
こんばんは!
今日はSUVを2台ハシゴで試乗してみました。
1台目は先日発売したばかりのスバル フォレスター e-BOXER Advance です。
2台目は8月末にマイナーチェンジした三菱 アウトランダー PHEV です。
以下、個人的感覚で辛口コメントとなりますが、結論を先に言うと、
フォレスターは少し期待と違い、アウトランダーは想像以上でした。
具体的に・・・
いつの間にか近所の四国中央スバルが無くなり、3連休イベントという事で新居浜スバルへ朝一から到着。ケーズデンキの横にあったことを知りませんでした(^_^;)
新しく店内も綺麗です♪
予約もせず人気で試乗には時間がかかるかと思い、見た目チェック!
角ばったデザインで写真より現物はけっこう力強く良いと思います。
窓が大きく見晴らしが良くてファミリーカー的かわいいデザイン感がありますが、内装はブラウンレザーで、ドア内にも貼られ上品。少しレクサス風味になってます。
ラゲッジは当たり前に電動ですばやく開閉、リアシートも十分なスペースです。
ドア開閉時はエクスプローラーと同じくサイドステップが残らないので(サイドステップがドアと一体で開く)、ズボンやスカートが汚れにくく乗り降りし易いです。
そんなこんな3分ほど見て回ってると、すぐ鍵を渡してもらい、15分程度ご自由に~スタイルで気楽に試乗スタートです。
サイドブレーキはイマドキの電気式。
ハンドルは太めでけっこうにぎり心地ち良いです♪
気温は26度とちょっと蒸し暑く、本日初の試乗でバッテリーが充電不足なのか、エンジン停止してはすぐにかかるを繰り返し、車内はブルン!と連続で震えてしまいました。信号待ちでもかかっては止まりを繰り返すので少し気になります。
EV走行はほぼできず、以前乗ってたベンツW221ハイブリッドと同じ感触。スズキのSエネチャージのような発進アシスト、エンジン主体!という感じですね。
2000ccとパワーも低めなので上りだとけっこうエンジンがうなります。ボクサーをうたうのならもう少しカッコいい音であって欲しかったですが、軽トラぶっ飛ばしてる感じになっちゃいました。
あと、ブレーキですが、強烈に初期制動が立ち上がるのでカックンとなりそうです。
パワートレインは酷評となってしまいましたが、前評判が良く期待し過ぎていた部分もあり、通常のアイドリングストップによるワンテンポ「待った」に慣れた方なら十分アシストの恩恵を感じ、もちろん燃費にも貢献します。
走り出すと、さすがプラットフォームが新しく乗り心地は滑らか♪
センターモニターもエンジンや発電の状態を分かり易く見えるので意識的に飛ばさず燃費を意識できるので良いと思います。
アイサイトも、今日みたいに濡れた路面、半分消えかかったセンターラインもしっかり認識して、はみ出すと警告するのは驚いたものです。
過信してはいけませんが安全装備として機能を感じました。
続いて新居浜 三菱へ。
こちらは昔ながらの三菱、試乗車があるか心配しましたが、道の向かいでイベントをしており懐かしいランエボも居ました。
目立つところにアウトランダーPHEVもあり、さっそくこちらも外観チェック。
各所に丸みがあり、数値よりはコンパクトに感じます。全長も幅もほぼ同等ですが、フォレスターより40mm程低いのでコンパクトに感じるようです。
いろいろとフェイスもマイナーチェンジしていますが、後姿も含めどうしても設計の古さを感じてしまいます。
ラゲッジは電動で、こちらはけっこうゆっくりめな開閉です。
内装は着座面がファブリックのコンビシートで、真っ黒+グレーと実用性重視な雰囲気、エボ10を思い出してました。こういう車なのでジーンズの様に履きつぶすツールとしては僕は良いと思います。上品さや外観はフォレスターの方が都会的に感じます。
では試乗開始です。
当たり前にサイドブレーキは電気式。
PHEV出たばかりも戸惑った独特なシフトノブでドライブへ。これも慣れるとすばやくて楽だったりします。
こちらは充電ばっちりなのか、エアコン回しても終始EV走行。
電車のような発進音で若干のロードノイズを拾うものの、60km程度で走行してもエアコンの音しか聞こえません。
シャーシ設計の違いか段差で少しドスドス感があり、フォレスターの最新感よりは少し遅れを感じるものの、乗り比べての感覚であり目くじらを立てるほどではありません。
ブレーキも大したもののでカックンさせません。これなら助手席・後部席をすぐ睡眠シートに出来そうです。自分も眠くなるかもですが(^_^;)
感動するほどの滑らかさ、力強さ、セルシオ顔負けの静粛性、助手席や後部席に乗る人からは圧倒的にアウトランダーの圧勝でしょうね。正直三菱をなめてました。これはとんど失礼を・・・。
ただ気になる点もあります。
ハンドルは径が細く親指の付け根に若干の違和感有り。
エボ8→エボ10に乗り換えたとき、MOMOステから三菱製ステアに変わりガッカリしたのを思い出しました。視界に入りずっと触れるステアリング。車両本体1万円アップしてでもここはコストかけるべきですよ。
エボ10でもオプションのビルシュタインサス入れるよりMOMOステに交換した方が自分には劇的改善でした(^_^;)
あとフォレスター慣れするとサイドステップでズボン汚れます。けっこうサイドステップが張り出してるのでご注意を。
回転数を下げ静粛性に磨きをかける一方、排気量は400ccでかくなり2400ccなので税金は少し上がってますね。
総括
フォレスターには厳しめな評価となってしまいましたが、あくまでアウトランダーを同日試乗した比較ですので、重箱の隅をつつくようなもの、ご購入検討されてます方は「ふ~ん」程度にお願いします。
なんていってもフォレスターはエンジンモデルとそう差がない300万円程度ですから。
対しアウトランダーは400万円超え。100万円の差がある車を同じ土俵で比べていますので(^_^;)
もっと時間に余裕があれば色々とモードを試し、違う感触を味わえた可能性もあります。
もし燃費が良く維持費の安いミドルSUVを探されてましたら、三菱というブランドイメージの先入観を捨てて試乗してみることを強くお勧めします。
こればかりは今日の試乗で一番強く感じたポイントでした♪