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マーチR研究所のブログ一覧

2007年02月05日 イイね!

MA09ERT不具合レポート

MA09ERT不具合レポート例のチューンドMA09ですが、
故障の内容と考えられる原因について、
報告したいと思います。

オーナー様からエンジンの調子が悪いと言われ、
実際に試乗してみると、
まずアイドリングが非常に不安定で
2千回転位でないとエンストする程でした。
また、エンジンの吹け上がりが非常に悪く、
最大でも5千回転位までしか回りませんでした。
表現としては1発死んだ様な状態と言うのが適当だと思います。
加速時にはマフラーから黒煙も出ていました。
タペット音は以前から出ていましたが、以前よりも大きい事が気になりました。

オーナー自ら部品を交換する事があるので、触った箇所を聞き出し探る事から始めました。
CPUの配線周りやIGコイルを見ましたが、とくに異常は見当たりませんでした。

次に各スパークプラグを点検したところ、1番シリンダのみ黒くすすけていました。
少し前にプラグコードは交換してあるし、あの大きなタペット音といいこれは怪しいと思い、
思い切ってヘッドカバーを開けて見ました。

するとなんと・・・
1番吸排のロッカーアーム先端がバルブ先端からズリ落ちて、
直接リテーナーを叩いている状態でした。
ずれたロッカーアームは偏磨耗しバルブ先端も丸くなり、
リテーナーは割れてしまっていました。
また、フロント側のロッカーシャフトボルトが緩んでねじ山が潰れてしまっていました。

ロッカーアームがロッカーシャフトの軸方向へずれない様にする為、
スプリングやガイドがあるのですが、それが折れてロッカーアームが左右に
動いてしまいバルブ先端からズリ落ちてしまった様です。
これではバルブが十分に開閉せずに1発死んだ様になってしまうのは当然です。

多くのエンジンはコイル状のスプリングでロッカーアームを押さえますが、
MAエンジンは画像左側にある様な板状のスプリングやガイドで押さえます。
コスト面からなのかは判りませんが、コイルスプリングに比べ、
耐久性が高いとは思えません。

それらが折れた直接の原因として考えられる要因は・・・
オイル管理を怠っていた事による磨耗。
バルブクリアランス過大によりロッカーアームの振動が大きくなった。
上記振動もしくは何か他の原因によりロッカーシャフトボルトが緩んだ。
と言った辺りではないかと思います。

実はこのロッカーシャフトのボルトがどうも謎でして、
ボルトは確かに画像の通り緩んで山が削れてしまっていましたが、
このボルトには締付け後にボルトストッパーなる物を叩き込み回転を押さえる為、
振動等で容易に緩んでしまう様な事は考えられません。
ただ、それ以外の要因でボルトに緩みが生じる事も考え難く、
人的要因で緩んだ以外で考えられる要因は未だ見つかっておりません。

不具合が起きる直前にディーラーでタイミングベルトの交換を実施しておりますが、
この作業工程においてロッカーシャフトを外すまたは緩める必要は無い為、
そこに原因があるとは思えません。

今ひとつ釈然としない部分はありますが、
MAエンジンはバルブクリアランスの調整とボルトの締付け点検をしておいた方が、
余計な故障を起こす可能性は低くなるという事は言えると思います。
まぁMA09はヘッドカバー外すの面倒ですけどね・・・
Posted at 2007/02/05 00:40:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2007年02月03日 イイね!

MA09ERT改

MA09ERT改お陰様でお友達が少しずつ増えてきました。
コメントも頂いて楽しい毎日です・・・笑

さて、画像のエンジンですが、
もちろん僕のマーチRでもなければ
残念ながら愛車2号機でもありません。
スーパーターボ乗りのお客様がいらっしゃるんですが、
その方の愛車で御座います。

エンジン不調を調べていたところ、
バルブ周辺の破損が原因である事を突き止め、
エンジンをオーバーホールする事になり、
どうせならとチューニングも含め製作したエンジンです。
と言う訳で先月先々月は僕のも含め2機のMA09を組み上げました。

気になるエンジンの内容は・・・
フルオーバーホール一式
MA10ET補修用0.2ミリオーバーサイズピストン(930cc→993cc)
シリンダブロックボーリング及び上面修正面研
コンロッド小端部ブッシュ入れフルフローティング加工
ピストン&コンロッド、ロッカーアーム重量合わせ(誤差0.1g以内)
インテークポート及びバルブシートリング内径拡大
シリンダヘッド面研(圧縮比7.7→8.0)
バルブガイド作成(リン青銅)
1.2tメタルヘッドガスケット
クロモリ軽量フライホイール
等々です。

今回はエンジン内部の状態を整えてパワーアップに耐えられる様にする事が、
最大の目的なので、極端な加工や軽量化等は実施していません。
それでも慣らしが大体終わって徐々にパワーを掛け始めてますが、
ブースト0.75キロでも死ぬ程早いです!
今は僕の持ってる前期用の書き換えCPUで走ってるんですが、
落ち着いたらキッチリCPUセッティングをします。
ブーストは1キロ位までは掛けてみたいですね。

僕のマーチRにもこのパワーが欲しくてたまりませんが、
競技のレギュレーションと、我が家の経済的なレギュレーションがある為に、
涙を飲んで我慢します・・・笑

皆さんは如何ですか?

ちなみに元々のエンジン不調の原因については
今後のメンテナンスの参考になるかも知れませんので、
後日、詳細について書き込みます。
Posted at 2007/02/03 02:05:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2007年02月02日 イイね!

10年前に乗ってたマーチの話

とうとうお友達が出来ました!
ブログを始めて3日目ですが、暫くはコメントすら貰えずに、
一人でつらつらと書き綴る日々が続くだろうと思っていたので、
この進歩の早さには我ながら正直驚いています。

今日はガリューさんにお友達になって頂いた記念として?
約10年前に乗っていたマーチの話をしたいと思います。
残念ながら写真が一枚も残っていないので
皆さんの想像の世界で勝手にマーチを完成さて下さい。

愛車紹介にも書いてありますが、僕の記念すべき愛車第一号となった車です。
型と色はガリューさんのと全く同じ中期型の赤で3ドアです。
グレードはGコレット(女性対象グレードと聞きましたが)でした。
知り合いにタダで貰えるアテがあると聞きつけ、
どっかのオバちゃんが乗っていたと言う物を本当にタダで貰いました。
走行距離は確か5万キロ位だったと記憶しています。
色あせはありましたが、程度は悪くありませんでした。
エアコン付きのオートマでしたが重ステで手窓という装備に多少の違和感を感じましたが、
あと半年もすれば就職だし通勤車には十分だろうと軽い気持ちで乗り始めました。

しかし、そのうちだんだんと悪い虫が疼き出して来て・・・
やはり車高位は落としたいなぁと思い純正サスを2巻きカット。
シートがやっこいなぁと思い知り合いに貰ったセミバケに。
マフラーがショボイなぁと思いスピリットレーシングコブラ管に。
なんか人と違った様にしたいなぁと当時流行り始めた放送宣伝車で8ナンバーに。
そのうち隣のクラスでマニュアルのマーチを廃車する奴がいるという噂を小耳に挟み、
話した事も無いその人にそのマーチをくれと直談判し見事交渉成立。
そのマーチから全ての部品を移植しマニュアル化してしまったのでした。
ちなみにドナーのマーチは後期izで10万キロ超でした。
中後期の相違部分はドライブシャフトのハブ側スプラインの歯数だけですので、
後期のドラシャに中期のアウタージョイントを移植すれば問題ありません。

それからはもう改造が止まりませんでした。
前後のショックを一番硬くてストロークの短いマーチR純正にして更にロッドをショート加工、
バネはトヨシマ製を2巻き半カット(これでも車高は大して下がりませんでした)、
セーフティー21の5点式ロールバーを入れ、大森の追加メーター3個。
マフラーはコブラ管をフル直管にしてスーパートラップに。
挙句の果てには長穴加工で当時大流行だった鬼キャンに。
FR用でリムの深いパナだかエンケイだかのガンメタ8本スポーク13インチを前後に履かせ、
リヤのフェンダーを叩き出し、前タイヤは贅沢にもSタイヤ(BSの520S)に。
そんなこんなで、最終的にはなんちゃってKP61仕様へと変貌を遂げたのでした。
ちなみに13インチの4H-100ってPF60ジェミニ用ですよね。

そんなオバカなマーチも後に友人から譲り受けるB310サニーの陰に隠れ、
エアコン以外は快適ではない車は次第に飽きられてしまい、
悲しいかな車検を一年近く残して解体屋行きとなってしまうのでした。

こんなマーチだったんですがイメージして頂けたでしょうか?

ちなみに、その当時からマーチRはいつかは乗りたい車となり、
約7年の後にその願いが叶うのでした。

~おわり~

※長い文章にお付き合い頂き有難う御座いました。
Posted at 2007/02/02 01:49:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2007年02月01日 イイね!

マーチRに機械式デフって・・・

マーチRに機械式デフって・・・組み上がったエンジンはこんな感じ。
ナンバー付きとは言え競技車なのにエアコン付き。
それってどうなの?って思う方もいると思いますが、
炎天下でのスタート待ちにエアコン無しは耐えられません。
しばしの避暑地は安堵感と集中力を与えてくれます・・・
でも走行時はオーバーヒート対策でヒーター全開ですよ。
もちろん窓は全閉です。

それにしてもあんな小さなボディーにこんだけかさ張るエンジンが載るんですから、
整備性は悪いし、そもそもフロントヘビーになるに決まってます。
ハンドルの重さなんか尋常じゃありません。
過去に重ステ2台乗りましたが、その比じゃありません。
Sタイヤ履いたら僕は据え切り出来ません。
今度載せるミッションは機械式のデフなんで更に心配です。
ネットで見ていると皆さん結構機械式デフ入れてますけど
普通に街乗り出来るのでしょうか?

マーチRがラリーやダートラで全盛だった頃は、
競技終盤に腕力の低下からコースアウトする人もいたと聞いた事があります。
ダートならまだしもジムカーナなんていったら想像しただけで腕がプルプルしてきます。
ダートラにもパイロンセクションにスラロームが設けられている場合がありますから、
そこで素早いハンドル捌きが出来なければ致命的です。
そんな事を考えているとビスカスの方が良いのではないかと悩んでしまいます。
前オナもタイトな切り返しを考えてあえて機械式は入れなかったと言ってましたし。
でも機械式の反応の速さがたまらなく好きなんですよね・・・
あ~悩みます。
Posted at 2007/02/01 00:57:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2007年01月31日 イイね!

MyマーチR

MyマーチR数年前に念願のマーチRを購入。
しかも幸運にも希少な前期で、
本物ラリー車という即実戦可能の本気仕様。
前に乗っていたNAとは全くの別物で怖い位に速い。
意気込んでダートラの練習をするものの
1年程経った頃にして1回転半の転倒。
幸い比較的に軽傷で済んだものの全身ボコボコ。
翌週がダートラ大会だったので、
突貫でガラス交換&得意の手板金で復活か!
と喜んだのも束の間、エンジンから嫌~な異音が・・・
調べてみるとエアクリとエアフロをつなぐボルトが折れて
そのまま禁断のエンジン方面へ帰らぬ旅路に・・・涙
その結果タービンの羽が見事に無くなりました。※画像参照
その破片はスーパーチャージャーも破壊し更に奥へ。
大きな破片はインタークーラーで止まったものの、
金属粉は燃焼室まで到達しておりました。

よってエンジンオーバーホールとなった訳です。
どうせならお金の許す限りアレコレやりたいのですが、
予算が無いのと競技車両のレギュレーションがある為に断念。
ただ、スーパーターボ車は整備性が皆無と言っても過言ではないクルマなので、
せっかくだからとゴム製品やセンサー類は殆ど交換しました。
エンジン内部はシリンダーホーニングとバルブ研磨&シートカット、
ヘッドの修正面研と各部重量合わせ、クランクメタル合わせ程度です。

仕事の合間に少しずつ組んだ為に一年近い歳月が・・・長
パワーアップは無いものの、良いエンジンが組み上がったと思います。
早く載せたいのですが、その前に早くボディーを直さなきゃ。
ちなみにボディーはマーチR部品取車(コレも前期!)より部品移植&板金です。
いい加減早くマーチRに乗りたいです。
Posted at 2007/01/31 01:13:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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マーチR研究所の所長です。 マーチRマニアではありませんので、 マーチRに詳しいと言う訳ではありません。
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