
こんばんは!
母が使用している50ccスクーター(以下アドレス)の調子が悪いとの事で、本日整備してみました。
いつもの主治医は父ですが、台風や大雨の影響で祖母の家の補修だった為、僕がセカンドオピニオンです(笑)
距離は1万km程度ですが、なにせ10年選手のスクーター、買い替えも視野に安い価格で何かできないかチャレンジです♪
症状は、発進時の振動が大きく、なかなか発進しないので周囲の車に迷惑。
音がだんだんうるさくなっている。
まぁこの時点でウェイトローラーなのは明白ですが、まず最初にリコールが出てないか確認したところ…
はい、がっつり入ってました…。
アドレスを購入した店がつぶれてしまい、レイダーを購入した近所のレッドバロンに相談したところ、車体を購入した人しか整備はできませんが、リコールは対応するとのことで、ベルト等部品手配をお願いし、本日の朝に預けて交換してもらいました。
引き取った帰りに乗ってみると確かに、CVTが滑り、なかなか前に進みません。
思った以上に重症ですね…。
では早速分解していきます!
キックペダルを外します。12mmの六角を緩め…
ほぎょほぎょペダルをゆすると手前に抜けます。
エアクリが邪魔なので、上の2本のボルトを10mmソケットで外します。
ここからが時間短縮でインパクトを使っています(;'∀')
他のボルトはすべて8mmソケットで中央ボルト1本のみ内部貫通固定の為、長いです。
ケースカバーを手前に引き取り外します。
ベルト交換してくれてますが、洗浄はしてくれてないのですね。がっつり汚れが堆積しています~
ドライブカバーを固定しているボルト2本を8mmソケットで外します。
例によってきちゃない…後でまとめてパーツクリーナー掃除です!
話題の(?)六角ナットくん登場です!
いろんな工具や治具を使って外している方がいますが…
インパクト+17mmソケットで瞬殺です♪
ベルトは新品に交換されて綺麗です☆
ベルトを手前に引いて軸から外します。
プーリーを手前に引き出します。
プーリーが取れました。
プーリーの裏です。
ビス3本を外すと分解できます。
割としっかり締ってたので、ちゃんとサイズがあったプラスドライバーを使用しナメないようにご注意下さい。
ウェイトローラーのカバーを外すと3個の純正ウェイトローラーがこんにちは!
割れちゃって、地金が出てます…
げ、こっちまで摩耗が…今回は手配してなかったので再利用です(;´・ω・)
用意したのは17×12サイズで5.5gを6個です。
外した純正は3個で33.5gでした。
どうも純正は11.7g×3個で35.1gだそうなので、1.6gは黒いカスとなったのでしょう(;^_^A
3個で触れているより6個で触れている方が耐摩耗が良さそう、かつ、軽すぎても重すぎても低速スカスカや高回転で頭打ちが出るので無難な重量を狙い5.5g×6個で33g仕様です!
パーツクリーナーで掃除して6個入れちゃいます。
今回購入したウェイトローラーは回転方向が無いようです。耐久性アップを狙いうっすらグリスも塗っておきます!
後は逆の手順で復旧していきます。
インパクトで8kg程度で絞め、元のマーキングより少し絞めこんだ位置で停止しています。
これで終わらず、次は点火プラグの交換です。
そこまで高価な物は不要ですが、1発物なのでイリジウムを選びました☆
CR6HIX 2469 NGK イリジウムIXプラグ ネジ径 10 ネジ長 12.7 六角対辺 16 ネジ形
まずはサービスホールをマイナスドライバーで開けます。
プラグコードを抜くと奥にプラグさんがこんにちは!
16mmのプラグレンチを用意して…
サービスホールから入れ抜きます。
同じNGK製でした。
イリジウムは先端が細いです♪
逆の手順でプラグを戻しこちらも完了です。プラグコードのキャップをしっかり閉めておかないと、雨水が侵入し点火不良の発生にもなるのでご注意下さい!
次にオイル交換も行います♪
セリアで買った小さいケースが役に立ちます♪
14mmのメガネかソケットで緩めます。
とろ~っと出てきました。
700mlしか入らないのでかなり汚れています。
余ってたゾイルのフラッシングオイルも入れエンジンをかけ、もう一度抜いてみました♪
だいぶ色が薄くなりだしてきました♪
オイルを700ml入れてエンジンを数分かけ…
ゲージ70点というところにしておきました。
明らかにエンジンの音が小さく、軽やかになり、
発進のもたつきも解消しました。
もうしばらく頑張ってくれそうです!
で、ここで終われば良いのに、何かと手を入れたくなる性分で…
ヘッドライトが昭和すぎる!!
HS5という30Wハイ/ロー電球です。
ロー
ハイ…
同時点灯しないので若干位置が上がるだけで暗い!!!
一番照度が出るところで測定し499ルクスでした。
HID化ではなく、今回はLED化してみます。
ここの3本のビスをプラスドライバーで外します。
ヘッドライト下部のボルト1本も忘れずに外します。内部に落としてタイヤ脇から出てこないとバスケットやカウル分解が待っているのでマグネットドライバーが良いです☆
手前の六角ボルトは後で出てきますが、光軸調整です。
ミラー付け根のゴムチューブを上にずらし…
ナットを14mmスパナで緩めます。
逆ねじになっているのでご注意下さい。
はい、ミレーレス!(爆)
上部のクリップを意識して手前にカウルを引くとパカっと外れます。
左右のウィンカー線とHS5電球の配線のみです。
30°ほど左にひねってバルブを抜きます。
こんな感じの電球です。
今回用意したのは通販で2000円程度で売ってる6面発光タイプです。
安価品はファンレスとか選択肢がまだまだ少ないですね。
その中でも比較的評判の高い物をチョイスしました☆
横から見ると発光点が上面・下面で違います!
なお、配線は3本、ギボシのみでコネクターはありません。
エーモンさんの1199がポン付け等情報がありましたが、
どうせ電球に復旧したくなったとしても、電球側の配線をギボシ加工しておけば良いと考え容赦なく パチン!
一体型ギボシが楽なんですよね~♪
ガチっとしちゃって~
繋いじゃいます!
バイク側は 黄色:ハイ 白色:ロー 茶白色:アース
ライト側は 青色:ハイ 白色:ロー 緑色:アース
でした。
ぎょえ~眩しい( ゚Д゚)
差し込んでひねるだけ…
写真では少し黄ばんでますが、実際は真っ白で良い感じです☆
なお、壁の色もクリーム色なので黄色く見えますが実際は真っ白です。
これがロー
ハイ。
ローが付いたままハイ側が追加させるのでとても明るいです。
559ルクスと少ししか明るくなってないように見ますが、この後の光軸調整で650くらいの数字が出てました。照射範囲も広くなり見やすくなることでしょう!
光軸調整はヘッドライト下にあるこの六角ボルトを緩め長穴となっているので、ライトユニット本体を下へ下げる形です。しかに付属のワッシャーが先に当たるので、
とりあえず手持ちにあったM5のキャップに小型ワッシャーで行きます。
これでも若干光軸が高いかな?という感じでした。
ライト内部の球がなかなかメカニカル~♪
最後に、テールランプは点いているけど、ブレーキを引いても明るさが変わらないことに気付き八条アヤハディオにてバルブ購入~
アドレスはBAY15Dだと思い、店に行くとS25というダブル球が!
もちろんS25で問題ありません(笑)
別にハイパワーで無くても良かったけど安かったので(;'∀')
反射板を外さないとテールランプにアクセスできないので、まずここのビス2本をプラスドライバーで外します。
左右のボディーを固定しているクリップも外します。
こんなところにもビスがあります。
このあたりを外していると反射板左右にゆとりができてきたので~
ここをマイナスドライバーでこじります。
取れました。
反射板裏のここのビス2本をプラスドライバーで外します。
するとがばっとテールランプが抜き取れます。
新旧比較。若干ガラス部が大きいですね。
復旧して完了です。
ブレーキランプが思った以上に明るくなりました(;^_^A
母に乗ってもらったところ新車の様に振動も無くなり発進もスムーズで大感謝との事でほっとしました。
もう少し、アドレスにはがんばってもらいましょう!
とまぁ、長くなりましたが最後まで見て頂きありがとうございます!
あ、こんな17インチの新作が転がってる~♪
もう冬支度ですね。
To Be Continued…