシンとなります


その後、ピロのドライブでBTCCを走り、マカオ用にWatson'sカラーに変えて出場した後、インドネシアの新設サーキット、セントゥールに招待された記念レースで優勝。そしてチームタイサンが購入したことでそのまま日本へ運ばれて、茂木さんのJTCCマシンである #2号車となりました



JTCC後は倉庫でホコリを被ったまま保管されてましたが、2020年にこのクルマの出自を知ったイギリスのブローカーからぜひ譲ってほしいとの嘆願を受け・・・



綺麗に洗車され、イギリスへと輸送されて・・・

BBMモータースポーツの手で5万5千ポンド(約1千万円以上)かけてBTCCでのソパー車を再現すべくレストアされ、現在はイタリア人コレクターの元で静かに余生を過ごしているそう


ピンボケ画像ですが、赤いロールケージに貼ってあるBTCC時の車検ステッカーは剥がされる事もなく今もそのまま残してあります
復元中、BBMは当時の貴重な赤い内装には一切手を付けぬように留意していたそうで、レストアに協力したシュニッツァーと本国BMWも、「タイサンはよくぞ長い間ステッカーを剥がさなかったものだ」と感心したそうです




ビンケルホックの #2号車は、この1993年のBTCCチャンピオンになった #22号車そのもので、カラーリングをWatson'sへ変えてマカオに出ており、後にオートテックのステラインターナショナルに譲渡、アンドリュー・ギルバート・スコットの #35号車となりました




その後、国内外を転々としましたが2016年にオーストラリアのコレクターへと売却され、これまたBTCCの #22号車へのレストア待ちらしいです

こうやって30年も前のヒストリックカーを大事にする文化が日本でももっと根付いてくれたら嬉しいんだけどな
この国は、初代JTCCチャンピオンの 36号車関谷さんコロナを競売に賭けることもせずにスクラップにしてしまう国です
一応ヤフーオークションには出したけど入札されなかったからとのこと(悲)



上 : 93年 スポイラー無しVer. (INNO)
中 : 94年 後付けエアロVer. (Tarmac)
下 : 95年 エアダムエアロVer. (INNO)
と3つの仕様が揃います


ちなみにBBSのホイールはINNOの方が断然出来が良いので懐があったかい方は交換すると良いかも
ただTarmacも実車に合わせてルーフアンテナ付きだし、ヘッドライトの造形などがリアルです

ボディ/内装も同じ型かと思いきやドアノブやワイパーなどに違いがあるので単なるコピーではないです。それぞれ香港とマカオという地理的に近いお隣さん的メーカーですが何とも興味深いところ


1993年のマカオは、新たにBTCCレギュレーションのFIAクラス2が加わりました
過渡期なこともあり、この年のマカオはDTM、FIAクラス2、グループAのDiv.3とで行われた混走レースとなりました
DTMからは3.6LのアウディV8、2.5LのBMW M3が、グループAは1.6LのAE92〜101レビンとEF〜EGシビック
新規のクラス2は2.0Lの4ドア車縛りがあるのでBMW 318iのみとなります
アウディは大排気量の4WDということでえげつないウェイトハンデ(300kg)が課せられて徐々に後退、テンロクのグループA車たちは「速い車は勝手にやってろ!」とマイペースな感じなので318iのライバルは排気量が500cc有利なM3のみでした


#11号車 チャールズ・クワン
英国の高品質スピーカーとして名高いプロアックがメインスポンサーに付いたクワン車は、DTMのデカい板っ羽根を付けたM3 Sport Evolution。ドライバーが可変出来るタイプじゃないのでテクニカルでアップダウンの激しい山側セクションが有利でも、高速セクションの海側では最高速に影響が出てしまう装備
そんなM3勢の中でも安定して周回を重ねたクワンは序盤から常にトップを独走し、そのまま優勝
2位と3位はクラス2のシュニッツァー318iピロとビンケルホックがゴール


ソパーの #3号車はモーリッシュヒルからドナ・マリアの途中でガードレールに接触リタイアとなりコースにマシンを残したままレース終了。
ウイニングランで横を通ったクワンが「お兄さん乗ってくかい?」的にF1タクシーならぬM3タクシーで横乗りしてピットに戻ったくらい仲の良さが見れました(前述の通り翌年は同じチームメイトだし)



SKデカール24053
プラッツ プラモ用のデカールが発売されてるので1/24でクワン車が作れます



1/64はTarmac Worksが発売

Tarmac Works T64-009-93MAC
BMW M3 E30 Macau Guia Race 1993 Winner Charles Kwan
Macau Grand Prix 2018 Special Edition

バックボード部分にクワンのサインが印刷され、箱裏にはCharles Kwan Collectionの文字が入ってます




スパークは1/43ミニカーを出していて優勝マシンは各スケールで揃ってしまう優遇っぷり



#5号車 ポールポジションでスタートした二ー・アモリムが駆るマスタングジーンズ M3 Sport Evo
フロントのタイヤ交換直後、リヤタイヤもバーストして無念のリタイヤ
当時のマカオは公道レースらしくコースコンディションが悪くあちこちにゴミが落ちていてタイヤでのリタイアが多かったサーキットでもあります。勿論今は綺麗です



これは唯一1台のみ参加した3.6L車、ベルギーチームの #7号車アウディV8。ドライバーはバーナード・ウィンデリックス


まるでレナウンチャージカラーのような派手な見た目のアウディ
A4もいいけどデカいV8のミニカーも欲しいな
他にもグループAを追われてきた #22 EF9のジャックスシビックや、今は亡き山路さんの #29 青いAE92レビンとかモデル化して欲しいマシンが沢山あるのがこのマカオ



ついでに1994年のボルボ850セーフティーカーのミニカーもついつい買っちまった。Tarmac Works製で例によってシリアルナンバーカード付


Tarmac Works
T64-039-MGPSC
VOLVO 850 Estate Macau GP 1994 Safety Car
SPECIAL EDITION

(動画)https://vimeo.com/252005059

レーススタート直後、車列の後ろをペースカーらと共に走っている

こんな映像だけでJTCCのマシンと一緒に走ってるやん!と我がコレクションに加えたって訳よ(アホです)

なんかどんどん1/64が増えてくぞ・・・
これもう毎年マカオエディションとしてどんどん製品化してほしいでェす
Posted at 2021/02/13 08:48:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

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