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飯豊山 胎内川東股 

困難な沢登り
2007年03月20日
飯豊山の胎内川東股は非常に困難でした。
下流部の浦島と呼ばれる悪場はそれ程でもなかったのですが、アブの大群との戦いでかなり消耗しました。
東股に入ると極端なゴルジュで泳ぎ登る事が不可能な滝が多く、その高巻は困難を極めます。側壁の登攀も50m以上の高さがありますが、それ以上に60度以上ある潅木帯が厄介です。潅木は雪の重さで下向きに生えていて、腕力での木登りを強いられます。人の気配を全く感じない、それどころか獣の気配すらない潅木帯をさまよいます。常に木にしがみついていないと落ちてしまいます。
1つの滝を高巻くのに5時間以上を要し、谷に下りるのにも40mを超える懸垂下降です。大まき高巻きと水泳、登攀で時間を費やし、木に体を縛り付けてのビバークを強いられました。 三日目、本源沢出会いで立ちふさがったのは谷を埋める雪渓でした。
八月上旬はこの沢には季節が早すぎたようで、雪渓は突破不能に見えます。支流の二の沢に転進しましたが、こちらも良好なビバークポイントは無く、ツエルトも張れません。
遡行図の無い二の沢を地図を頼りに遡行しましたが、脆い滝がいくつも出てきてて結構てこずりました。
稜線も獣道も無く斜度が無いというだけで地獄の潅木こぎを続け道のある滝の峰に出ましたが、胎内尾根の下山も太陽という厄介な敵に苦しめられました。熱中症でフラフラになりながら胎内ヒュッテにたどり着いた時は真っ暗になっていました。

今はダムが出来て入山できないようです。

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この記事へのコメント

2007年4月24日 20:28
胎内川は未経験ですがヤバそうな沢ですね。

豪雪地帯の谷は、あなどれないところが
多いです。

取っ掛かりのない逆層と草付き、ミヤマ
ハンノキなど豪雪でネジ曲がった藪に
つかまりながらの高巻きも、ちょっと
ルートを誤ると身の危険を感じるほど
ヤバイ状況に・・・私も経験済(笑)

ヘッドランプを付けて、側壁にビバーク地
を探さなければならないとか、真っ暗で下
がよく見えない中、懸垂したりと、今思う
にバカなことをしていたものだと呆れます
けど(笑)
コメントへの返答
2007年4月24日 20:52
二回目なら結構ルートファインディングが旨くいけると思うのですが、ダムにより再チャレンジは出来そうにありません。
夏はアブと雪渓に阻まれるということを知らず、8月上旬に入山したのが失敗でした。

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