発表した研究機関が理研じゃなくて
発表した研究者が女性でなければ
実は、
ここまで世論を巻き込んだ騒ぎにはならなかったんぢゃなかろうか?
…と、思います。
いや、正直なところね(^^;;
もちろん、医学界、生化学界ではそれなりに喧々諤々、非難囂々にはなるだろうけれど。
一般世論の、まぁ俗にいう素人さんがあーだこーだ騒ぐことにはならなかったんじゃないかなぁ。
【「STAP細胞」の論文不正問題】のお話。
もう食傷気味ですよねぇw
静かだったのは、理研がお休みだったであろうGWだけwww
ま、別のネタがあったから、それで枠埋めもできたことだし。
理研の姿勢も、尻尾切りして内部的な幕引きを急ぎたいだけのようにしか見えない
そりゃ、そうでしょう。
今後の予算確保に支障が出れば、それ以外の研究も滞りが出ちゃうわけですから。
ま、そんな内部事情は知ったこっちゃありませんw
確かに
【刺激惹起性多能性獲得細胞】がものになれば、これが起爆剤となって一気に解決する治療法が見つかる可能性は秘めてるけれど。
まだ、何がどれだけ有効に機能するのかは不明なわけで。
期待値は高いけれど、残念ながらものにするにはまだまだ先は長いもの。
薬品だって「いけるかも?」ってところから、形になるまで10年とか平気でかかるわけですから。
1年2年で現場の戦力になるわけではないですもの。
それ以前に、
あくまでまだ「可能性が生まれた」に過ぎないわけですよ、いくつかの困難な治療が解決する。
もちろん、このSTAP細胞の登場を心待ちにしている人がいるのもわかる。
一日も早い実用化を期待している人がいるのもわかる。
…けれど。
こんな大騒ぎで連日ニュース欄を埋めることになってるのは、ひとえにメディアの力でしょう。
よほどほかにネタがないのか、それとも・・・掲示板サイトなんかで見かけるような
ただの埋め立て連投なのか?
多大なる可能性を秘めてるとはいえ、山中教授のIPS細胞論文の発表以降の経過って、こんなに報道したっけなぁ?
…と思うと、思い当たらない。
それなりには記事はあったけど、当たり障りのない一般的な「事象報道」のレベルでしょう。
と言うか、それが本来の姿だと思うのですね。
もちろん、不正だなんだっていう騒ぎがなかったからとはいえ。
大々的にどーーーんっ!と大騒ぎしたのは、ノーベル賞がらみ以降。
本当に話題になるのはIPS細胞が現実に実用化になってからだと思うわけです。
ま
「IPS細胞の実用化にめどが立ち始めたタイミングで、IPS細胞をしのぐものを日本人が作り出すことに成功した」というトピックスを報道するだけなら。
後に
「実は問題だらけでした(。・ ω<)ゞテヘッ」
となっても、一般に対しここまであーだこーだはなってないんじゃないかと思うんですよねぇ。
事実、これまでにいくつもあった「偽造論文、ねつ造論文」の問題ってそーやって流れちゃってるわけだし。
【旧石器捏造事件】なんて、誰が何をやったのか覚えてます?
これなんか、教科書ひっくり返すレベルの騒ぎなのに、瞬殺でしたよねww
今どきのいい歳の大人が必死で覚えて頭抱えてテストうけたのに
「うっそぴょーーん♪ ヾ(*´∀`*)ノ」
ですからね。
世のお父さん、お母さん気を付けてくださいね。
昔の記憶を頼りに、したり顔で古代史を子供に話してると「嘘つきー(--;;」ってなるようなとこもありますよぉw
でも瞬殺でろくすっぽネタにもならなかったw
もしも藤村さんが、よくネタになりがちな「美しすぎる考古学研究者」とかだったら。
そしてマスコミが必死で取り上げまくってたら、そうはいかないんじゃないかと思うんですよねぇ。
まして今回の【STAP細胞】は、先にも書いたようにまだ可能性のお話。
人に応用できる可能性だけで保障はない。
通例ならば、メディアも【ネイチャーに論文が掲載されました】くらいで終わるんじゃなかろうか?
せいぜいいくつかの専門を少しかじってる雑誌なんか突っ込む程度で。
おいらも含む一般の人、さらっと聞いてもわからんでしょ、どうせ。
普段使ってる家電品の説明書読むのすら面倒だっていうような人があふれてるんだから、細胞学の話なんざすっ飛ばしでしょ。
なのに、この騒ぎww
なんかもう…
調子に乗って研究と関係ないとこで持ち上げすぎちゃったマスコミが、
過去の恥ずかしい取り上げ方を消し去りたいだけなんじゃないか?
なんて見えちゃうのですね(^^;;
もちろん、メディアの取り上げる研究内容ではなく研究者の容姿で騒いだ人も含んで。
あるなら見せてみろって、子供の喧嘩じゃないんだからw
STAP細胞も、いずれどこかの国でどこかの研究機関が形にしてくれるのではないかと思います。
今回の理研の研究を「うっそぴょーん♪」って理研自身が宣告したのは残念ですが。
今回の件が真実なのか、真実ではないのか?
製造できる段階で、権利をだれが持つのか?
そんなこと、一般民間人には関係ないのです。
研究者がどんな美人なのかとか、別に取り上げていただく必要も無く。
理研がどうだとかもどうでもいいのです。
必要なのは、事実と結果。
これまでに【不治の病】と呼ばれるものを、この100年くらいで一気に片づけてきた医療の世界。
けれど、今でも【不治の病】と呼ばれているもの、まだまだ少なくないのです。
時折、ピンポイントで拡散的な呼びかけブログが散見されますが、目の前の一個だけやっつければよいわけでもないですし。
そういう病気と戦う人にも、光明が見えるといいな…と思います。
幸いに、おいらは今のところ頭と性格がちょっと微妙ってくらいで、IPS細胞にもSTAP細胞にも頼らず済みますが、いつ他人事ではなくなるかはわからないですし。
だからこそ
くだらない「美しすぎるなんとかかんとか」とか。
いきなり手のひら返してフルボッコのような安易な記事じゃなくてね。
そのあたり、メディアってもう少し配慮が欲しいなとと思うんですよね…
最初からゴシップ満載の雑誌のみならず、すっかり全国紙の新聞もゴシップ化しちゃってませんか?
もちょっとなぁ…
変な煽りのないニュース記事ってのが欲しいもんです。
ひねくれ者の、ささやかな願いです^^
ブログ一覧 |
日々の出来事♪ | 日記
Posted at
2014/05/09 13:11:02