瑞牆山(ミズガキ)山 十一面岩 春一番ルート
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十一面岩とは、瑞牆山から北西に伸びる尾根上にある岩峰です。十一面と書いてトイチメンと読みます。
このあたりは現在最新鋭のフリークライマーが活躍していますが、私が訪れた二十数年前はボルト(人工登攀)による開拓が終了し、且つハードフリーには難しすぎるということで、訪れる人も無くひっそりとしていました。
春一番ルートは、写真岩壁の付け根にある大洞窟の右手岩稜を頂上まで登る長いルートです。人工登攀部分が少なくⅥ級のピッチがあり、当時としては難しい部類だったと思います。実際Ⅵ級のピッチは非常にシビアなバランスを要しました。
大洞窟は16mにも及ぶ張り出しで、カンマンボロンの大オーバーハングを凌ぐ規模で、人工登攀によるルートがありました(ルート名は「微笑返し」)
十一面岩は富士見平経由の登山道からは殆ど見えません。
特に写真の大洞窟側からのショットは頂上から小面岩、大面岩、カンマンボロンと続く稜線に立たないと全容が確認できません。しかも東を向いているので午前中しか日が旨くあたらないのです。カンマンボロンに登った時も午後になってしまい、逆光でいい写真が撮れませんでした。
岩登りからご無沙汰してずいぶん経ってから、ふと十一面岩の事を思い出し、パノラマルートから泥ルンゼを登り、大面岩と小面岩のコルに登って掲載した写真を撮りました。更に十一面側に懸垂を含めた下山をしました。
次の日は、十一面岩を登って下山したルンゼから十一面の頂上に立ち、岩と藪の尾根を掻き分け瑞牆山頂まで縦走しました。
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