
スタッドレスに替えてからというもの、どうも接地感に欠ける。サマータイヤ比では当然スタッドレスの方がブロックの変形は多いし、絶対的なグリップ力も低いだろうから、ダイレクトなハンドリング感は無くて当然だけど、5-60km/hくらいからの加速時に風にあおられるような感覚で少し右にとられ、アクセルオフすると今度は揺り戻す感じで左へふらつく。これが高速道だと結構怖いのだ。攻めてるわけでもない速度での緩やかな峠道でも結構ヒヤッとする。左カーブ途中で少し減速するとタックインがかかったような感じでノーズが左へ引き寄せられるのだ。
原因をつらつらと考えてみる。
キャンバーか?
先日アラインメントとったばかりなので、スペックを再確認してみる。気になるのはキャンバーとセットバック。キャンバーは左右対称が基本だけど、整備士曰く、左側通行のカントに合わせて左側のキャンバーはやや寝かせる設定が良いとか。左右デルタマックスの30′なのでこれは問題ないか。ただ、想像すると、加速する→タイヤの慣性が増す→よりネガキャンの左側車輪は右側に倒れようとする→車両が右に押される、減速時はその逆、と考えると辻褄があう。
セットバックか?
もう一つのセットバック。これは前後車軸の平行度を見るもので、-0°05′ということは後輪車軸が前輪軸に比べて上から見て反時計回りに傾いているということ。これも右に取られることとは辻褄があう。で、-0°05′って実際にはどのくらいのズレなのか、ということでCADで計測してみたらホイール外縁でホイールベース方向で前後1.53mmのズレということが分かった。左右に振り分ければ0.765mmなのでさすがにこれは誤差と考えていいだろう。だとすればやっぱりキャンバーか?
ブッシュか?
フロントロアアームの後ろ側は去年交換したばっかりで、その際に前側を確認したけど、特にユルくなっている感じもなかったのでそのまま放置している。後ろ側は走行時にかなり動きまくる部分なので、交換の際に強化型の動きの少ないタイプに替えているので今回は原因から排除してもいいだろう。まあ、そのせいで前側に負荷がかかり始めてユルくなってきてるとも考えられるけど、これはサブフレームを降ろさないと交換できないので今は放置するしかない。リアはマルチリンクで1箇所くらい替えても意味ないだろうからいずれECSの強化型に総取っ替えする予定なのでこれも放置。というか、サマータイヤではこの現象が出ないのだから、やっぱり原因はタイヤかな。。
で、タイヤか?
ということでまずは前後の入れ替えをしてみた。結果は変わらず。で前輪の左右を入れ替え。あらら、アッサリと解決!なんやねん!とじっくり考えてみる。去年R36スプリングにして半年ほどでリアタイヤ内側が超偏摩耗したのがきっかけで、先日のアラインメント調整だった訳だが、今期スタッドレスに替えてからも調整せずに2ヶ月ほど経過していたので、すでにスタッドレスもやや内側が偏摩耗していたのは事実。でも、それがいわゆるコニシティ現象につながるほどの「減り」ではなかろうと、対角入れ替えではなくて単純に前後入れ替えだけしてみたのだが、対角交換で治るってことは、わずかながらも最も偏摩耗が進んでいた左後輪を右前輪に持ってくることでバランスがとれた、と考えるしかない。恐るべしコニシティ?
まあ普通に乗ってるだけなら気にならないレベルのことかも知れないけど、高速移動が多いので直進性には特に神経質なだけだったりして。
Posted at 2019/01/19 08:58:46 | |
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