Arduino<->OBD2センサ読み取りユニットの動作テスト（ソフトウェアセットアップ）

前からの続きです。

ハード系の結線が終わったら、Arduinoへスケッチ（プログラム）を焼き付けて（フラッシュメモリに転送して）動作させます。

まずはArduinoIDEをダウンロードします。
https://www.arduino.cc/en/software

バージョンは2系列と1系列(Legacy)があり、どちらでも動作はするはずです。ただ2系列はやたらに起動が重いので、ここでは1系列での例を示します。

Arduino IDEをインストールします。

その後スケッチをコンパイル、と行きたいところなのですが、コンパイルのためにはCANBus用のライブラリをインストールする必要があります。

ライブラリは
https://github.com/Seeed-Studio/Seeed_Arduino_CAN/archive/refs/tags/v2.2.0.zip
にあるものをダウンロードし、
Arduino IDEのスケッチ→ライブラリのインクルード→.ZIP形式のライブラリをインストール
でインストールしておきます。

ライブラリのインストールができたら、本番のスケッチのコンパイルに入ります。

スケッチはGithubからダウンロードください
https://github.com/sugiuraii/Arduino-CarSignalSensorBox/releases
現時点では最新は2.0になります。

Gitでcloneしても良いですし、releaseページからzipファイルをダウンロードしても良いです。

ダウンロードしたスケッチ(ソースコード)のうち、mainとなるArduinoCarSignalSensorBox/ArduinoCarSignalSensorBox．inoを開きます。

次に、ボード設定をArduino Unoにします。

ArduinoボードをUSB接続して、対応するCOMポートを選択します。画像の例ではCOM7になっていますが、これは環境によって異なります（デバイスマネージャ等で確認してください）

そしてツールバーの右矢印ボタンを押すと、スケッチのコンパイルとボードへの書き込みが行われます。

ボードへの書き込みが完了しました、というメッセージが出れば書き込み修了です。オレンジ色でコンパイル時の警告が(
ライブラリ中のソースコードで）出ますが問題はないはずです。

これで書き込みは終了ですが、初期化メッセージの確認を行うためにシリアルモニタを起動します。

シリアルモニタにCAN BUS Shield unit Init OKと出ればCANバスユニットの初期化は成功しています。尚、シリアルモニタの通信速度が38400bpsになっていない場合は文字化けするので、38400bpsに設定してシリアルモニタを再起動します。