2009年11月02日
ってわけでカイジ、見てきました。
次の日が休みなんで混んでるかと思いきや、雨のせいか人は少なかったです。
まー、盛大にネタバレするんで見たくない人は飛ばして~ってな感じで。
面白い!
最近見た作品の中では一番!!
面白そうだとは思ってたけど、ここまで面白いとは思わなかった。
ワイルドスピードがつまらなかったのでガッカリでしたが、カイジが面白かったのでまあよしとしよう。
原作のいくつかの勝負を織り交ぜて、ところどころはしょったり、オリジナル要素を入れてたりといった感じですが、限られた時間の中でよくまとめたと思います。
ただ、Eカードが3回勝負なので、不正を見破ってそれを逆手に取る名シーンがなかったのは残念。
それと利根川の焼き土下座がなかったのも残念だったな~
鉄骨渡りで盛り上がりは最高潮に達しますが、前述のようにラストのEカードでの盛り上がりに若干欠けるので、そこがもっとも惜しいと思いました。
しかし何よりも挿入歌やエンディングテーマにYUIとかいうやつを使ったのが一番ダメですね。
売れてる歌手なんでしょうが歌はヘタっくそだし、何より歌詞が全然響いてこないので、カイジのテーマにはまったく合わない。
ウワベだけですね。
しかしカイジという作品が持つ本質はしっかり描かれてると思います。
作者が伝えたいと思うことがね。
世間ではラブソングや感動の物語などがヒットしているが実際はどうか?
命より重いものはないはずなのに、金で命が買えてる現実があります。
愛のラブソングを歌い、愛し合ったはずなのに、些細なことでいがみ合い、憎しみ会い、そして殺し合い。
世間で流行ってるラブソングや感動のストーリーなんてそんな現実から目を背けてるだけに過ぎない。
そんなわけでオレはこのテの物が大嫌いなのです。
そこいくとカイジでは作者の強い思いがひしひしと伝わってきます。
現実に目を背けず、しっかり描くからこそ、本当に心に響くんだな~と思います。
この作品はパッ見、救いも何も無い無慈悲な作品のように感じられるかもしれませんが、根底には救いというか読み手に感動を与えてくれる人生の応援マンガなのだと思います。
北斗の拳と同じようなものかな。
北斗っていったら残酷なシーンが多いとかってことで当時のPTAだかが「子供に見せたくない番組~」みたいに言っていたそうです。
これは北斗の本質に気づかず、うわべだけしか見ていない人間だからそうぬかすのです。
この作品が真に伝えたいことを理解すれば間違っても子供に見せたくないなどといったたわごとは言えないはずです。
むしろ子供には見せねばならない作品だと自分は思います。
ドラゴンボールのがよっぽど悪影響があると自分は思いますけどね。
死んでも簡単にドラゴンボールで蘇るんだから、ぜ~んぜん説得力がない。
まあ、単純なアクションマンガとして自分は好きですけど、作品の重みはまったくないですね。
ガキの頃、クラスメイトはドラゴンボール好きが多かったけど、子供ながらにこんなことを思ってたんですかね~
自分は幽遊白書派でしたよ。
おっと、話が脱線しまくったw
このカイジという映画はよい映画です。
原作知らなくても楽しめますから、是非とも色んな人に見て欲しいと思います。
劇中で出てくるセリフ、今の自分にも当てはまるもんだから心を打たれたし、鉄骨渡りのシーンなんか思わず涙がこぼれました。
ここまで心を揺さぶられる作品ってなかなかないですよ。
それだけにあのウワベだけのエンディングテーマが許せないwww
キャストもよかったです。
藤原竜也はいい演技してました。
利根川役の香川照之もうまかったですね。しっかり利根川というキャラクターを演じていました。
最近は邦画にも良い作品や良い俳優が増えてきましたね。
自分は洋画中心ですが、これからは邦画にもチェックを入れねば!
そんなわけでひじょ~に長くなりましたが、感想を終わりにします。
これを見てカイジを見に行ってくれる人がいればうれしいな~
絶対にソンはさせませんよ、奥さん!w
Posted at 2009/11/03 03:36:50 | |
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