カブとベスパCOSAの2台体制で大阪から福岡に転勤しました。そうこうしてるうちにカブも廃車になり、福岡では通勤距離も伸びて交通量の多い国道3号線を走るため、またちょっと大きなバイクに乗りたくなって来ました。
COSAも毎日の通勤には不安を残すバイクでしたし。
性懲りも無くネイキッドもカッコええなと思って、スズキのテンプターとか、ホンダのGBとか、カワサキのエストレイヤとかヤマハのSRとか単気筒モノも気になりました。
スズキのSW1も欲しかったですね。
でもまたがってみると、足がつかない。。。
VRXのトラウマが蘇ります。
その時横を見ると、アメリカンのスティードがありました。ハーレーにもアメリカンにも何の興味も無かったんですが、またがってみると「いい!」。足は着くし、なんかしっくりくるものがありました。
スティードはVCLと言うシンプルな仕様の物で、ゴテゴテしたアメリカン風味では無く、シンプルで見た目も悪く無いなと思いました。
VRXとは兄弟車とも言えますね。
ウインドスクリーンも小さいですが付けました。意外と効き目ありましたね。見た目も好きです。
走りは良くも悪くもホンダらしいと言うか、おっとりしつつも問題なくスピードに乗れて、安定感があって取り回しもあまり苦労は無かったです。雨の日も風の日も暑い日も寒い日も普通にエンジンが掛かり、ブレーキも過不足なく効き、欠点らしい欠点は無かったです。
シンプルな構造で故障もなく、たまに休日近くのダムに走りに行ったりしました。
当時170センチで90キロくらいあったワタシの体格にはちょうどいいバイクだったですね。
ある日ウインカー無しに急に曲がって来た軽トラに引っ掛けられて転倒しました。幸い怪我は無かったですが、マフラーは傷が入り向こうさんの保険で治してもらいました。
一年半くらい乗った様ですが、もっと長かったと思ってました。悪いところは無かったのですが、勤務先での置き場所問題があったり、あまりに良い子過ぎたのかもっと変なバイクが欲しくなって、次のバイクへとバトンタッチする事になりました。
COSAはダメバイクだったけど手放せ無かったですし。