パワーレギュレーター導入と再調整

シビックにオーディオテクニカのパワーレギュレーターAT-RX80を導入しました。

車のバッテリー電圧はエアコンの使用や充電制御により常に変動しています。パワーレギュレーターを導入することでバッテリー電圧が何ボルトであろうと、ヘッドユニットに14.4Ｖを安定して供給できるようになります。また、トランスによりバッテリー側の電気とヘッドユニットに供給される電気は切り離されているのでノイズ対策にもなります。

オーディオテクニカのパワーレギュレーターにはいくつか種類があり、AT-RX80はキーオフでも常時電源が供給されるためヘッドユニットやDSP向けです。他には許容電流が大きく、キーオフでは電源が供給されないアンプ向けのAT-RX100などがあります。

導入後は低音の迫力が増し、中高音がよりクリアになりました。
が、ちょっと問題も発生しました。中高音がクリアになり過ぎてうるさく感じます。
スピーカー出力調整でワイドレンジスピーカーの音量を下げればマシになります。しかし、ハイパスとウーファーのローパスが共に630Hzなのでボーカルも細くなってしまいます。

試行錯誤の結果、ワイドレンジスピーカーとウーファーのカットオフを1KHzにしてボーカルの主要帯域はウーファーで鳴らすことにしました。

ワイドレンジスピーカーの周波数特性は120Hz～30KHzなので1KHzで切ってしまうのはもったいないような気もしますが、スロープが-12dB/octなので男性ボーカルまでそこそこ鳴ります。元々このスピーカーは2.5インチクラスでは最高レベルの音質だと思うので、1KHzで切っても良さがはっきり分かります。

調整後はボーカルがはっきり聴こえるようになり、低音から高音までのバランスが改善されてさらに聴きやすくなりました。

ついでにタイムアライメントも見直します。
今まではいくつかの楽曲を聴いてなんとなく調整を行っていましたが、なんだかスッキリしません。
そこで今回はYouTubeでARK RIDEさんが公開している「タイムアライメント調整用　間欠音①～③」を使いました。

調整の結果はこちら
High R 0.00→0.00
High L 47.25→41.65
Mid R 4.20→4.20
Mid L 61.20→45.15
私は一番近いスピーカーを0cmにして、そこを基準に調整するのですが、大分変りましたね・・・
今までがいかに「なんとなく」だったか分かります。調整後は左右の音が綺麗に重なって違和感が無くなりました。

さて、もうすぐワイドレンジスピーカーを導入してから初めての夏が訪れます。Aピラーに吊り下げられた400gのスピーカーの重さに両面テープは耐えられるのか・・・このスピーカー、底面に固定用ネジ穴さえあれば完璧だと常々思います。最悪、ドリルで穴開けてタップ切ります・・・

ボーカルをウーファーで鳴らすようになると、やはりもっと上のモデルの音を聴いてみたくなりますね。TS-Z1000RSとか。念のためヤフオクは毎日チェックしております。念のためですよ。